久々の畑はジャングルだった

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畑の放置プレイ
自家菜園

───こりゃ、心も折れるわな……。

 忙しさにかまけ、執筆にのめり込み、久々に畑に行くとジャングル大帝だった。手塚先生もびっくりポン!。畑を始めてからというもの、これほど間を開けた事はない。正直、畑に行くのが怖かった。とは言え、久々の半日オフ。行きたくないけど、行くっきゃねぇ~べ。雷電にも日光浴させないと。僕は、カーキーのつなぎに身を包み、気合いを入れて行った。

雑草天国

ほえ~である。畝間が見えない…。

───お年寄りの憩いの場。それが自家菜園である。

 そのチャレンジで、最も挫折する光景が目の前に広がっている。だってそうでしょう?、この雑草を抜くにしても、刈るにしても、その労力に掛かる時間と手間を考えれば誰でもゾッとする。ある意味で、諦めや挫折の動機に値する。これで心が折れない人間を僕は知らない。僕を除いて。

───底知れぬ達成感。

 昨年からの記事を読み返して欲しい。『草が生えない土地で野菜が育つワケがない』そんな事ばかりを書いている。腐葉土やなんやらかんやらを買ってきて、金の力で一気に耕してしまえば簡単な話である。とある筋からの情報によると、腐葉土2tで3000円。運搬費用込みである。やろうと思えば簡単に出来た。けれど、僕はやらなかった。一重に面白く無いからである。ブログネタにもなるし、何よりもカチカチの土壌の変化を友人が喜ぶから。だから、雑草を集め、落ち葉を拾い、もみ殻を運びながら一年を過ごした。正月返上で、もみ殻を運んでいた。真冬に汗をかきながら。この集大成がこれである。つまり、ほくそ笑む僕がいた。

───絶景である。

 畝は雑草に隠れ、野菜だか雑草だか分からない。いつもなら、挨拶を交わす人々も、無言で畑の横を通り過ぎた。哀れに見えたのは確実である。先ずは草刈り、草は抜かない、根は残す。これ、鉄則だから。

 ブルース・リーのヌンチャクの如く、ブンブンと鎌を振り回していると、やって来たのは師匠であった。この人は、どこかで見てるんじゃないか?。そう、疑うくらい必ず僕の前に現れる。何それ、好きなの?。ファンクラブ会員番号1番になる?。そして、にやにやしながら畑を見渡す。ヤバいんだなぁ~……コレが。何を言われるのか気が気じゃ無い。仕事にかまけて桃の摘果もご無沙汰である。何となく気が引けた。でも、別ルートからゴール間近だとの情報は得ていた。問題ない、その筈だった。

「トラちゃんが来んけん、桃が終わらんやないかぁ!w」

 口火を切ったのは師匠であった。『コーンフレークやないかぁ~』の勢いあった。

「ほぇ~。今日くらいで終わるんとちゃうの?w」

「終わるかーいw」

「えー、マジでぇ。ほな、明日にでも行こか?」

「www。もう終わったわ。桃、取りに来い!」

 そのまま僕は連れ去られ、桃を一箱とピーマンを貰った。これは取りあえず家に持って帰ろう、桃が傷む。一端、家に戻って桃を母親に渡した。とんぼ返りで草刈り再開。間を開けず、次は奥さんの方がやって来た。

「中々、会えんかったから……。凄い雑草やね(汗)」

 そして、また桃を一箱もらった。ラッキーなのだか何なのか。

「摘果、終わったって。ついさっき、父ちゃんから聞いたで。今年は十日遅れやな(冷や汗)」

「何言うとんな、終わってないでw」

「明日、昼から行きますwww」

 木曜日の出来事である。

 結局、15時から19時に掛けて草刈りを完了させた。いい汗をかいた。雑草の勢いも止まらない。数日したらまた草が刈れる。もう、雑草を集める必要も無くなった。自給自足完成である。2、3年掛かるかと思っていただけに、予想以上に早い結果で、今日もサヨリは元気です(久々w)。

 雑草まみれの畝の野菜。去年と今年との差は歴然であった。どれもこれも支柱も無いのに自力で立っている。ナスに至っては、元気玉の孫悟空のポーズをキメていた。こんなの友人が見たら100パー泣いて喜ぶやつである。頭撫でてやらんとな(笑)。驚いたのはウリハムシの激減であった。前回は見たけれど、一体、アイツら何処行った?。それくらい見当たらない。ナスの天敵、カメムシはゼロである。代わりに増えたのがミミズであった。昨年、ミミズを見つけたら拝むくらいだったのに、穴を掘ればウジャウジャだ。そして、初めてカマキリを確認。多様性が半端ない。ひまわりは花を咲かせ、ミツバチを呼び戻した。もうちょい華やかになったら写真を撮ろう。

 そして、昨日。

 久々の桃畑。脚立の上で首をひねる。太股の内側とお尻の筋肉が至極痛い。筋肉痛が半端ない。そんな事した記憶も無い。僕らの年齢になれば筋肉痛の原因を探すのに、少なくとも三日前から記憶を辿り始める。一週間まで記憶を遡ったのだけれど、この部位を酷使した記憶がまるで無い。

 洒落にならないリゾートバイトを熟しながら、下半身の痛みが気になって仕方ない。還暦近くなれば誰だってそうなる。謎の痛み。それは、内臓疾患まで疑った程である。午後三時のコーヒーブレイク。奥さんと世間話がお約束。残り3本で全工程終了である。今年の桃はこれで終わり。他愛も無い会話の中で、奥さんがこう言った。

「畑、綺麗になってたやんwww」

 それだ!。

 翌日に筋肉痛て、自分、まだ若いッス!。少し体力に自信が戻った(笑)

コメント

  1. 元気いっぱいの畑ですね(笑)ところで、そのミミズはフトミミズ?。入れ知恵ですが、ミミズの種類や数でも畑の状態がわかるそうです。ご存知かと思いますが、バランスが大事でミミズが増え過ぎても良くないのだとか。今後はミミズの様子も観察して、土壌状態が把握できれば、更に理想の畑に近づきますよ。。今回の記事、友人がミミズの種類や生態、微生物、ミミズの有機物分解とかのメールを喜んで送ってきそうですね(笑)

    • 良い感じになって来ました♪。ミミズの種類まで考えていませんでした。多過ぎるとモグラの心配も出ますから、一度、よく観察してみますね(笑)。そうですね、何処かのタイミングで知らせてくれると思います。予兆はあるので結果が出たらご報告します。

  2. 謎の痛みで内臓疾患まで疑うって
    わかりすぎてお茶吹いたわ(о´∀`о)

    • そいうの、やっぱ気になるよねー(笑)。

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