───いいなぁ〜、文字おっきいなぁ〜
ローガーンが順調に進行するものだから、付箋ノート術では太刀打ち出来なくなってきた。文字が小さすぎて見えないのだ。僕の目はPC画面に耐えらえる時間が限られている。集中力を高めれば高めるほど活動限界は短くなる。これはもう、「奇跡を起こすしか無いですね」状態なのだ。

それゆえ、記事の構成は付箋ノート術で行い、一気にPCに叩き込む方法を採用してきた。隙間時間でiPod touchやFIRE7から思い付いた事を打ち込み、それを付箋に書き出して構想を練る方法だ。いちから付箋で始めて手持ちの機器でテキストを打ち込む場合もある。
そんな短期決戦型でブログを更新しています。
───いずれにしてもデジタル時代のアナログさんだ
ボールペンで字を書くのは良いのだけれど、見返すときに文字が小さくて見えやしない。そんな時、SPECという刑事ドラマの再配信が始まった。みんな大好きGYAO!からである。10年も昔のドラマだけれど、トッケビくらい好きなドラマ。僕のささやかな楽しみは、トッケビからSPECへと移行した。
主役の戸田恵梨香が推理する場面のお約束として、筆と墨で半紙に情報を書くシーンがある。情報を書いた半紙を破り天高く撒き散らす。スーパースロー映像で舞い散る半紙の花びらと一瞬だけ映し出される物理公式とキーワード。SPECファンならずともお馴染みだろう。
───茹で5、焼き5、ニンニク増量!あ、筆ペン買お
付箋は諦めて筆ペンで文字を書けば、大きな見やすい資料が出来る。そう踏んで、ぺんてるの筆ペン(中字)を買って帰った。僕だって、そろそろアラ還なのだから、毛筆が似合う風貌だろうし、誰かに見られても違和感もないだろう。
───いいなぁ〜、文字おっきいなぁ〜
使い慣れたマルマンのスケッチブックと、新参者のぺんてるの筆ペンの相性はバッチリだった、運命の出逢いかよ?。コートボール紙に墨がよく乗る。墨の乾きが遅いという弱点はあったが、ひと記事ならページを跨ぐ情報量も無いだろう。何よりも太くて大きな文字の見易さが嬉しかった。
高品質のナイロン毛が滑るように下手くそな文字を描いた。
───下手字も味だ
ちなみに、ぺんてる筆ペン(中字)では、1カートリッジあたり、1センチ四方の文字を1万6千文字書けるのだとか。安いは正義、想像以上にコスパも良い。
ぺんてる筆ペンで書きまくる
───選ばれて45年は伊達じゃない
- 命を奪い、その命を大地に返す(うんこ)
- 喰っていいのは、喰われる勇気のあるやつだけだ
- 女は星の数ほどいる、けれど星には手は届かない
- 覚えてないのに忘れられない
- 運命よ、そこどどけ。俺が通る
- チョロQはな、一度下がってから前に進むんだよ
- 虹は雨の後で見えるもの
毛筆練習を兼ねてユーザー辞書に登録した文脈をひたすら書いた。タブレットやPC画面と違い、目の疲れは無く新しいフレーズもいくつか浮かぶ。目の不調からポメラが頭を過ったけれど、新型が出るまで待つことにした。
今は、その時じゃない気がする。

デビュー戦は「まさに修羅の時間割!小説だけで喰ってる人は、喰わずに小説を書いていた」だった。軽くバズって調子に乗った。続けてふた記事書いた。猫砂の記事は更にバズり、久米池うどんで失速した。
世の中そんなに甘くない。

そして、この記事が4記事目となる。
1700記事目前でのシフトチェンジだった。
痛めた目と折れた心の修復には、まだ数日掛かりそうだけれど、読む事と書く事で脳がリフレッシュされた感覚に目から鱗が飛び込んだ。何よりユーザー辞書の文字が頭で再認識できた功績は大きい。
僕らは決してくじけない!。
地頭は悪いのはお墨付き、だから体全部で覚えよう。心と身体で覚えれば、執筆速度も上がるだろう。先ずは書くこと。
───長い道のりだけれど、結局はアナログが近道だった
Related Posts