───書きやす!
自慢じゃ無いけれど、僕の文字は、癖があり、読み難く、ミミズが這ったようである。つまり、下手くそ。それだけにボールペンの性能に大きく左右される。書き易ければ、書き易いほど、人が読める文字へと近づく。
職場のデスクの中、誰もが「書き易い」と絶賛されるボールペンがある。自分所有でも無いのに引っ張りだこな魔法のボールペン。その人気ぶりは衰えを知らない。半ば職員共有の文具化しているのだけれど、なぜか何年経ってもインクが無くならないのも不思議だ。彼是、3年以上に渡り使われ続けている。
───異常な程に書き易いボールペン
僕も頻繁の拝借している。そのボールペンを撮影したものが冒頭の一枚。消された部分にあるのは、所有者の名前である。もうね、レア。鈴木さんや佐藤さんだったら容赦なく出せるのだけれど、そうそう多くない名字なので伏せる事にした。
───個人情報の保護というやつだ
ちなみに、香川県で最も多い姓は大西さんである。
書き心地抜群のボールペンだけに誰もが同じ質問をする。「どこで買った?」と。答えはいつも決まっていて、「100均でこうた(買った)」その一点張り。いつかは思い出すだろうとタイミングを見計らって定期的に購入元を訊くのだけれど、答えはいつも同じで何処かの100均。
───そう言われると欲しくなるのが人間という生き物なのです
書き味鋭い謎のボールペン
このボールペンの最大の特徴は細くて長いペン先。
───う~ん、、、何か変
始めて使う前に違和感を感じたのを覚えている。そして、書き終えた時の気持ちよさは、より鮮明の脳裏に刻み込まれた。ダイソー、セリア、ワッツ…職員の誰しもが100均に入る度に似たボールペンを探した。
───絶対記憶違いちゃう?文房具屋で買ったやつとちゃう?
一時期、そんな噂話もしたものだ。何年も探し求められているボールペン。いつになったら出会えるのだろう。「あのボールペン、書き易かったよね」そんな想い出に変わらない事を切に願う。魔法のボールペンで今日も書く。領収書にペンを走らせる。ボケは良いから早く思い出してくれないと僕が困る。だってそうでしょう?、
───インク切れの日は近いのだから
100均マニアの誰か教えてくれれば幸いです。
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