「お父さん、お父さん。」
「どうしたの?、サヨリちゃん。」
「少し、しゃがんで下さい。もしくは、ボクを抱っこして下さい。」
「お父さんさ、これからお仕事なので手間を掛けさせないでくれないかな?。サヨリちゃんのご飯とお水を用意したら出掛けますよー。」
「まぁ、そう言わずに、膝を曲げ下さい。」
「どうしたの?。」
「あらよっと。ゴロゴロ…。」
「おいおい、何が始まったの?。痛い、痛いって、首が痛いって。」
「ゴロゴロ…。」
「首の上に乗って何やってるの?。お父さん、メッチャ暑いんだけれど。それと、まだ、お水の準備が出来ていないんですけど。」
「ゴロゴロ…。」
「こうなると、駄目だな…。」
首にサヨリちゃんを巻きつけて約五分後…。
「しゃがんで下さい。降ります。すぐにしゃがんで下さい。」
「もうゴロゴロしないの?。お父さんを開放してくれるの?。じゃぁ、しゃがみますよ。」
「もう満足しました。お仕事にいってらっしゃ~い。」
「何だったんだろ?。帰って来たら首に巻きついてゴロゴロしてるけれど、朝にこんな事をする子じゃないのに…。何なの警告だったらヤバイな…。今日は、慎重に1日を過ごそう。」
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