猫とこたつとゲロ

草木も眠る丑三つ時。

寝違えて可動範囲を失った首を揉みつつ睡眠の準備中、トン♪トン♪と家の二階の階段から足音が聞こえてきた。この足音はわが家の猫さま(以下、サヨリちゃん)。息子の部屋で寝ていたサヨリちゃん。私のご帰還に気づいて暴れ始めたから眠れないと、息子と共に私の部屋にやって来た。なんてういやつじゃ(笑)。いつものように私の膝の上に座り込み、ゴロゴロと喉を鳴らしている。それは私にとっても至福の時間だった。いつもの夜なら・・・。

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お父さん、喉が乾きました!

膝の上で喉を鳴らせている間、私はiPod touchを使ってネットを閲覧していた。しばらくすると喉が乾いたのだろう。サヨリちゃんは、いそいそと水を飲みに私の膝から離れていった。水を飲みながら食べ残していたであろうカリカリを食べてゴクゴクと水を飲んだ。そして、カリカリを食べてを繰り返していた。一瞬、嫌な予感も感じたがサヨリちゃんもご機嫌そうだった。なので、そんな不安もすぐに忘れてしまった。

こたつパニック!

サヨリちゃんはコタツの中に入る前、必ず私の横に座り込みジッと私を見つめる癖がある。いわゆるこたつに入れて下さいという催促だ。そっと、こたつ布団をめくり上げると、さっとコタツの中に入るのもいつもの事だった。コタツに潜り込んだサヨリちゃん。今頃はヘソ天姿で寝ているのだろうか?。時折、足でサヨリちゃんの毛皮の感触を感じながらも眠るための準備を再開していると、さっきの嫌な予感が的中した。

「グォッ、グォッ、オグ~~~。」

やばい、ゲロやん。サヨリちゃんのゲロの予兆が始まった。100%では無いがこうなるとゲロられる可能性は極めて高い。いつもなら、すかさずティッシュの箱から光速でティッシュペーパーを引き出してゲロに備えるのだが、コタツの中という特殊な環境では到底間に合わない。私は諦めて来るべき時を待った。そして、その時がやって来た。

「ゲボッ!。」

という音と共に、

「ビチャッ!。」

っという音がした。それも3回も。あれだけ飲んで喰ってやがったのだ。コタツの中がパニック状態である事は火を見るより明らかだ。大惨事は免れない・・・。諦めを通り越して清々しさすら感じ始めた頃。私の太ももに生暖かい感触が走った。

「マジかよ・・・。」

こともあろうに、サヨリちゃんのゲロの80%は私のジーンズの上に撒き散らされていたのだ。こたつ布団をめくった瞬間のゲロの香り。もう、やだ。大量のティッシュでジーパンの上に撒き散らされたゲロを拭いてこたつの敷布団を拭く。

「はぁ・・・。」

無音の部屋の中で、私のため息の音がやけに大きく聞こえた。そっと、コタツから抜け出してジーパンを脱いで洗濯機へ放り込んだ。何処にもぶつけられない思いもあったのだろうか?。ついでにパンツも履き替えた。

一方、猫さまと言えば・・・。

ジーパンからスウェットに着替えてサヨリちゃんの待つこたつへ戻った。私は、ゲロの写真を撮影するほど悪趣味では無い。だがしかし、サヨリちゃんがどんな顔をしているかだけは記録として残しておきたかった。その顔がコレです。

もうね、こんな顔されたら怒れないじゃない(^_^;)。

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