よつぼし苺のタネを買う(2024)

よつぼしの種
畑の話
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 うっわ!

 これってば、運命の出会いってやつかい? 都市伝説だと思ってた。けれど、噂だけ耳にしていた。そんな〝よつぼしの種〟をホムセンでみつけた。よつぼしとは苺の品種名である。残りわずか二袋───城之内君、これからずっと俺のターンだ! こいつはレアもの買うっきゃない! 玄人の皮をかぶった素人が、サクッと種袋をつかんでレジへと向かう。これで夏の楽しみがひとつ増えた。よつぼしファンの友人がニンマリ笑顔で、今日もサヨリは元気です(笑)

 てか。「よか、よか、よかよぉ~!」つーてね。きっと、今ごろ、アーニャわくわく! この記事を読んでいるに違いない。そろそろ、メールが届くだろう(笑)

 一昨年。

 苺の苗を僕が買う。それが、偶々、よつぼしだった。僕には苺栽培の予備知識がまるでない。苺栽培はね、難しそうじゃん。だって、そうでしょ? なんだか、虫がめっちゃ付きそうだもの。だから嫌! 僕の葉野菜嫌いと同じ理屈だ。ナメクジとか、ダンゴムシとか、苺の敵は多いらしいし……。

 なのに何だかコレだけは! そんな気がした苺苗。数種類あった苺苗の中から、よつぼしに決めた理由は単純だった。四季なりだからたくさん採れそう。それと、育てやすいの文言で……買ったと思う。それが偶々、友人のドストライクなのを後で知る。マジっすか? このブログでは定番の偶然で偶々の邂逅かいこうである。ぼかぁ~ね、偶然だけで生きてっからね。なのに宝くじが当たらない(汗) まぁ、未来の楽しみが増えるのは良いことだ。それを見られるのはもっと幸せ。だから、買って正解! 少し未来の楽しみを、友人に提供するのが僕の役目なのだから。

 あの日、あの時、よつぼしを選んだのはド正解だった。記事を投稿した直後、レーザービームで友人からのメールが届く。キャッキャと文字が弾んでいた。弾む文字が激長文だった。この先、僕は何をすれば良いのか知らんけど(汗) 成功しても失敗しても、ブログの肥やしにしてしまおう。そうなの、そうなの、損はない。そんなぶらり散歩気分でその冬は、ふたりでよつぼしの成長を見守った。

 そして去年。

 運良く育ったよつぼしを収穫する。よつぼしの味は苺だった。香りも苺だし普通に美味しい。自分で育てた野菜がスーパーの味と似ているだけで、ビギナーは有頂天になるものだ。次の目標設定は、スーパーの味を超えたら僕の勝ち(笑) それは、アナタも同じでしょ? とにもかくにも、初めてにしては上出来だった。その後、よつぼしが茶色く枯れてしぼんだ。それは散々書いたので、今回は割愛ということで。

 今、僕の畑のよつぼしが春の到来を待っている。復活のよつぼしが三十株ほど(笑)

 そんな思い出深いよつぼしだけれど、てか、噂のよつぼしの種を見たことがない。これまでだって、ホムセンの種チェックだけは欠かさなかった。でも、実物を見たこと一度もなかった。だから苺の種は、プロ農家だけで流通しているもの。そう、勝手に思っていた。苺は種を植えても来年収穫。素人は苗を買ったほうが合理的だ。

 そう、よつぼしの種だって、来年収穫なのは同じである。

 その理屈は理解している。でも、理屈で割り切れないこともある。楽しみなんて、一年越しくらいで丁度いい。それを教えてくれたのも友人である。

 五月になったら、一緒によつぼしの種をまこうな(笑)

コメント

  1. イチゴが大好きです。種から育てるよつぼし、めちゃくちゃ楽しみですね(笑)

    • おひさしぶりです(笑)
      「よつぼしは種から育てられる品種です」
      そう、教えてくれた人がいて、
      それからホムセンチェックしていた苺でした。
      希少なのか? 人気者なのか?
      残りギリギリで手に入れたので大切に育てようと思います。
      ブログに書くので苺娘さんも楽しんでくださいね。
      てか、メールもありがとうございました(笑)

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