絶品と評判の茄子の刺身、旨さが僕には分からない

茄子の刺身
自家菜園

───刺身にしたら?、絶品よ。

初めての自家菜園で、毎日、きゅうりが採れ始める。きゅうりは良いのよ、きゅうりだから。キンキンに冷やして、塩を振って、ガリガリ食べると実に旨い。河童に喰わすのも勿体ない。熱中症予防としての塩分と水分補給にも一役買ってくれる。

その一方で、茄子がすくすくと育ち始め、1番花が実を付けた。初茄子が大きくなるのを楽しみにしていたのだけれど、それは大きな間違いらしい。YouTubeの「ひろちゃん農園」によると、この実は間引き対象なのだとか。

───仕方ない、間引こう。

今日の収穫は小ぶりな茄子ときゅうりが二本。さて、この茄子、焼くか、揚げるか、それとも蒸すか…。腕を組み畑でガイナ立ちしていると、「おはようさん」、見知らぬマダムに声を掛けられる。畑は道沿いにあり、軽トラに乗った知人はおろか、知らない人から声を掛けられる事も珍しくはない。かくかくしかじか…。

───刺身にしたら?、絶品よ。

刺身の案件浮上する、調理法は簡単だ。塩水に浸けて10分間、茄子のアクを抜いてカットする。しょうが醤油で食べると美味。良いネタ貰った。採りたての茄子ときゅうりは冷蔵庫。しっかり冷やして茄子の刺身を作ってみた。

───不味くはないけど、美味くもない。

幾ら新鮮でも茄子は焼いた方が断然美味い。秋茄子は嫁に食わすなと言うけれど、かつての僕は茄子が苦手だった。あの紫色を僕の脳は食べ物としての認識を拒んだ。こんなの嫁は喜んで食べるのか?。そんなに旨いものなのか?。そんな疑問を長年持ち続け、何でも食べる僕だけれど、茄子を避けた半生だった。

───野菜天うどん。

善やの野菜天ざる

転機が訪れたのは、他でもなくうどん屋である。野菜天うどんにシレっと茄子が入っていたのだ。茄子と認識もせず、食べた茄子が美味かった。その後、焼き茄子にチャレンジすると更に美味かった。四十を過ぎて知った茄子の味である。

───茄子の刺身は如何なものか?。

朝の畑で教えて貰ったレシピどおりに調理する。にゃんだ、にゃんだ!。愛猫サヨリも途中参加、アク抜き中の茄子を監視する役目を授け、僕がサヨリを監視した10分間。BGMにはひろちゃん農園。野菜作りも奥が深い、茄子の3本仕立てが理解出来ない。動画を聞きながら時を待つ。

アクを抜いた茄子を切り、ずいぶん前に100均で買った石の皿に盛りつけた。何だか良さげな見栄えである。すり下ろした生姜を薬味に醤油と共に食べてみた。うん、イマイチ。不味くはないけど美味くもない、鰹節さえあればと軽く悔やむ。

───やっぱ火を通そう、刺身のリピは無いな。

一週間もすれば、茄子ときゅうりが安定供給されるだろう、あわよくばトマトも参戦。スイカが出来れば争奪戦。数が少ないうちは自己消費だと覚悟を決める。バイクに乗り始めてから太り始めた。今期は野菜ダイエットでもしてみよう。

───さつまいもがようやく活着。

本丸のお芋さんの収穫は9月〜10月。それまでは、生野菜で色々とやってみようと思う。玄関に入るまでが遠足、野菜を食べ終えるまでが自家菜園です。


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