2022年11月12日(土曜日)。
玉ねぎアイドルじゅんこ、ももえ、まさこの種をまいてから2ヶ月後、ようやく苗の植え付けまで漕ぎ着けた。長くもあり、短くもある2ヶ月に想いを馳せながら、2週間前に立てた畝に、種から育てた苗を植え付ける喜びたるや。
───実にアツい展開である。
そう、暑くて、暑くてたまらない。直火かよってくらいの暑さの中で、額に汗して苗を植えた。その暑さたるや常夏の香りで、腕にヤブ蚊が喰いついて離れない。地球温暖化を肌で感じる灼熱の11月だった。
ウミガメの卵は、29.5℃を境に性別が決定づけられるという。低ければオス、高ければメスである。
オーストラリア、グレート・バリア・リーフでの調査によりると、99パーセントのウミガメがメスだったという報告事例からも、地球温暖化の波は確実に我が国にも悪影響を与えているのだろう。
地球の何かが狂っている。そんな予感を感じながら、畝に苗を植え付け始めると、狂っていたのは僕の計算の方だった。
───このままでは、畝が足りない。
玉ねぎの苗は多くて200本だと勘ぐっていたのだけれど、どう見ても300本を越えそうである。つまり、まさこの畝が足りなくて、クリムソンクローバーの種をまく場所の確保も不可能。
───つまり、作戦変更である。
コンパニオンプランツとして用意したクリムソンクローバーは一度忘れる。本丸の植え付け状況から判断を下す事にした。
じゅんこ1時間、ももえ1時間、まさこ1時間。植え付け作業だけで3時間を越え、植え付け本数は300本を越えた。ポジティブ思考なら大成功である。けれど、作業する不自然な姿勢が仇となり、僕の腰が見事に逝った。
───今夜もエレキ風呂確定である。
重い腰をさすりながら、鶴首かぼちゃを収穫すると、スクーターで一度に運べない量が採れてしまう。ヒューストン、トラブル発生だ!。
僕の鶴首かぼちゃは好評で、採れすぎた時は非常に助かる。「カボチャの花言葉は広い心だけれど、この前のカボチャいる?」知人らに連絡を取り、ワーちゃんは呼び出してカボチャを引き取りに来てもらった。
───さて、最後の大仕事。
棚に上げてたクリムソンクローバー。どこ植えようかね?。スペース無き畝を見ながら閃いた。
畝がダメなら、畝間に植えれば良いじゃない。マルチを敷いたのだから雑草を抜く事も無いだろう。畝間が無くても水やりも可能。「この畝間は歩かない」そう決めてしまえば植えられる。
善は急げで、畝間を耕しクローバーの種をばら撒いた。後は野となれ山となれ。芽吹きさえすれば、何とかカタチになりそうである。
───撤収準備。
よつぼし苺に水を与え、あとは明日の雨に任せる。鶴首かぼちゃに加え、お裾分け用として、ピーマン、九条ネギ、大根を数本抜いた。
前記事で謝罪したユッキーんちにも、鶴首かぼちゃを持って行き「silent」の言い訳を伝えていると、とある女優の話で盛り上がり、「silent」の陰は何処かに消えた。
───女優、森川葵。別名、ワイルド・スピード森川。
今が旬のおじさん大好き天才女優。近いうちに森川列伝を書こうと思う。月影千草の言葉を借りれば、文字どおり───怖ろしい子である。
コメント
暦では立冬ですが、暑い中、お疲れ様でした。いよいよアイドル達も畑の舞台で、本番スタート!。クリムソンクローバーも、緑の間に赤い花がたくさん咲いたら、さぞかし壮観でしょうね。畑のプロデューサー懇親のアイドルにふさわしい、スペクタクルな畑の舞台になりますね。これからも楽しみです(笑)。あ、それと最近、母のお気に入りも森川葵さん。数日前も、この子すごいの!と、熱く語っていました。うん、ほんと、すごいですよね。
いつもありがとうございます。
秋になると畑仕事も少なくなって、今でも太腿の裏側が筋肉痛で運動不足を痛感しています(汗)。でも、今から春の眺めが楽しみです。無事に育ってくれたら、毎日、玉ねぎを消費し続ける1年になりそうです。森川さんを記事にすべく調べると、やっぱすげ〜やとなりました。おじさん界隈でもバズってますね(笑)