日本そばの歴史は古く、寿司や天ぷらと並ぶ日本料理の代名詞。その材料は非常にシンプル。良質なそば粉、つなぎ、そして水。十割蕎麦、二八蕎麦、外二八蕎麦、逆二八蕎麦…そば粉の割合で変わる呼び名。それだけで日本人独特のセンスを感じるのも不思議です。そばのコシは温度や湿度、周りの存在で大きく変動します。そこに職人の熟練と技と経験が無ければ、決して成立しない領域展開。蕎麦も生き物。そういう事です。
つけ蕎麦 安土は東京と沖縄の二店舗。ネットで調べてみると、東京の高田馬場本店は歌舞伎町で知らぬ者はいない人気店なのだとか。今回は沖縄の那覇泉崎店。「ブロガーさんの記事を記事します」企画の第二弾。行ったつもり、食べたつもりでうどん県からお届けします。
つけ蕎麦 安土 沖縄那覇泉崎店
横に長い純白の暖簾。その中央に筆で描かれた「安土」の二文字。そこは那覇市泉崎。飲食店街の一角に位置するつけ蕎麦 安土の入り口。暖簾を潜ると店内に広がる蕎麦の香り。蕎麦と替え玉、ご飯類に食後のデザート、欠かせないのがアルコール…おニャン子クラブの会員番号のように、1~41まで割り振られた番号からメニューを選ぶ。今日のお蕎麦は一番人気の「鶏つけ蕎麦」。選んだのはブログ仲間のわっさーさん。ネタ元記事はこちらです↓。では、僕も食べた気になってレビューを開始。
僕の知るざる蕎麦との大きな違い。鶏つけ蕎麦のつけ汁の器は大きなドンブリ。出汁の中には青のりまぶした鶏の天ぷら。時代劇とか昭和のドラマの蕎麦と全く違う見かけ。出汁も濃厚そうでラーメンに近い感じ…なのかな?。濃厚そうなつけ汁。脇役の海苔の味まで、まるっと、ぬるっと、お見通しだった。もうね、王様ゲーム 罰ゲーム会場決定だ!。敗者は蕎麦を一口すする。そして店員さんに一言。「シェフを呼べ!」どうだ、恥ずかしいぞぅ~。
つけ蕎麦 安土のそば粉は一子相伝 北斗神拳と同じ門外不出。店頭で石臼で挽かれたばかりのそば粉。そのそば粉を良質な小麦粉とブレンドし捏ね上げる。直接、製麺機から釜に投じられる麺。それがコシが強く食べ応え十分な仕上がりのカラクリ。「日本蕎麦の伝統と革新」それが安土の蕎麦のスローガン。食する前に紙エプロンもお忘れなく。
強いコシと蕎麦の風味に要求される出汁の存在。野菜、鶏がら、ブレンド節を360分加熱し、低温熟成にもう24時間。これが安土の基礎スープ。味の秘密は鶏がら。完全に溶けるまで炊き上げられた鶏がらは鶏の旨味100%の濃縮ジュース。その濃厚さが麺に絡まり新たな味へと昇華させるのです。
そうして得られる至福の瞬間こそ我々は真に麺を味わっていると言えるでしょう。BGMには「最初から今まで」。チュンサンとサンヒョクとの間で揺れるユジン。妄想と食欲とのせめぎ合い。記事を書いているだけで涎ものでした。てか、空腹時にはストレス溜まりますね、この企画。
沖縄生まれの沖縄育ちからのガチンコ情報。店の場所、メニュー、レビュー、プチ情報…。この流れがわっさー流。今の人気記事は「【読谷/大木】コフタの南インドカレー」。沖縄旅行の前に読んでおくと便利なブログのご紹介でした。
※この記事はTwitter企画『初めての企画もの?ブロガーさんの記事を記事します』に参加された方の記事からインスピレーションを働かせて書かせて頂いた記事です。情報提供された素晴らしいブロガー様のブログも是非ご覧ください。書かせていただきた記事一覧はこちらから。
Related Posts