「入んないね、猫鍋。せっかくサヨリちゃんが喜ぶと思って買ったのに、お父さんは残念です。あまりの無念さに、家に持って帰って良い感じの場所に置いてはみましたけれど、キミが猫鍋に入ったという目撃例は、未だ報告されずじまいです。」
「せっかくAmazonの段ボールの上に置いているのにねぇ~。」
「いやいや、他人事では無いから。この一件はキミの事だから。中に入って座るくらいの優しさは欲しいから。」
「このアイテムは、ボクのライフスタイルには合わなかったようです。ボクには金属は向かないのかも知れませんね。」
「そうなの…まぁ、良いですけれど、サヨリちゃん。風の噂でお昼の時間帯、キャリーバックの中で寝ているって小耳に挟んだのですけれど、それって本当なの?。」
キャリーバックで過ごす うちの猫
「イエス!。」
「なんかミヤネ屋さんと揉めてたクリニックの先生みたいだね。でも、どうしてキャリーバックの中で寝ているの?。廊下とか、板の間とか、もっと涼しくてひんやりした場所があるでしょうに。
去年の夏は、廊下の板の間で黄昏れていたじゃない?。それがキャリーバックの中って、暑くは無いの?。」
「別に暑くは無いですよ。ボクはこの中に入ることで、お父さんに抗議しているのですよ。何処にも連れて行ってくれない、お父さんへの無言の抗議なのですよ。どうして、いつもボクを独りにして出て行くのでしょうか?。」
「そ・れ・は、暑いからに決っているでしょう。キミを連れて行きたいのだけれど、事務局は暑いよぉ~。そんなところでお留守番は頼めないよ。だから、涙をこらえて自宅待機をしてもらっているのです。分かんないかなぁ~。」
「室温状況から推測すると、温度的には大差無いです。従って条件は同じだとも言えます。昨夜は小さいお兄ちゃんが事務局で過ごしたそうですが、この件について言い訳などはありませんか?。」
「室温的には同じくらいだけれども、お家なら誰かいるから窓を開けたり閉めたりしてくれるでしょ。キミを独りぼっちしてはおけないよ。お盆が過ぎて涼しくなるまで待って下さい。そうしたら、色んなところへご招待しますから。それと、お兄ちゃんの件は、話が違うと思うぞ。」
「だったら、ボクはバッグの中でお父さんを待ちますよ。ええ、バックの中からお父さんを待ちますとも。もう、かれこれ30日ほど待っていますから。」
「『貞子は30年もの間、井戸の中で行きていた!!!。キャーーー!!!。』みたいな言い方はよしてくれないか?、サヨリちゃん。それ、怖いし重いわ。」
「いやいや待ちますよ。呪いのキャリーバッグの中でお盆が過ぎるのを待っていますよ。にゃ、にゃ、にゃ。」
「ほんとにそんな所で待っているのかね。まだ、お父さんは信じられないのだけれど。そう言えば、最近は夜もキャリーバッグの中で過ごしているよね。」
「ええ、お父さんが動いてくれまで、お父さんが、どこかへ連れて行ってくれるまで、そうするつもりですよ。あっ、電話鳴ってますよ、『クルぅ~きっとクルぅ~。』」
「怖ぇ~よ、電話なんて鳴ってねぇ~よ。でもね、お盆までの間、お父さんはスケジュールが、かなり、ガッツリ、隙間なく、ビッシリ、むっちり入っていますから。呪いのバッグの中で待っていても同じですよ。奇跡すら付け入る隙間もありません。やるだけ無駄なので、お昼は廊下でビヨーーーンと伸びていなさい。」
「いや、それもやっていますから、ご心配無く。」
最後に『キジとら』からのお知らせです
今のおすすめ記事は『ユニクロのヒートテック2021が暑い!』デス❤
最後まで読んで頂きありがとうございました。毎日、頑張って更新しています。よろしければお気に入りの片隅にこっそりご登録して頂ければ幸いです。ブログもよろしくお願いします。
『キジとら』は昭和感満載の雑記ブログです。ノスタルジックな言い回しが多数出現しますが暖かい目で見守って頂ければ幸いです。無駄に記事数だけは多いので暇つぶしには最適ですよ、たぶん…(笑)
Related Posts