───100均にスマホバンパーあるんだぁ。
てぇ〜へんだ、てぇ〜へんだ!、茄子がもうすぐ収穫だぁ!。一番茄子は刺身にすると決めていた。だから、にんにく醤油を作らねば!。ジリジリと暑い畑を飛び出して、僕は醤油差しを買いに100均ワッツに飛び込んだ。そこで、スマホバンパーと出会ってしまう。
運命の即買いである。
───1円スマホに着せてあげよう。
お盆を失ったアキラ100%、裸のままではarrowsも恥ずかしかろう。不憫に思いながらも1円スマホ。生まれたままの姿で使い続けるつもりだった。だがしかし、100円だから着せましょう。ストラップの穴も付いているから、首からかける用にストラップも買いましょう。
───ストラップ穴は大事なのだ。
だってそうでしょう?、おやじの毎日はミステリー。リスクヘッジは怠れない。何かを必ず忘れる毎日。覚えているのに思い出せない。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です。
───忘れぬように、無くさぬように。
近い将来、大切な何かを忘れる未来が見えた気がした。きっと気のせい、そうに決まってる。そんな事より大切な事があった。
───スマホとサイズは合うのかい?。
大丈夫、大丈夫、よく似た感じだから大丈夫。そんなぶらり散歩気分で醤油差しと一緒に買って帰ったスマホバンパー。おかえりにゃん♪、愛猫サヨリがじゃれつく中、僕は即座に胸ポケットからスマホを取り出す。マジーン、ゴーッ!。
───パイルダー、オーン!。
よ〜し、いい子だ。悩むこともありません、考える事すらありません。膝の上のサヨリの頭を撫でながら、スマホに黒いゴム紐を装着すると、出会って秒で合体完了。
スマホを落とすのも怖くない、落としても焦らない、ゴム製だから滑らない、持った感じも悪くない。落とした事に気づけていれば大丈夫。ストラップは絶対買おう。
表の画面と裏のカメラレンズに空間が出来る。だから、何かと擦れる心配も無い。多少乱暴に扱っても大丈夫、今のキミは無敵だ。
───だと信じたい。
だってそうでしょう?、現場に畑と野良仕事。僕のフィールドはアウトドア。落とす事も、当てる事も、濡らす事だって日常茶飯事。僕の手元に来たからには、いつまでもお姫様扱いなどしてられない。スマホケースだって買ってあげない、100円だったから別だけど。
───あら、お安いのね。
無印iPadを購入した2017年、スマホバンパーの存在を知る。利便性、耐久性、デザイン性、全てが理に叶った製品だと関心した。AmazonでiPadケースを探していた時だ。当時のスマホバンパーの価格、主流は3000円以上から。こんなの高くて手が出ない。
当時の僕はガラケー使い。だからバンパーなど不要だけれど、スマホの皆様お気の毒。その印象だけが強く残り、ついさっきまで残っていた。だからこその即買いである。
───この安さ、悪魔的。
シンプルな見た目、四方を囲って筐体を保護、ゴムだから滑らない、これにストラップを付ければ無くす心配も無くなる。おもちゃを手にした子供のように、パワーアップしたスマホを触りながら、大切な何かを思い出した。
───あっ、ストラップ買うの忘れた。
現場からは以上です。
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