ショート・ショートの手直し開始

ポメラ
木曜日(雑談)

───木曜日は雑談の日

 ショート・ショートの手直しをします。

 つい先日、相棒からの予告があった。ショート・ショートの手直しに着手したのには、きっと、今がそのタイミングなのだろう。そう僕は勝手に思っている。僕は彼に従うのみで、今日もサヨリは元気です(笑) 料理、パソコン、イラスト、将棋……何かの技術を習得する。その最短コースは簡単である。〝指導者に黙って従う〟これに限る。本を与えられれば本を読み、言われたことを実行する。余計なことは考えない。これに限る。それでも覚えの悪い僕である。今だって、イージーミスの連発だ。ホント、相棒には頭が上がらない日々なのだ(汗)

 話は変わるけれど、先週、相棒から新しい本を受け取った。〝天狐のテンコと葵くん〟オレンジ文庫のラノベ小説である。僕には、相棒が選んだ本を読まない理由が見つからない。喜んでぇ~! と本を開き、5ページほど読み進めて我思う。この本は、読了まで何時間? 恥ずかしながら、いつ読み終えられるのかが分からない。三日だろうか? それとも一週間? 一ヶ月は要らないな……。

───そもそも……僕の読書の速度は如何ほど?

 そんな疑問が頭を過る。だから今回は、時間を計りながら読み進めた。それは、初めての試みだった。Kindleには読書時間を計る機能がある。それが僕には当てはまらない。読書で滅多にゾーンに入れない僕だから。メール、電話、思いつき……何かと僕には誘惑が多い。最近になると、いい感じの言葉を見つけては、付箋に書いて壁に貼り付ける。そのまま視線が本へ向かえばラッキーだけれど、そのまま何かを書き始めたりもしてしまう。つまり、Kindleを開く時間=読書時間の方程式が成立しない。だって、そうでしょ? Kindleを開きっぱなしで数時間なんて日常だもの。

 今回はキチンと調べよう。

 何故だか僕はそう思い〝天狐のテンコと葵くん〟を読み始めた。それが、金曜日の夜の出来事。金曜二時間、土曜二時間、日曜二時間で読み終えた。250ページほどの単行本なら六時間で読み終えた。これが早のいか、遅いのか? それは、僕には分からない。自分では早くなったと思うけれど、きっと激遅読なのは了解済みだ(汗) そんなの今更どうにもならなくて、考えるのはそこじゃない(笑)

───週末は読書。

 読書の合間に舞い込むメール。それが相棒からの提案だった。メールには〝手直しは、空いた時間にゆっくりでいいですよ〟と書いてある。けれど、気にせず修正作業を実施した。怠け者の僕である。そうしないと宿題が溜まる。それよりも更に恐ろしいのは、メールの存在を忘れてしまうこと。なので、記憶が鮮明なうちにやらないと───デス!

 一年前に書いた短編小説。それを久々に読み返す。自分でも分かっていたけど、ルール無用の悪党だった(汗) 膝の上に、ちびっこタイガー(愛猫サヨリ)を乗せたまま、正義のパンチをぶちかます。

 自分の小説を読み返すと、自分好みの話が書いてある。そりゃ、当然だ。自分で書いた物語なのだから……。表現とか、言い回しだとか。未熟な部分も見えるのだが「すごく頑張って書いてるねぇ……君は」……愛おしく思えるのが不思議だった。あの日の自分と向き合えた気分だ。それが相棒の狙いかもしれない……。

 今の僕なら、そこから話を膨らませて……。

 そんなことまで考え始めるのだから、少しは物書き思考が身についたのだろう。

───最良の指導は、何も指導しないこと。

 こんな言葉がある。指導せず、気付かせる。それが、最良の指導だという意味である。最初から現在まで、相棒の指導はこの言葉のとおりだった。誤字脱字、表記ゆれ、間違った慣用句など。ルール違反は的確に指摘される。けど、それ以外は自由奔放に書かせてもらった。ルールに縛られた条件下では、僕が萎縮して筆を折る危険性があるからだ。そして、相棒はそれを危惧した。ぶっちゃけ、一年前。小説を書くよりも、国語の勉強をしている気分だった。ことあるごとに、万年通信簿国語『2』を公言する僕である。あの頃は、ちょっぴり日本語地獄の中にいた。辛いというよりも情けなかった(汗)

───日本語は、漠然としすぎて難しい。

 短い小説を積み重ね、一年後に読み返す。すると、手直し以上に手を加えたい衝動に駆られる。でもこれは、これでいい。去年の僕の文章は、去年の僕にしか書けないのだから。当時の感情は……まぁ、それはよしとして。ブラッシュアップをしたければ、新たに同じテーマで書けばいいのだから。それで、過去の自分以上を目指せばいい。今なら、その程度の力はあるだろう。だから、それが正解だ(笑)

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