食えたんか?初めて育てたスイカの味は? 

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スイカ(2022)
自家菜園

───ありゃ?、勝手にスイカが割れた?。

夏の風物詩と言えば、そりゃもうスイカです。

何も知らない素人ほど怖い者はない。無双で、無敵で、無謀な行動力を若くも無いのに発揮する。思い付きでタネを購入、その日にタネをまき、発芽に歓喜し、畑に苗を植えた頃、世間のスイカは収穫へのカウントダウン、無鉄砲にも程がある。あの時の自分に会えたなら、言って置きたい事がある。

───もっとやれ!。

スイカ栽培の難易度は高い。「スイカが出来たら何でも出来る」そんな話も後出しジャンケン。スイカの実は付いた。だけれど、雨が降る度にスイカが割れる。思った以上に大きくならない。あ〜ダメだ、負の連鎖が止まらない。そんなこんなで、昨日が初めての収穫だった。一晩、冷蔵庫で冷やしてから、今日は職場でスイカのお披露目。喰っていいのは、喰われる勇気のあるやつだけだ。つまり、味の保証は一切無し、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。

───あ“?。

スイカの包丁を入れるとスイカが割れた。見えない亀裂が入っていたかのように勝手に割れた。真っ赤な実が出現したと同時に不安が過ぎる。こいつ…喰えるぞ!。もうね、後で皆が下痢しないか心配になる。変な味がしたら畑に持って帰って大地に戻そう。そう、心に誓って食べてみる。

───甘い、そして、美味い。

控えめに言ってもスイカである。これから風呂上がりに飲める味。暑さで真夜中に目覚めた時なら極上の水分補給になるだろう。

糖度はそれほど高くないのだけれど、大人向けの豊かな味わい。自画自賛、依怙贔屓、我が子ファースト、自分で作りゃ何でも美味い。心労と、苦労と、安堵、からの味覚の錯覚?。ドンマイ、ドンマイ、これなら全部僕の胃袋の中で成仏させられる。そんな気遣いは不要だった。「もう一個、食べて良い?」お代わりは嬉しい誤算。美味しいものと笑顔に出逢う。

───おととい、マルナカ(地元スーパー)でスイカ買って食べたけど、こっちの方が美味しいわ。

天下のマルナカ様よりも上ですと!?。

なんて心地よい響きでしょう。お世辞でも、この一言で己の立ち位置が理解出来た。美味けりゃ半分、持って帰るつもりだったのだけれど、そんなに褒められるとそうは行かない。結局、残りも皆さんで。大丈夫、大丈夫、心配ない。だってそうでしょう?、畑に行けばスイカはまだまだあるのだから。

───遅咲きのスイカ、本日、美しく咲きました。

来年はワンランク上のスイカを目指そう。

コメント

  1. 食べちゃいたい位、可愛いスイカちゃん。土壌や植え付け時期のハンデに、猛暑に大雨‥。全てを乗り越えて、皆から誉められ、更に求められる程になって本当に良かったですね。初心者の上に、更にハンデもある中で、どの野菜も味も良く、ちやんと育てるなんてすごいです。ネット黎明期からのITスキルに加えて農業の才能までとは‥、今の時代、一家に一人欲しいです。

    • スイカは諦めていた部分もあったのに、食べられてホントに良かったです。小さいけれど、他の子たちの収穫も楽しみになりました。初めてシリーズの残すところはトウモロコシとサツマイモ。さてさて、どうなる事やらです(汗)。

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