指令、自立したペンの写真を撮影せよ!

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便箋とボールペン
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───ボールペンは立ちません。

学校で習った物理の法則に逆って、ペンを立てようとしているのだから滑稽である。仕事じゃなければ思いもしない。ガラス、アクリル、針金に糸。トリックに使える道具はこの程度だろうか?。単焦点レンズなら誤魔化せる気がする。

読者の皆さんは、僕が成功結果を遡ってこの記事を書いていると思うだろう。けれども現実とは残酷なものである。見切り発車でノープラン。大量のボールペンを目前に頭を抱えながらの思考実験。何度繰り返しても答えが出ない。難問である。

発端は一本の電話からである。

───良い感じの写真撮れない?。

「撮れない?」と言われて「出来ません」という言葉を僕は知らない。被写体はボールペンであり、昭和のおやじはペンを立たせねばと考えるように出来ている。

だってそうでしょう?、昭和のペンはブラウン管の中で立っているものであった。雑誌もそう、新聞もそう。万年筆、ボールペン、筆ペン、ペイントマーカー、トンボ鉛筆に至るまで立っていて当たり前。

───ガンダムが如く、大地に立ってこそのペンである。

CG技術の無い時代、何らかのトリックを使って撮影している筈である。それは看板からハンバーガーを出す事に比べれば簡単な筈でもある。謎解きはディナーの前に。面倒だけれど仕事は仕事として受け止める。

───令和のセロに俺はなる!。

縦の糸はあなた横の糸は私。先ずは糸が必要でダイソーへミシン糸を買いに出掛ける。白い糸と黒い糸。運命の赤い糸の出番は無い。どちらを使うかは背景次第。

───ちなみにこのペン幾らなの?。

諭吉に迫る価格であった。

高級品なら黒背景が定石である。今どきだから花柄の背景でぼかす手もある。そうなればガラス板が必要だけれど。そっちの方が良いかも知れない。やってみてから考えよう。

念のため、小道具として便せんと原稿用紙も同時に購入。まぁ、深い事など考えず、手の綺麗なお姉さんを連れてオシャレなカフェに行けば済む話ではあるのだけれど、先立つ予算がまるで無いのだ。やっぱりプランAで続行だ。

───仮の舞台は整えた。

もうすぐ金曜日の午後8時。今から見えなくなる筈の糸を張って、ボールペンを立ててみよう。そこからのイメージから構図を決めて、今日もサヨリは元気です。

───サヨリさん、今日はキミの写真撮影じゃないのよねー。

邪魔だからお退きなさい。

ペンの種類が多過ぎて、ギャラと作業効率を考えないと地獄が見える。それに加えてのライティングである。良い感じの作文も書かないと。結論から言ってしまえばですね、クリスマスには間に合いませんね。

───てか、もう遅い。

クリスマス商戦つーのは、既に9月から始まっているのです。つむじ風を追い越して、今年のサンタは過ぎ去りました。その説明も考えて置かないと、後で誤解が生じるかも知れないのな。文献資料も多くてちょっと大変。

───何だかんだと記事を書いているうちに、幾つかの撮影アイディアが浮かんで来た。

ようこそ、煌めき!。そうなんだよ。これを狙って記事を書いていたんだよ。買い足す材料は増えたけれど、この案件もイケそうな気がして来た。デモ画像の提出期限は月曜日。明日の土曜と日曜でやってみて、良い感じにペンが立てば記事に書こうと考えている。

───タネ明かしを添えて。

もうね、記録ですよ、お仕事記録。そうでもしとかないと忘れてしまう。それが年々加速する。何が言いたいのかと言うと、歳は取りたく無いものである(汗)。

【2022.12.15追記】

ほろ酔い気分の中でイメージ完成。画像クリック(タップ)でタネ明かしページへ飛べます。

ボールペンを立たせて撮影

コメント

  1. ほぉ~、高級なペンですね!。これを立たせるの?。ペン先を下にして?。いくつものアイデアが浮かぶとはすごい!。私はせいぜい1つしか浮かばないなぁ。ペンを寝かせて真上から撮るとかね。カメラアングル変えたら自立してるように見えるかな?って。あ~、早く結果を知りたい!。タネあかしの記事、楽しみです(笑)

    • 先方様の了解を得ていないので現物の画像は載せられませんが、値段を聞くと下手な事出来ませんね(汗)。持ってるペンでやってみて、それで種明かししてから本丸の掲載許可を貰う段取りです。多分、大丈夫だと思いますよ(笑)。

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