部屋から物を無くするキャンペーン中 

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スッキリしたデスクの引き出し
雑記・覚書き
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───気持ち悪。

コタツは邪悪です、魔物です、悪魔です。だってそうでしょう?、ぶらり散歩気分で足を入れたら、もう、最後。脱出困難な堕落の沼。井戸から這い出る貞子のように、ズルズルと体を引きずった記憶が懐かしい。

そんな邪悪の根元を片付けると、新たな邪悪が目に留った。何だろ…モノ…多過ぎやしないない?。破けたジーンズ、使わない文房具、100均で買ったアレやコレ。いつかきっとが圧迫する空間に気持ち悪さしか感じない。

───よし、捨てよう。

まずはデスク周りから。デスクの中から仕分けを開始。紙、書籍、段ボール、布、ゴム、プラスチック…。ゴミの分別作業が何だか楽しい。

ゲームやマンガをたない僕だから、作業中に遊び始める事も無かった。書籍もKindleへと移行済み。活字からの誘惑も今は無い。今、使わないのなら、新品だろうと捨てる覚悟で挑んだ。

───どうせ100均で買ったモノばかり。経済的な痛手は少ない。

2022年、値上げの春。コタツを奪われた愛猫サヨリが睨む中、部屋から物を無くするキャンペーンが始まった。

身軽は気軽

デスク周りがスッキリした。2個の引き出しがカラになった。順調な仕上がりに満足気分で、本丸の黄色いコンテナの分別に入る。

───中身の記憶が曖昧なパンドラの箱たち。

コンテナは全部で10個。古いPC機材、タオル、夏用品、読み終えた書物、忘れちまった大切な何か。これらが納められている筈である、たぶん。それを整理して今回のミッションを完了とする。

───沸々と巻き起こる大物処分の願望。

捨てるに捨てられない大物が残る。古くなったデスクトップPC一式、背もたれが壊れたチェアー、汚くなった人間をダメにするクッション、全く冷えない冷風機。これらの捨て方が分からない。ざっくり見積もっても軽トラ1車分も乗らないだろう。だったら業者にお任せする事にした。1万円もあればイケるでしょ?。最悪でも命までもは取られやしない。

カタチにならない小さな不要品たちを、高松市のゴミ袋(小)に入れると5つの袋が出来上った。4個のコンテナが空になり、4個のコンテナに必要なモノが納められた。2つのコンテナはサヨリの服や生活用品などである。つまり、お猫様の所有物、禁断の領域である。

───サヨリさんの眼の黒いうちは触れない。

所定のゴミの日に、所定のゴミを出す。それだけで空間が一気に広がった。今ならビリーズブートキャンプだって、本物のテントだって張れる広さ。それでも、ノイズが紛れていた。引き出しの中、コンテナの中、コンパネで囲んだ仮の押入れの中。

───手のひらサイズの不要品。

捨てて良いのか悪いのか。どっちとも付かないモノが残っていた。そこで、ふたつの自分ルールを決めた。

ひとつ目は、余計なものは買わない事。ふたつ目は、外出時に何かひとつを持って出る事。

これを繰り返すだけで、夏までに全てがスッキリする事だろう。骨を埋た場所も、埋めた事すら忘れた犬のように。買った事など忘れて、無駄な買い物している自覚があった。その証拠に、片付け中に出てきたボールペンの数たるや…。

モノを減らすことで、記憶の数も減らそうと思う。事実、捜し物の時間が極端に短くなった。その自覚はあります。ミニマニストでも無く、終活にも早いと思うけれど、理想はバッグ一個で全てを完結。

───身軽は気軽と言うことで。

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