解せぬ!二週間アンクルウエイトを試したら1キロ太ってた

パワーウエイト(1キロ)
ダイエット

───おかしいなぁ、おっかしいんだよなぁ、歩いてんだけどなぁ、そんなに喰ったかぁ?。

ダイエットを肝に銘じて10ヶ月。狐につままれたって昔話はあるけれど、狐だってそこまでしない。痩身効果が得られない。最初は良い感じだったけれど、そこから先が安定期。上がりもしない、下がりもしない。公務員の給料くらいの安心感。

どうやっても微動だにせず。

───他でもない、体重の話である。

昨日、高知のいも天の話を書いたけれど、サウナへ出向いたのには目的があった。お楽しみの体重測定である。僕は、好きなおかずは最後まで残して食べるタイプ。体重測定も数日我慢してからがお楽しみ。右の1キロ、左に1キロ。その為だけに、アンクルウエイトを足に巻きつけ、二週間過ごした結果の答え合わせ。

───距離を伸ばすか、負荷を掛けるか。

話は、近所の筋肉バカの助言から始まった。タンクトップに無駄にデカい大胸筋。まだ4月だけれど寒くない?。風邪ひかないか、大丈夫?。よくあるタイプの兄ちゃんが差し出したアンクルウエイト。それにはダイエット効果もあるのだとか。

へぇ〜、あるんだ、実際。

───ジャンプの広告でお馴染みのやつ。

アンクルウエイトは昭和時代からある筋トレ器具の一種である。一条直也の鉄下駄とか、高嶺竜児のパワーアンクルとか、孫悟空の靴だとか、ロック・リーの足鉄板の類の人間版。筋力アップを目的とした錘付きの足巻き。中学男子なら必ず一度や二度は欲しくなるアレ。整形外科のリハビリ室にもあった気が。

───おっちゃん、これ、貸してあげるよ。

筋肉バカのパワーアンクルは片足3キロだった。ズッシリと重いぞ、これ。その錘を装着すると、僕の股関節がクチュっと鳴った、大切な股関節が抜けかけた。バッカじゃない、老人を殺す気かい、ジジイの息の根止める気なのかい。あまりの重さにカチンときた。

だが、一理ある。

───1キロならイケるかも?。

ホーム・センターでアンクルウエイトを購入したのは二週間前の出来事だった。片足1キロ、1500円くらいだったっけ。その日から、移動時にはアンクルウエイト。足に錘を巻いた生活を続けた。移動距離も変えず、運動量も変わらない。食生活も、寝る時間も、起きる時間も変わらない。

───常識で考えれば、ふつうに痩せて当たり前。

森羅万象、自然の摂理は嘘をつかない。

足腰が強くなってる実感はあった。お尻の筋肉がキュッと絞まってる。薄々、痩せてる気もしていた。1キロくらい痩せて当然。それ以上だったらどうしよう?。もう、嬉しいじゃん。そんな思いで体重計を踏みしめる。数字を確認してから一度降りた。そんな事だってある。人生は長い。一度、落ち着こう…。

───デジタル壊れてんな、ブッ壊れてんな。

体重計のリセットボタンを押してから、再度、体重計に乗る。おかしいなぁ、おっかしいんだよなぁ、歩いてんだけどなぁ、そんなに喰ったかぁ?。1キロ増に二度見した。あり得ない数字、知りたくも無い事実、エネルギー保存の法則は何処へ?。無意識に探す心のリセットボタンが見つからない。なにこれ、安定して無いじゃん、給料上がってるじゃん、昇進してるじゃん、総理大臣変わったから?。それは無いか…。

───更なる不幸が目の前に。

体重計の真正面。巨大な鏡に映る己の姿に絶句した。下半身がやけにデカい、安定感半端ない。例えるなら、ドム寄りのザクで、スリムなガンダムとはほど遠い。理想の真逆がそこにあった。

───同じ生活に負荷を加えて太る事などあるのだろうか?。

銭湯からの帰り道。頭の中で1キロの増の謎だけが踊り始めてポンポコリン。解せぬがこれは現実で、現実は真実。ちょっと自慢でもしてやろうかな、そんなぶらり散歩気分で出向いた銭湯。謎が謎よぶ、郷ひろみと樹木希林。未だ真実は闇の中。まさかの結果に折られた心の着地点を探し求める。

───次回は6月。

同じ生活を続けて1ヶ月後、もう一度チャレンジ測定をしてみよう。やっている行動は間違っていない筈なのだから…。夜空を照らすファミマの看板、その梺から手招きするビリー隊長の幻影が見えた。

───そっちが近道かもである。

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