コク深い珈琲の香りは人生を豊かにしてくれます。その香りは風に乗り、言霊となって私のもとへ届けられます。そう、口コミです。
倉庫、古道具、大きな薪ストーブ…。断片的に流されるカフェの情報。牟礼町に旨いコーヒー屋があるのだと。コーヒーのブレンドはお客さんの好みに合わせてくれるのだと。春風に舞う桜の花びらのように一枚ずつ届けられます。
名も知らぬカフェの話題。それは、ひとりの紳士との会話がきっかけ。それ以来、同じような話が舞い込み始め、徐々に春風はその強さを増してゆきます。
時は流れて枯れ葉の季節。噂は具現化されました。イートインです。職場で手渡されたコーヒーカップ。秋なのに春一番の到来です。
想像しながら味わうRemzaのコーヒー
珈琲の基本味は4つ。甘み、酸味、苦味。そして目の前のキミ。冗談はさて置き話を進めて行きましょう。
手渡されたコーヒーカップ。カップから伝わる熱が、ゆっくりと私の手のひらを温めます。よいコーヒーは想像性を豊かにします。それは人生も同じ。そういう事です。
コーヒーを口に含むと、とある光景が広がります。アンテークに囲まれた部屋。淡いオレンジ色の灯り。ロッキングチェアで眠る老人。膝の上で丸まる猫。BGMは『大きな古時計(平井堅)』。ゆったりとしたテンポがピッタリです。
「あぁ~~~…コーヒーじゃん」
それは私の褒め言葉。口の中に広がる珈琲豆の存在感。大自然の苦味と酸味が舌先にアタックを感じます。しっかりと舌を刺激してから次は喉。喉の奥からも香ばしさを感じ取れます。紛れも無いコーヒーの味。何かしらの強い意志さえ感じさせます。
その後に訪れるのほのかな甘み…。ほっこりとする甘みに心が癒される感覚が伝わります。勤務中にも関わらず、「もう、お家に帰りたい」そんな気持ちになるのも不思議です。
数ヶ月に渡り蓄積された情報の花びら。それが香りと味とで繋がる感覚。外見は倉庫、中身はカフェ。そのお店の名前は『Remza(レムザ)』。Remza(レムザ)は店主が生み出した造語です。“レムザ”を逆さまに読むと“The 牟礼”。その真意は“夢見る人たちの集う場所”。
コーヒーの味は人なりに出るものです。名も知らなかったRemza(レムザ)のコーヒー。そこから感じたスピリットは、店主の気持ちそのものだったのかも知れません。
機会があれば、是非。
Remza(レムザ)へのアクセス
店舗名 :珈琲と古道具 Remza
所在地 :香川県高松市牟礼町牟礼3214−1
定休日 :毎週水曜日
営業時間:10:30~22:00
TEL :087-814-3994
HP :http://remza.jp/

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