うちの猫の日常

猫の話

愛猫の新たなプレイ?

サヨリは、無言で意思を伝える猫である。もの悲しい目で僕を見る。お皿の前に座れば腹が減った。冷蔵庫の前に座ればミルクが飲みたい。ドアの前に座れば外の景色を眺めたい。食事に口を付けなければ───皿を洗え……。こんな具合でいつまでも、静かに僕が気づくのを待つ猫だ。  いつの頃からだろうか? 夏に入ってからかもしれない。無口なサヨリが、また鳴くようになった。気になって、触ればニャー。触れなくてもニャー。いわゆる猫なで声ではなくて、低い声で謎の何かを主張するのだ。長年、事務所を守ってくれた猫である。彼の要望に応えたい意思はある。だから、小さな子どもと話すように、ご飯? お水? 抱っこ?……と問うのだけれ...
猫の話

サヨリの近況報告をば

2024年の8月は、猛暑で始まり台風で終わる。  最大級とか暴風雨だとか、心の準備に余念はないのだが、空は台風の気配を感じさせない。天を仰ぐと青空までもが顔を出す。これが、嵐の前の静けさか……。30日午前6時。不安の朝が幕を開けた。  お昼の高松は雨模様。重力に従って風の影響を受けることなく、雨粒は真上から真下へと落下している。それは風の弱さを示唆しているのだが、その静けさが、余計に不安を助長させる。心配事の九割は、現実には起こらない。そんな最新研究報告もあるけれど、今宵の夜勤は地獄だな……未来の危険を察して、お昼を使って記事を書く。台風の影響で何かあれば、ブログどころの話じゃない。自動投稿で...
猫の話

それだとて、今日もサヨリは元気です(笑)

「猫ちゃん、いくつ?」 「忘れた」  意図的に、僕は愛猫サヨリの年齢を考えない。永遠の十歳くらいで留めておきたい。そうでもしなけりゃ、やってられない。それなりの老猫だけれど、まだまだイケるっしょ? そんなぶらり散歩気分で、毎日を過ごしたい。こいつの頭を撫でていたい。  猫ブームが始まってすぐ、猫を飼い始めた人々も、たぶん、同じ気持ちで生きている。僕は、そう思いたい。  ところが……だ。  思わぬ方向から、サヨリの年齢を考えさせられた───オカンである。  話は変わるが、オカンの飼い犬は僕のことが大好きだ。ちなみにメス犬である。その愛情表現があからさまで、飼い主のオカンが苦笑いするほどなのである...
猫の話

ザブンとプール、二度目の夏

地球上に猫が誕生したのは13万年前。中東の砂漠を生息地としたリビアヤマネコだと考えられている。猫が水を苦手なのは、その影響があるからだ。そして、DNAに刻み込まれた生態は今も残る。猫はコタツで丸くなる(ならないけど)のは、猫が寒さに弱いからである。裏を返せば夏が好き。脈々と受け継がれた習性は、しっかりと愛猫サヨリにも残っていた。冬はコタツで越冬だ(汗) 夏は割と快適そうだった。とはいえ、2020年以降になると話は変わる。今でも可愛い顔だが老いには勝てない。夏の暑さが辛そうだった。気温が上がると体調が狂う。 ───サヨリさんは夏に弱くて……  過去の記事を読み返すと、そんなことを何度も書いた。こ...
猫の話

食事姿を見てやらないと、猫はご飯を食べない日がある

始まった……。  どういうワケだか、最近のサヨリの食が細くなった。人間だって食欲なき日があるのだから、猫だってそんな日もある。でも、僕は知っている───これが、サヨリのプレイ(性癖)なのだと。ご飯は食べたい、だから見ていて……見てくれないと食べません! おまいさんは、拗れた彼女か? 時たまやらかす、これがサヨリの悪い癖。まぁ、元気だからいいけれど(笑) 「どうした?」 「ごわぁ~ん(ご飯)」 「食うんか?」 「うーぅぅぅ……(当然だ)」  サヨリは食べる気満々。食べ始めたのを確認して、僕がポメラに向かうと、サヨリはご飯にそっぽ向く。またなのか? またアレが始まったのか? 僕の手から食べさせると...
猫の話

