───激安スーパーで80円とはこれ如何に
投げ売り状態のカップ焼きそばに目が止まる。すぐ美味しー、すごく美味し―♪。パッケージにはチキンラーメン。可愛いの暴力ひよこちゃん。チキンラーメンと言えばガッキーも外せない。焼きそばだって構わない。どんな衣装でもガッキーは美しい。ソース味だって旨いに決まってる。僕に買わない選択肢が見つからなかった。
僕は躊躇なく新垣結…チキンラーメンをレジカゴに放り込んだ。
───初めての焼きそばタイプ
1958年8月25日に誕生した世界初のインスタントラーメン。それがチキンラーメンである。小学、中学、高校と様々なタイプを試した。けれど、焼きそばは初めて。ガッキーに目新しさと好奇心がプラスされ、美味いの予感しかしなかった。
───では、さっそく作ってみましょう。
チキンラーメン屋台のソースやきそば
うまい(U)、ふとい(F)、大きい(O)!。二十代にハマったUFO仮面ヤキソバン。今はカップ焼きそばを好まない。原因は湯切り。お湯を切るたびの罪悪感。水資源が勿体ない。笑い事ではありません。水が無ければ人間は3日で死ぬのです。
でも、この焼きそばにそんな心配など不要です。お湯はスープにしてゴックンです。僕は味噌を入れていただきました。この策は成功を収めます。味噌汁なのに別の何か。
───そんな不思議な味がしました
カップ麺の障壁と言えばカロリー。カップ焼きそばのカロリーは、インスタント食品の中でも高い事で有名。お菓子、ケーキ、ステーキ、中華。美味いのカロリーは決まって高い。喰って良いのは、喰われる勇気のあるやつだけだ。ダイエットの敵を成敗する覚悟で挑みます。どこかで一食抜けば、ゼロカロリー理論は成立するのだから。436kcalってさ、ほかのカップ麺より低いから。大丈夫、大丈夫。
───たぶんね。
チキンラーメンらしく構成はシンプル。お湯を切った後に液体ソースと混ぜてふりかけをまぶせば完成です。待ち時間は三分間。僕はクリクラのお湯で作ってたけれど、80度のお湯でも普通に作れるので重宝しています。お湯を沸かす作業って地味に面倒臭いのです。
───お湯を切る前はチキンラーメンそのもの
お湯を切る前に、一口だけでも食べてみれば良かったと軽く後悔。ブロガー失格。だってそうでしょう?、感想の幅が広がるのだから。その点がまだまだ甘い。気づかない、気が利かない、探求心が足りてない。反省という塩味を噛みしめながら、ソースを混ぜて青のりをかける。そんな些細な手順でさえ、チキンラーメンだと嬉しく思えるのも不思議です。
一口すすると広がるソース。その後に感じるのはチキンラーメン。美味しいに、美味しいを足すと、何故か美味しい方程式。小便小僧がいる、小便少女もいる、チキンラーメンに焼きそばもある。ひよこちゃん、ありがとう。
日本最古の歴史を誇る日清の底力。カップ―ヌードルのお父さん。どん兵衛のお母さん。原点にして頂点。───その味はインスタント麺の歴史そのもの。
───誰しもが一度は食べた味
秋の夕暮れ、夕焼け小焼け、無心で追った赤とんぼ。あの頃の懐かしさすら感じます。たとえ姿が焼きそばだろうと感謝の念は変わらない。日本が誇る食文化。インスタントの原点に改めて立ち返った思いです。
───今日もありがとうチキンラーメン。明日からもよろしく。
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