Gメン75はやっぱり〝面影(おもかげ)〟

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エンタメ・テレビ

 土曜の夜ドラと言えば、みなさんは何が思い浮かぶのだろう? 金田一少年? 銀狼? フードファイト? 同情するなら金をくれ? ネットなきテレビ時代なら、このあたりになるのだろうか? 僕はと言えば、さらに時代が遡って〝Gメン75〟だけは外せない。ちょうど、小学低学年の頃、Gメンはドリフの後、天気予報、カールのCM、そしてチェルシーのCMを通過してから始まる刑事ドラマであった。

 とは言え、小学生である。ドラマの内容など記憶に薄い。親が見ていたから見ていたのだろう。オープニングとエンディングに流された映像が、今思えば神がかっていた。だってそうでしょう? ただ、滑走路(たぶん)を歩いているだけなのに、何故なにゆえ、あんなにもカッケーの?。歩いているのは、ほぼほぼおっさんなのに、今日もサヨリは元気です。

 この映像に、小学生がカッコいいと思う要素がまるでない。なのに、今でもカッケーと思ってしまうのも不思議です。

 滑走路を歩いている。それがとても素敵に見えた。だって、飛行機が飛び立つ滑走路だもの。それが出来るだなんて只者じゃない。それに僕は騙されていた。あれは滑走路ではないらしい。アスファルトに描かれた〝75〟の文字は、白く塗ったコンパネを地面に敷いていたのだとか。コスパ最強!アイディアの勝利である。

 それを、Gメンのテーマと共に流れる映像を、布団の中で見ることがこの上もなく幸せに感じた。サザエさんとは真逆の現象。土曜日の夜という特別感が半端なかった。Gメンシンドロームとでも呼ぶべき現象が、僕の脳内で起きていた。コレが分かるアナタ、そりゃもうお友達です(笑)

 Gメンのストーリーは子供向けでは決してない。不安定な世界情勢とオイルショック。割と暗い時代である。コメディ要素など一切なく、ハードボイルドに徹底した内容である。その多くの最後はバッドエンド。それでも見てしまう。そんな魅力がGメンにはあった。

 そこから、しまざき由理が歌い上げる〝面影(おもかげ)〟に乗せたエンディングである。ああ 一度だけ 恋して燃えた ああ あの時はもう帰らない…。この救われないフレーズが記憶に残る。毎日、退屈なだけであった小学時代。大人の人は大変だなぁ。Gメンが終わるたび、そんな事を思いながらテレビを消されて夢の中。宿題など、どこ吹く風の土曜日が幕を閉じる。そんな週末が、水谷豊の熱中時代刑事編(1979年)まで続いた。

 あれから半世紀。土曜日の夜を向かえると、ふと、あの曲が頭をよぎる。懐かしいような、あてどない想いが…。今年は特にその傾向が強い。

 おっさんの更年期……だろうか?(汗)

 ちなみに〝面影〟のほか、しまざき由理さんは〝紅三四郎〟〝ハクション大魔王〟〝みなしごハッチ〟の歌い手でもある。ウィキで調べて「うっそぉ!」と声が出たのは言うまでもない。

 

コメント

  1. うっそぉ! 知らなかった! 僕はハクション大魔王が好きだったなぁ(笑)

    • もうね、面影の人がくしゃみ一つで呼ばれる人だとは思っても見ませんでした(汗)

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