ゼロ年代前半、テレホーダイ全盛期。睡魔と戦い、CGI設置に悩みながら、各々の思惑を胸に、己の魂に設置したHPバトラー。かつて、そこはURL同士の合戦場だった。それと同時にサイトオーナーたちの憩いの場の役目も果たす。
日記、同人、趣味、ジャニーズ、モー娘…。それぞれの想いが詰まったホームページたち。ITバブルの終焉と共に、更新も途絶え消えてゆく運命をたどった。それは、宇宙の星々のようにも見えた。そして新たな光が輝きを見せる。HTMLからブログへ。ブログからYouTubeへと時代は大きく変化した。
HPバトラーを思い出し、懐かしみ、そしてググる。検索結果の向こう側。幾つかのHPバトラーが静かに新たな挑戦者を待っていた。そのURLの上位階層へアクセスすると、無傷のまま、当時のトップページが姿を現す。それは保存状態良好の古代遺跡に遭遇したようだった。最終更新日は2003年。今頃、オーナーは何をされているのだろうか。インターネットの片隅でブログ運営しているのだろうか。それとも有名ユーチューバー?。
懐かしさも相まって、WAYBACK MACHINE(ウェイバックマシン)へアクセスした。このサービスを使えば、消滅したサイトさえ見る事ができる。さながらインターネットのタイムマシンだ。
過去のホームページを見にゆこう!WAYBACK MACHINEなら可能です
WAYBACK MACHINE(ウェイバックマシン)は、過去のウェブサイトを閲覧できる無料サービスである。たとえサーバーからデータが削除されても閲覧可能。サーバーが消滅したとしても見られます。
ビジネスの場へと思考を切り替えれば、ドメインが売買されても初期のページも閲覧可能だ。あっはんなドメインに使われていたら本末転倒。SEO上、ドメインの過去は割と重要なのである。新たなドメインを購入する際、利用された方も多いのではないだろうか。否、ドメインのリサーチは常識なのである。これ、試験に出ますよ。
使い方は簡単明瞭。検索窓へ目的のドメインを入力するだけ。あの頃へ遡ってページ閲覧ができる。サービス開始は2001年。余程、古い時代のページを探さなければ、全てのドメインが網羅出来ると言っても過言では無い。ためしに「キジとら」の過去を見る。創成期の自サイトが表示された。キジとらの歴史はまだ日が浅い。だから感動はあまり無かった。
そこで、僕が最初に作ったホームページを表示させる。最古の情報は2002年(平成14年)5月。20年前の姿がディスプレイに表示される。「2000.06.01て―――ちょっとトイレで泣いてくる」…そんな衝動に駆られる。それと同時に、「やってる事は、今と変わんねぇ~な」。正直そう思った。当時からサイト内容は全く進歩していなかった。逆に焦りを感じたほどだ。
ホームページビルダーで制作したサイト。今と比べると確かにダサい。ダサダサだけれど、憎めない愛嬌を感じた。手作り感満載だ。ここはウェブサイトの基礎知識を学んだ場所でもある。「もうちょっと、こうして、ここは、ああして」昔の自分にレクチャーをし始める。傍目からみれば滑稽な姿なのだけれど、そうせずにはいられなかった。なぜって?。それにはチョットした理由があった。
ホームページビルダーは今でも現役で、僕のホームページも未だ現役。普通に見られる。最終更新日は2008年。アドセンスだって貼っている。僅かながらの収益も出ている。未更新の癖して未だ現役なのだ。もう10年も放置すれば、希少価値だって上がるだろう。そう信じて寝かせ続けている。樽の中で眠るワインのように。
だってそうでしょう?、「僕が30年前に作ったホームページです。ちゃっちいけれどみて下さい。当時の状況、知りたいことがあったら聞いちゃってくださいね!」これだけで人が呼べそうじゃん。2032年が凄く楽しみ。そういう事です。
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今のおすすめ記事は『ユニクロのヒートテック2021が暑い!』デス❤
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