うどん 一福

うどん一福 かけ二玉讃岐うどん
讃岐うどん

僕と一福との関係。それはユジンとミニョンと似ている…五年間すれ違った讃岐の冬ソナ。

ずっと気になる子がいました。最初の出会いは記事ネタ探しの帰り道。食べログで美味いお店を物色中に見つけた子。第一印象は驚きで驚愕でびっくりぽん!。だってそうでしょ?。食べログ レストランランキング1位がうどん店なんて(現在2位)。幾らうどん県でもあり得ない。讃岐ではレストランと書いて「う・ど・ん」と読むらしい。みんなどんだけうどん好きなん?。5年前、猫の恋の季節の出来事。

恋はするものでは無く落ちるもの。会えないと思うと逢いたくなるもので、チャンスがあればと思う間に4年が過ぎて忘れてた一福。でもラブストーリーは突然に起こるもの。

「今日のお昼何処にします?」
「なんか、食べログで一位のうどん屋あるらしいけど、いちふく」
「あぁ、それは『一福(いっぷくですよ)』私も気になっていたので行ってみますか?」
「だな。」

4年越しの想いが成就されると思いきや、まさかの休店日で言葉にできない。この日は少し先のこだわり麺やで昼食を取った。まぁ、そいう事もあるだろう。令和2年、真夏の出来事。そのまま何事も無く月日は流れ令和3年2月。二度目のチャンスが訪れる。

「おまえ、一福に行きたかったんやろ?ちょっと付き合ってくれらたおごるで」
「行く行くオッケー!オッケー牧場!」

今日はデジカメ持参で挑む一福。片道30分の道のりを経て店の前に到着すると、今日も閉店…。嫌われてるの?それとも潰れたの?…。この日は、はまの(国分寺)でラーメンを食べた。気分はうどんだったのにラーメンて。よくよく僕は一福との相性が悪いらしい。一福は世界で一番遠いうどん屋になった気分だ。

それから1ヶ月後。3度目のチャンス。もうね、チャンスじゃないから。どうせお休みだから。なんならラストチャンスだから。そうボヤキながら高松市役所、四国陸運局を経て一福へ向かうと開いるじゃん。12時だというのにお客さんはそこそこ。噂の行列はいずこへ?。新型コロナの影響なのだろうか。軽く経営状態とか心配しながらレストランに入る。

マクラ…長っ!。

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うどん一福、入店しました!

うどん一福の店舗
一福の店舗外観

店内に入りメニューを探す。僕は事前情報を一切頭の中に入れないタイプ。それは映画もテレビドラマも同じ事。先入観が入ると感動とか驚きが薄れるのが嫌なのだ。それにしてもメニューが少ない。選ぶのも簡単で即決でかけ(大)を注文。ちょうど揚げたての卵が並んだところでトッピングはそれにした。リピーターだった相棒はぶっかけ(温)を注文。トッピングは肉コロッケ。そっちが良かったかな~。

温泉たまごの天ぷら
揚げたての温泉たまごの天ぷら

そう考えながらお代を支払っていると、「カレー3玉!」という声。ん、、、、、?。メニューにカレーは無いのだけれど。キミも初めてなんだね、僕と同じ。間違いは誰にでもあるさ、ドンマイ!。とか思っていたら、普通にカレーうどんが出て来たミラクルでしゅごい。後で調べるとカレーうどんは冬季限定メニューらしい。ちなみに夏季は冷製うどん。

シコシコでツルツルの細麺

一福のかけ(大)

一福について皆が口々に語るのは『細麺』。国分寺のうどんの旨い店、いっぷく、麺が細い。僕の周りの食レポはこの程度の情報しか手に入らない。これでもまだマシ方。基本『うまい』『マズイ』『高い』『安い』の4つのワードで教えてくれる。『うまいけど高い』『マズイけど安い』という亜種も稀に飛び出す。

で、実際にご対面すると…細いですな、麺。普通のうどんの半分くらいな感じ。でも、女性とお子さんに丁度良い太さ具合。僕の中の細麺といえば、三木町にある手織りうどん滝根だけれど、それよりもちょっと細い感じ。このタイプの麺は真夏にキンキンに冷えたぶっかけが絶対美味いね。肉との相性も抜群だし。

良いうどんというのは麺の輝きが違います。キラキラしいて艶も均一。この麺は美肌ですね、インスタ映えする光沢です。目で見て、鼻で嗅ぎ、喉で味わい、胃で楽しむ。うどん店で過ごす時間はごく僅か。5分もあれば昼食タイム終了です。そこで重要なのは喉ごし。お客の喉へ如何に印象を残すか。そこがうどん職人の技の見せ所。この麺の喉ごしがいいですね。細いだけに一度に多くの麺を流し込めます。これなら3玉でも余裕でしょう。

麺を飲んだら次は出汁。このお出汁はいりこかな?。黄金色の出汁はひときわ上品な味わいで細い麺への絡みも上出来。「やっと会えた」と落ち着いた瞬間、ひとつの情景が浮かびました。白いコーヒーカップ、出窓の花、好きな花は白いバラ。白い門扉、海を見渡せるテラス…不可能な家。ユジンとミニョンとの再会シーン。2003年。どれだけのマダムがNHKで涙したのでしょう。最終話のタイトルは「冬の終わり」。

今は春の終わりだけれど、夏の冷製うどんの時期にもう一度立ち寄りたいと思います。ちゃんと定休日を聞いて帰ればよかった。でも、うどんを食べている間に伸びた長蛇の列…僕もそこまで鬼じゃない。

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キジとら
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