大きくて、分厚くて、重力からのサプライズ!森上屋のどら焼き食べた  

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ぐるめ・試食

───コンコン。

ノックの音に呼び寄せられて、事務所の重い鉄ドアを開くとそこはどら焼きだった。

知ってる、それ、アレでしょ?。

「国分寺の?」

「うん」

「評判の?」

「うん」

「時計仕掛けの?」

「それは違う」

大家さんから手渡された「どら焼」とは何なのか?。

どら焼きは、二枚の円盤状の生地の間に餡を挟んだ和菓子である。銅鑼に似ているからどら焼き。近畿地方では三笠焼きの名として親しまれている。

その起源は鎌倉時代にまで遡るとも言われている。国民的猫型ロボットの好物としての知名度は高く、スーパーやコンビニでも安価で販売されている。つまり、常日頃から見慣れた存在である。

しかし、「どら焼き」と森上屋の「どら焼」との違いはひと目で分かった。見てはいけないものが見えているのだ。

二枚の生地に挟まれて、隠れている筈の餡子がはみ出すレベルを越えていた。ジオンの赤いヤツだって、通常の3倍が限界値である。なのにコイツは通常の6倍は越えたと直感した。500円玉よりも厚い餡子の壁がそこにあった。

───森上屋のどら焼がデカくて旨い。

その噂は知っていた。実物を見ることは今まで無かった。国分寺という町は、そんなぶらり散歩気分で行ける距離じゃない。何時か何処かでデビルマンのような存在であった。

そんな和菓子が目の前に。

目で見て、鼻で嗅ぎ、舌で味わい、脳で味わうその手前。大きくて、分厚くて、重力からのサプライズに笑わない選択肢を僕は知らない。

半分に切る必要性すら感じない。玉手箱は既に開いてる筈なのに、ナイフを入れて写真を撮らせる想像性。何かを期待させるのだ。

───初めまして、いただきます。

ハンバーガーの要領で齧り付く。エネルギッシュな勢いが口内で弾けて飛んで、今日もサヨリは元気です。

───口の中から餡子がはみ出した事、ある?。

驚きの後は感動である。上品なのに甘い。おはぎ理論から、ご飯のおかずにイケるかも?。そんな気にもなってしまう。

餡子の迫力に圧倒されて、陰の薄い生地だって負けてない。堅焼きカステラっぽい風味と甘さに、僕のアンテナがブンブン振れて、冷蔵庫の中からアレを出した。

───牛乳である。

このどら焼には、お茶より、コーヒーより、コーラーよりミルクが合う。その直感は当たった。どら焼のポテンシャルを引き上げた。

───あ~満足、満足。ごちそうさまでした。

ご満悦で振り向くと、市原悦子化したサヨリがいた。じゃ、キミのミルクも用意しようね(笑)。

コメント

  1. 餡、餡、餡♪とっても大すき~♪‥って、どら焼き、すっごい厚み!(笑)。これだけの餡子を最後まで美味しく食べきれるって、それだけ美味しい証拠ですね。とはいえ、やっぱり大きいですね~。店主のこんな事いいな、あんな事いいなの結果がこのサイズなのかな?。。あ、サヨリさん‥確かにそれは悦子さん‥。今日も良い表情してますねぇ(笑)。

    • どら焼きって生地が大きくなるものとばかり思ってました。一瞬、たじろぎましたけど、普通に食べられるものですね(汗)。ずっと監視されながら(笑)。

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