最高だ!中古ポメラDM100からのお試しレビュー

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中古品 ポメラDM100
PC・タブレット・スマホ

───ポメラが届いた。

ネットも出来ない、動画も見れない、出来るのは文字を打つだけ。ピッチの短い小さなキーボードと小さな液晶。白背景で、文字は黒。狭いと思った画面にも次第に慣れてくる。狭い画面に没頭すら出来た。長編小説ならいざ知らず、ブログ記事なら、これくらいが丁度良いのかも知れない。

───よし、イケる!。

若い頃の僕なら、きっと、こう言うのだろう───知ってる、それ中古でしょ?。こんなのに大枚を投じるなんて正気じゃない、バカなの?。少し足せば新品のiPadが買えるじゃん。とても正気の沙汰とは思えない。

───お若いの、いずれ分かるよ。

ブログは文字で体験を伝える装置。突き詰めれば、ブロガーに動画も、画像も、色彩も不要なのである。───文字が書ければそれでヨシ!、文字が読めればそれでヨシ!。ノイズの無いクリアな世界から、僕はこの記事を書き始めた。何かしらの空気を感じてか、愛猫サヨリが僕の膝の上にドッカと居座った。彼もお手伝いしてくれる気らしい。その気遣いが重いのだけれど。

───おやおや、目が痛くない。

この画面なら何時間でも見ていられる、書き続けていられる、集中力が持続する。それは、近視、乱視、老眼の辛さからの解放でもあった。眼のコリコリも、ゴリゴリも、ショボショボ、瞼のピクピクも感じない。

紙の書籍を読むように、Kindleで小説を読むように、ジッと画面を凝視したのは何年ぶりだろう。目に疲れを感じない、そんな当たり前の快適さが骨身に染みる。やっぱりポメラは最高だった。

───おバカな漢字変換を除いてな。

電源を入れると即スタート。画面を閉じれば電源オフ。手間暇かけた呪いのサービス、インターネットの呪縛から解放された脳は集中力を上げ、自分勝手に好きな文字を打ち込む。DM100は僕の指に答えるかのように、サクサク動いて入力反応も悪くない。ネットが無い分、マウスが無い分、色が無い分、余計な操作も不要で快適そのものだった。その勢いのままに一発目の記事を書き始めた。この世界で書いた記事は、どんな風に仕上がるのだろう。

───まずは、アレからはじめよう。

ポメラDM100の長所と短所

ポメラDM100

記事を書きながら、適度な文字サイズと行間隔を見つけだす。僕の場合、32×32ドットの文字サイズで行間は1行だった。フォントの変更は出来ないけれど、そこはあまり気にならないのも不思議だった。

キーボードの最上部の列にある、F7キーを押すと現在の文字数を確認出来る。ボタンひとつで文字数確認。それは地味に有り難い機能だ。800文字を打ち終える頃、誤入力が目立ったキー操作にも慣れ始めた。

───次は辞書登録。

キーボードの左端下からふたつ目のMenuボタンを押す。瞬時に開かれるメニューから辞書登録を選択して辞書に単語を登録する。真っ先に登録したのは「───」だった。僕にとって───これは大事な記号なのだから。

名言、格言、花言葉…。パソコン、iPad、Kindle、その全てに400以上の文脈を登録している僕だけれど、毎日、ブログ記事を書いている間に、それらの文脈を覚えてしまったようで、今は登録の必要性を感じない。ポメラの辞書には、いずれ新たな息吹を吹き込もう。辞書登録に頼り過ぎるのもヨロシク無い。

───効率的であるけれど、ボケが進むだけだから。

とは言うものの、DM100の漢字変換への不満は残る。先代ポメラDM10よりもマシな程度ではつまらない。今は投稿リミットが差し迫っている。それについては、追々、考えようと思う。

最後にAmazonで購入した中古ポメラDM100の感想をば。郵便局のレターパックで送られて来たのには正直なところ驚いた。電子機器をレターパックて…。

───壊れてるんじゃね?、怒るよ、ホント。

そんな気分で封を開けると、中からプチプチに包まれたポメラが出てきた。プチプチの正式名称の気泡緩衝材。そう呼べば衝撃に強そうだけれど、実際、これ落としたら壊れるよな?。

そんなレベルだった。

恐る恐る本体を取り出すと、今の君はピカピカに光って。新品と変わらぬ光沢と輝き。天板の黄色い注意突起シールから使用頻度の低さが伺える。呆れかえるほどステキだった。筐体を見る限り、前ユーザーの痕跡など微塵も感じられなかった。ビンゴっ!!。

───つまり、大当たりである。

DM200で懸念されるバッテリー劣化の心配もない。旧型のDM100は単3電池で動くのだ。そこに惚れて新品DM200は敬遠した。文字変換を捨ててでもDM100を選んだ理由はそこにある。裏を返せば、DM200が電池駆動なら迷わず最新型DM200を選択しただろう。

Amazonで購入した中古品。レビューを見る限り壊れやすいと噂のポメラ。もしかしたら、この子は長年使える子かもしれない。そのうちDM300も登場するだろう。それまでの練習機としての活躍に期待したい。

あとは、iPad touchでQRコードを読み込んで、iPadからこのテキストに画像を添えて更新終了。はじめてにしてはスムーズに執筆出来たと思う。

───中古ポメラ、期待を込めて☆5つ。

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