長編小説、一週間で書けるのか?

小説始めました

 一週間で小説一本を書き上げる。

 プロならともかく、初の長編に挑む僕にそれが出来るのか? そもそも十万文字に届くのか? それは、やってみないと分からない。やらずに出来るわけもない。でも書くしかない。今、そんな状態。

 9月1日。

 相棒へ送った原稿に付け加えた文章が三万文字ほど。それ以前のボツ構想が二万文字ほど。計五万文字。それらを使う方向であった。けれど、時間の経過と共に考えが変わる。

 なんだろ? 頭の中で考えた、三つのストーリーが融合する。不思議なことに、それらの整合性が取れてしまう。よくよく考えれば、全てが一人の人間から生まれた物語。無意識のうちに、きっと何処かで繋がっているのだろう。

 前作、邂逅は遠い未来の話。本作は現在の物語。ゲッターロボの合体のように、整合性など普通に取れない。なのに、それすら繋げることが容易であった。だってそうでしょう? その全てがパラレルワールドで、同一テーマを持っているから。繋がらない方が不自然である。

 今の状態を料理に例えるなら、メニューはすでに決めてある。材料もまな板の上。これから、どんな風に食材を刻み、どの順番で仕上げるか。カレーにだって、シチューにだって、肉じゃがにだって今なら出来る。どう組み立てて何に仕上げるか。それが僕の仕事である。

 ただ、相棒に目を通してもらった原稿が大きく姿を変えてしまった。それがとても申し訳なく思う。無駄足を踏ませてごめんね、ホントに(汗) でも、相棒だけが知っている、今までの案が融合したら…少しワクワクしませんか? 僕はワクワクしているのだけれど。

 そうなると困った事にジャンルってのが分からなくなった。ごりっと、まるっと、さっぱりと。人類滅亡SFラブストーリーのはずが、たぶん、ファンタジーとかミステリーなんかまでもが加わってしまいそう。

「何、書いてんの?」

「うん、分からん(汗)」

 最後までこんな感じで書くのだろう。とは言え、ラストシーンは決まっている。あとがきだって今でも書ける。道中だけの問題だから問題ない。そう思いたい。

 書き上げる自信があるかと言えばない。面白いかと問われたらどうだろう? そのすべてが書いてみないと分からない。全く困ったものである。

 小説家は孤独なのだとか。

 以前も書いたけれど、僕は孤独を感じていない。元々、孤独を感じる感性が乏しいのに加えて、僕には強い味方がついている。そのひとりは、いつだって僕を隣で見守っている。素人でも書くに足りる条件の全て。その全てが出揃った。

───さぁ~て、お嬢ちゃん。面白いお話でも聞かせてあげよう。そこ、お座りやんせ(笑)

 キラキラと瞳を輝かせた女の子。ワクワクしているおかっぱ頭の目の前で、作り話を聞かせるおじちゃん気分でポメラを開く。とっておきのこの話。きっと、お嬢なら気に入るさ。さーて、さて、さて、お立ち会い(笑)

 でも、投稿日を前にすると不安の文字がつきまとう。笑っていても人は人。さてこの先どうなることやら。だってそうでしょう? 凡才は、どこまで行っても凡人ですもの。小説のようにはならないよ(汗)

 そんな昨晩、大きな小包が事務所に届く。その中身は差し入れであった。お名前だけは知っていてお噂だけはかねがねで。そんな人達からの元気玉に、今日もサヨリは元気です(笑)

 なんだよぉ~、なんだよぉ~、こんなに沢山。もう、嬉しいじゃん。俺、泣いちゃうよぉ(笑)

 そう思うと、涙出た。その翌日には、みんなからのメッセージ。東京ドーム∞個分の感謝しか僕は知らない。ありがとうございます。これでエンジン回さぬ奴ぁ~どうかしている。ブルンブルンとエンジン全開。このまま一気に駆け抜けろ!

 そんな僕の得意料理はサッポロ一番みそラーメン。ラーメンによいのをもらった。だから、今度作って友と食べよ(笑)

コメント

  1. はじめまして
    この春から読みはじめた者です
    楽しみにしています
    がんばってください

    • のののさん、初めまして。
      いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
      小説は12月からクリスマスまで日刊投稿の予定です。
      頑張って書きますね(笑)

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