猫からのプレゼント

猫とは不思議な生き物です。不思議な縁を引き寄せる。最近それを強く思う。絶対に出会うはずのない人を、ぬるっと、さらっと、うちのサヨリが引き寄せた……。8年前、猫ブログを書き始めた。5年が経って、サヨリの出番は少なくなる。年老いた猫を記事ネタにするのは忍びない。寿命だもんな……そんな、別れの予感も感じていた。だから静かにフェイドアウト。体調が悪くなり、やせ細り、食事すらままらなない。そんなサヨリを書くのも辛い。それでも、今日もサヨリは元気です。今だって、サヨリは僕の膝の上。ご飯もチキンと食べています(笑)  あれだ……猫ブログを始めると、サヨリは何かしらの事象を引き寄せた。アクセスだったり、物だっ...
猫の話

猫は賢い生き物です

桃畑で摘果してると猫の話題で盛り上がった。かつて、猫を九匹も飼っていた勇者がいたからだ(現在三匹と同居中)。愛猫しか知らない僕にとって、興味深い話が飛び出す。その中で、オス猫は甘えん坊という話題に突入した───うちのサヨリは甘えん坊だけれど、果たしてオス猫は甘えん坊なのか? 「オスもメスも同じでしょ?」  甘えん坊なオス猫もいればメス猫もいる。僕はそう信じている。人間だってそうなのだから。 「オスは甘えん坊だよね」  そ、そうなん?……勇者にそう言い切られてしまう。 「メス猫は難しのよ。気分がコロコロ変わるから。甘えに来て撫でであげると、急に引っかいたりするからねぇ」  猫も人も、女心と……な...
猫の話

うちのニャンコを実況してみた

今日は猫の話題を書く日だけれど、猫の研究者でもない僕である。つまり、書くのはサヨリだけ。そうなると、どうなるかって? 老猫は基本、寝て起きて、飯食ってウンコして寝るだけだ。まぁ、普通に書くことがなくなるのだ(汗) それでも元々猫ブログ。猫の話題は欠かせない。けれでもそれが、徐々に僕の首を絞める。つーことで、たぶんこのブログ初であろう〝実況形式〟で書いてみよう。ブログだって、小説だって、何事も練習ですよ(汗) ───五月の陽気に晴れ渡らない日本列島。こちら香川は雨であります。  本日は5月1日。寒かったお正月。温かみを帯びた梅の花。それが、つい昨日のことのように思い出されるのは、私だけなのでしょ...
猫の話

コタツ恋しき冬も終わり

コタツ恋しき冬も終わり……か?  事務所の室温が20度を維持し続けている。日が沈み外の気温が下がろうとも、鉄筋コンクリート造の建物は夜の室温が高くなる。そんな性質があるのだろう。夏になると嫌でも体感できるのだけれど、室温32度を超えた記憶がまるでない。そんな意味からも、この部屋は割と快適だと思っている。  狭いコタツで冬を過ごした愛猫サヨリも、室温の高さに乗じて室内でウロウロしている。つーか、気に入った場所を見つけては転がっている。床、デスク、コタツの天板、リクライニング。ノマドワーカーのように移動を繰り返しながら、気がつけば僕の膝の上───お前、絶対に太ったろ?……僕の太ももが、凄く重いと言...
猫の話

うちの老猫、カリカリ復活!

