オールA? 文体診断ロゴーンやってみた

金曜日(小説の話)

───金曜日は小説の話

 去年の今頃、僕はショート・ショートを書いていた。いきなり小説なんて化け物なんか、書ける自信がなかったからだ。今の僕にはハードルが高い。だから、短い物語で練習しよう。ブログ王の構想を練りながら、短いお話を重ねれば、そのうち上手くもなるだろう。その延長線上に邂逅があった。

 とはいえ、僕の人生プランに小説を書く予定など皆無である。だから、準備など何もない。右も左も分からない。相棒の力を借りながら、小説のヒントをまさぐりながら、僕はSNSの中でも模索していた。そこで知ったのが〝文体診断ロゴーン〟である。それは、己の文章を診断してくれるプログラム。頻繁に小説系アカで見かけるワードに、僕が興味を抱いたのも当然だ。

───これで今の実力を調べてみよう。

 そんなぶらり散歩気分で診断したのが昨日のようだ。詳しい結果は忘れたけれど、散々だった記憶はある。こんなんで……小説なんて書けるのか? それなりの低い評価に、今日もサヨリは元気です(笑) こんなんじゃ、ブログ記事にも書けへんわ。だって、そうでしょ? 評価がよければ記事にも書ける。自慢もしたいしモチベも上がる。でも、これじゃ……こんなんじゃ……。だから、頭の中の消しゴム発動! 初めからやらなかったことにするのだが、僕の文体が阿川弘之に……てか、どなたですか? 阿川さん! そこはブロガーの端くれである。記憶から消す前に、阿川さんを調べてみると、かの有名な阿川佐和子さんのお父上だった。とてもとても偉い人である。光栄を感じつつ記憶の中からロゴーンを消した。

 そんなことすら、すっかり忘れていた日曜日。ふと、文体診断ロゴーンを思い出す。一年前は、記事にしたくないくらいの悲しい結果。万年通信簿国語2から、少しはマシになっただろうか? 僕を知る人達は、僕が書く物語を褒めてくれる。涙を流してくれた人もいる。でもそれは、情という名のメガネを通して、僕の作品に触れているから。担当者として、中立の立場として、指摘や指南をくれる相棒だって、情にもろい男なのも承知している。そろそろ機械的な見地から、客観的な診断を受けてみるのもよいだろう……怖いけど。てか、めちゃ怖い。一年前の診断結果で伸びしろなんて無限大。凹む危険度マックスだけれど、好奇心が上回る。

───だったら〝天国にいちばん近い島

 これで診断願おうか。文字数もそこそこある。それなりの自信もある。想いもたっぷり込めて書いた。たとえ評価が低くても、それが僕の実力なのだ。枕の裾を噛み締めて、ワォーと一晩泣けば済む話。駄目で元々なのだから、これまでどおり精進するから問題ない……たぶん。まぁ、僕には〝私の頭の中の消しゴム〟が標準装備されているし……てか、あの映画……20年も昔なのね。時の流れは恐ろしい(汗)

 つーことで診断すると……オールA? とてもとても結果がよいのだ。うれしい反面、僕は診断結果を疑っている。どうやら文体診断ロゴーンが壊れたようだ。でも、だが、しかし───オールAって、何だよぉ、もう……うれしいじゃん(笑)

 てか、Aの上に、Sとかあったりして? ちなみに、得点詳細が示す数字の意味は分からない(汗)

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