さつまいもは放置プレイで甘くなる

2か月放置したさつまいも
自家菜園

去年の今頃、僕はさつまいもに目覚めた。

目的はスイーツ感覚とは真逆のコグマダイエットである。ちょっと前に韓国で流行ったやつ。それが僕には合ったようで、朝のナニが壊れた蛇口のように止まらない。体内から排出されるナニ、そして、その後に乗る体重計のメモリ。一撃2キロ!。何これ衝撃のクオリティ。腹の中のドス黒いものが全て抜け出た気分。

───この快感は癖になる。

その半年後、自らの手で芋栽培を始めた。そんな未来があるなんて夢にも思っていなかった。人生なんて先の事など分からないものである。ちなみに今の体重は去年を上回った。それは想定内の出来事である。だってそうでしょう?、僕の趣味はダイエットで特技はリバウンドなのだから。

───来年ガンバレ!。

とは言え、芋栽培など初めての経験。「イケるっしょ?」で、知識無きまま適当に畝を立て、適当に苗を植え、適当に様子を伺う。高田純次に勝るとも劣らぬテキトーぶりが大好きです。

───そして6月、苗は完全に萎れた。

失敗か?、もうダメなのか?。

適当にハラハラしていると新芽が伸びた。それからは順調で、お盆の頃には芋の葉が畝全体を覆い尽くした。そして秋、猪の悲劇が起こる。それを越えての収穫である。嫌でも期待が膨らんで、今日もサヨリは元気です。

───旨くない。

掘りたてのさつまいもは僕の期待を裏切った。それでも良い。食べられるのならそれで上出来。身内に「不味い」と言われた時には流石に凹んだ。もうちょっと言い方ってもの、無い?。

あの日から二ヶ月の時が流れた。

───クリスマスリベンジである。

温存していたさつまいも。新聞紙に包んだ芋を取り出し蒸してみる。蒸し器を見つめる熱い眼差し。即席トナカイと共に、直火かっ?、ってくらい眼差した。さつまいもは放置プレイで甘くなる。その定説に賭けてのリベンジである。

───なんか・・・色が悪い。

ところどころ皮の色がドス黒い。不安半分、期待半分。芋の真ん中から割ってみると何気に良さげ。たぶん、この子は鳴門金時。金色の断面からホクホクメモリが急上昇。

熱々の黄色い根っこを口に含むとそこは青空。甘さが増してスーパーに並ぶレベルにまで整っている。鳴門金時独特の大きな栗を食べてる感覚。イメージどおりの味のイルミネーションにほくそ笑む。メリークリスマス。

───これだよ、これ。

甘くなかったさつまいもは、新聞紙に包んで二ヶ月間の放置プレイで素敵に甘くなりました。

クンクンとモノ欲しげな顔で鼻先を近づける即席トナカイ。「キミはこっちのな」芋の代わりに差し出すちゅーる。クンクンがロボ超人みたいな呼吸音に変わり、僕の手に爪をめり込ませて「ごわぁん、ごわぁん」と大騒ぎ。その必死さたるや可愛いの暴力。

───やっぱ、猫だな。

コメント

  1. お芋さん、甘く美味しくなって良かったですね。クリスマスリベンジ、サヨリさんもクンクン応戦したかったかな?(笑)。クリスマスの夜、サヨリさんがトナカイの被りものを自ら望んで、被ったままの様子を見ると、猫は猫なりのサービス精神というのか、飼い主を喜ばせようと思っているのか‥。猫って、本当に愛しいなぁ‥と切なくもしみじみと思います。さぁ、来年のさつまいも!。今年はピカピカの畑の一年生でしたが、来年は二年生。次はご家族に全てのさつまいもを「美味しい」と言わせられますように(笑)。

    • 放置すると甘くなる。俄かに信じて無かったのですが、身を持って体験したので、ある意味自信がつきました。サヨリさんは場の空気を読むところがあって、偶におっさん入ってる?、そんな気がする事もあります。酒でも飲まないとやってられない夜なんて、僕が酒を飲めないのを知ってか知らずか、ぺったりとくっ付いて離れないような子に相当救われています(笑)。

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