「ごわぁ~ん!」 「また食うの?」 「ごわーん!」 「腹……壊すぞ?」 「ごわーーーん!!!」 「吐くなよ」 「わん!」 「おめぇーは、犬か?」  解ってんだか、解ってないのか? 何故だか猫との会話が成立している。愛猫サヨリが大飯ぐらいになってから、そろそろ一年が過ぎようとしている。あんなに食が細くて、何軒も食べられるものを探してスーパーを梯子したのに。パウチを沢山食べるようになった。とはいえどもだ……これから気温が上がるとちと困る。だって、そうでしょ? パウチって、あれだ……お皿に出したら腐るから。もしも残して、仕事の間にそれを食べたら……腹を壊すに決まってる。それはとても心配だ。今のうちに...
猫の話

うちのニャンコの「ご飯のおかわり!」モノ申す

猫はご飯を残しがち、うちのサヨリもそうだった。どういうワケだか、少し残して目もくれない。酷いときには、半分以上もカリカリを残して目もくれない。なのに、新しいのを与えると、胃袋をリセットでもしたように食べている。この頃から、僕にとっての猫の存在は謎だった。いつも隣の不思議ちゃんが、置物のように座っていた。かれこれ、十年以上も昔話だ。  その不思議ちゃんは健在で、食欲は当時よりも多いように感じている。まぁ、僕の顔を見れば「ごわぁ~ん」である……他に言うことないのかね?それでも、老猫には問題がある。胃袋は若いつもりなのだろうが、度を越せば吐き戻す。誰がゲロの掃除をするのかね? だから、小分けにして与...
猫の話

猫はうんちで抗議する!

うちの猫が変なのか? はたまた、それが猫の習性なのか?  うちのニャンコは、うんちで抗議します。  事務所に戻ると、ニャーニャーの声に心臓が揺れる。それはいつもの日常で、今日もサヨリは元気です(笑) その鳴き声は、年を追うほど大きくなった。赤ちゃん返りでもしているのだろうか? そりゃ、そんなことをされたなら、たとえ老猫だろうが愛おしい。 「寂しかった? 抱っこしちゃうぞ~! この、このぉ~!!!」  って、傍から見れば気持ち悪い行動だってやってしまう。声だって、2オクターブくらい高くもなるさ。 「てか、抱っこよりも飯だろ?」  いつもそう、いつだってそう。僕に抱っこされたサヨリは、そんな顔をし...
猫の話

老猫飼いに言わない方がよい一言

───痩せたねぇ……  猫でも、犬でも、年老えば痩せてくる。人間の年齢に当てはめて、七十代、八十代の老体で、ぽっちゃりさんは割と少ない。飼い主が食事に気を遣うのと、猫も食が細くなるからだ。我が家の老猫サヨリも例外ではない。食は太いが体は細い。ガリガリではないのだが、ほっそりとしたスリムな体系を維持している。たぶん、現状がベストサイズ。  だって、そうでしょ? この子、僕の知る限りでは、太った経験が一度もないのだ。だから、わざわざ太らせる必要性すら感じない。食べる量は多いのだから、瘦せの大食い体質なのだろう。いわゆる、ギャル曽根体質だ(汗)  そのすべてを理解した上で「痩せたねぇ……」の言葉は凶...
猫の話

キッスは目にして

うちのにゃんこはキス魔である。  腹が減るとキス魔に変身。隙あらば、僕の唇を奪おうとする。キスと言ってもディープな方で、今日もサヨリは元気です(笑) 猫の糸状乳頭が唇に当たると痛いのだ。糸状乳頭しじょうにゅうとう……エロい響きだ。その正体は猫の舌に標準装備されているザラザラである。猫の舌で指を舐められても痛いのに、そんなのが口の中に入ると激痛だ。昔はチューなどしなかったのに、むしろそんなの嫌がっていたのに、突如、去年の夏ごろからやり始めた。それは、老猫の気まぐれ? 新たに見つけた愛情表現? それとも、NNN(ニャンニャンネットワーク)からの指令だろうか? そうなれば、サヨリは謎の組織のエージェ...
猫の話

明日は猫の日

そして、明日は猫の日である。  猫の日のSNSは、すごいよぉ~。〝ネットを猫の写真で埋め尽くせ!〟の勢い半端ない。自慢の愛猫投稿はあたり前田のクラッカー。猫を飼ってない人だって、猫嫌いな人だって、どこからか猫の写真を引っ張ってSNSにアップしている。言わば2月22日は、日本列島が猫の祭典で湧いていて、今日もサヨリは超元気(笑) ※トップ画像は2017年5月の記事から選びました。  〝猫ブーム〟が始まったのは2007年頃からだったっけ? どんなブームも一瞬で、スポットライトが当たる期間はあっという間に過ぎてしまう。そういえば、ピコ太郎さん元気かなぁ? ブログの肥やしに頑張って覚えたマジすか学園の...
猫の話

愛猫と毎日口喧嘩!

バレンタインだけれど、猫で書く(笑) 「ごわぁ~ん!」  いつもそう、いつだってそう……事務所にもどるとコレである。うれしいけれど、愛猫の食欲が凄まじい。食欲は健康のバロメータというけれど、一度には与えない。調子こいて食べさせると、吐き戻してしまうからだ。なのにその後、素知らぬ顔で食べるのだ。酒飲みが吐きながら飲む感じ。そんな不経済なことなどやってられない───片付けするのは誰?って話だ。だから、オペレーション梟ストリクス。サヨリのご飯は小分けである───全ては世界平和のために。 「ちょっと待って」  上着くらい脱がせておくれよ。ほら、荷物だってあるんだし。 「ごわぁ~ん!!」  そんなのサヨ...
猫の話

お猫のお耳のマッサージ

───うぉーい、肩こったなぁ~ガチガチじゃ!!!  肩はこれども金はない。マッサージなんて、何年も行った記憶がまるでない。その僕が、飼い猫にマッサージしているのも不思議です。  おい、幸せそうだな(笑)  猫には肩の概念がない。猫の鎖骨が小さく退化している。だから、肩の柔軟性が異常に高い。猫はね、あの小さな頭が通る空間があれば、全身が通りぬけられるんだよ。とはいえ、昨今の飼い猫は、ふくよかだ。だから、その限りではないのだけれど……。腹が引っかかる猫もいる。  つまり、僕がマッサージしてるのは、肩ではなくて首である。猫も首が凝るらしい。首をモミモミするだけで、目がとろーんとなって、ユートピア気分...
猫の話

野良猫の寿命は2、3年

───野良猫の寿命は2、3年だと言われている。  病気、寄生虫、怪我、交通事故……田舎であっても、都会であっても、猫が生き抜く過酷さは変わらない。冬は塀の上で、屋根瓦の上で、駐車場の車の上で、日向ぼっこな猫でさえ、呑気に見えても明日の命はわからない。いつだって、生と死は隣り合わせなのだから。  その人生。  いや、にゃん生を生きるはずだった猫いる。そいつが僕の足をガッチリとロックしていやがる。のうのうと。  偶々、息子についてきて。偶々、うちの猫になって。どういうわけだか僕の管理下に入って。今はコタツの中で……爪を立てるな! ひっかくな! 僕の足が痛いじゃないか! ってことになっている。  そ...
猫の話

うちのにゃんこはエイリアン?

愛猫サヨリが新たな技を獲得した。  僕はフェイスハガーと呼んでいる。フェイスハガーとは何なのか? その前に、これまでの足取りを語るとしよう。サヨリがとった戦略の足跡を……と、仰々しく書いてみたけれど、どこにでもある猫の話である。  猫であるなら、生き物ならば。切っても切れない習性がある。それは、猫の三大欲求。言い換えれば、寝る、食う、出す。もちろん、出すはウンチのことだ。猫は人に要求する生き物である。その中でも〝食〟に対してどん欲だ。あの手この手で意思を伝える。要求と呼ぶべきか?  若きサヨリは無口であった。だから、猫スリスリで空腹を伝えた。若い僕も対応が早い。テキパキとカリカリを用意して差し...
うちの猫の話

ダイソーの猫の首輪がご褒美デス(笑)

愛猫サヨリの首輪が可愛そげ。買おう、買おうと思いながらも忘れてしまう。そして、サヨリの顔を見て思い出して、今日もサヨリは元気です。