畑の肥やしで落ち葉狩り

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落ち葉狩り
自家菜園

───やるには良い日だ。

雲ひとつ無い青空の下、息を吐くと口から白い綿菓子が飛び出した。秋を飛び越え冬である・・・寒い。2時間も早く仕事に出掛けたのには理由があった。

落ち葉狩りである。

───文字どおり、畑の肥やしに落ち葉を狩りに出掛けます。

2022年灼熱の夏。

これでもかとガンガン畑に雑草を入れた。その効果かどうかは知らないけれど、気を抜けば雑草だらけの土になる。今まで見なかった草も生え、植物と昆虫の多様性も確認できた。

───なるんだぁー実際。

今では念願の草抜き作業が畑仕事に加わった。雑草マルチにも困らない。この調子なら雑草の循環、つまりカロリーの循環は畑の中で完結出来る、そう踏んだ。でも足りない。冬には冬の仕事あって、今日もサヨリは元気です。

───次に目を付けたのが落ち葉である。

広葉樹の落ち葉を集めて来年の土を作る堆肥補完計画。その思惑は誰もが同じで、既に動いている知人もいた。でも落ち葉争奪戦など起こらない。圧倒的な自然の供給量に需要が追いつくワケがない。

案の定、夜に吹いた風のお陰で落ち葉が良い感じに集まっていた。

───ようし、良い子だ。

防寒着に身を包み、袋を広げて落ち葉を拾う。袋の中に落ち葉が溜まれば足で踏みつける。限界まで圧縮させると、「見て、ペーター、袋が立った!。」袋の中の落ち葉を踏みつけると、落ち葉のヨギボーが大地に立った。

───そこからが地獄である。

しゃがんで立って、しゃがんで立っての繰り返し。連続で行うザ・スーサイド・スクワッド。たった数分で僕の体温が一気に上昇でこりゃ、たまらん!。ニット帽、ネックウォーマー、防寒着を脱ぎ捨て仕切り直す。ハーレイ・クインのバット代わりに熊手を持って落ち葉を集めてスクワット。

やっぱり愛すべきクソやばいスクワッドが地味に辛い。これを10袋、今日は2袋繰り返す。フィットネスは魔法の言葉。良い感じに腹も出て来た事だし、フィットネスだと割り切ってしまえば頑張れると思い込む。

現実とは残酷で、僕の腹は良い感じではなくてヤバい感じなのだけれど・・・。このまま行けばドラえもんまっしぐら。少し痩せようと胸に刻む。

───お掃除、お疲れ様。

うん、掃除してない。

道行く人々の声かけに気が引けるのだけれど、悪い気はしなかった。あと一袋がんばろう。小一時間の作業を終えて、ご機嫌さんでスクーターに袋を乗せて腕を組む。いつもそう、今日もそう。

小春日和の優しい日差しに包まれて、僕はゆっくりとスマホを取り出す。

───ヒューストン、トラブル発生だ!。

このままじゃ、お巡りさんの心を傷つける!。下手すりゃ、何かの罪で捕まりそうだ。15分後、うどん一杯で口寄せられた軽トラが僕の前に現れた。「お前、土曜日の早朝やぞ!」鬼の形相で怒られた。悪かった、悪かった、自分がバカなの忘れてた。

次からは落ち葉の量も刻もう。

コメント

  1. 落ち葉とかけて、冬の厚着と解く。その心は‥どちらも、かさばります。早朝から、お疲れ様でした(笑)。かなり体が鍛えられそうですね。うん?お腹がヤバい?。いやいや、夢と愛が詰まってるだけだから、畑に対しての。それに、ほら、大人の男だからね、恰幅がいいとか、貫禄があるとか、そういう事にしときましょうよ。とりあえず‥。野良仕事やってれば、嫌でも筋肉使いますからね(笑)。

    • ほんとかさばりますねぇ〜。寒いけど動くと暑くてよく分からない気候です。お腹の方はと言うと体の可動範囲の狭さが物語ってくれています。日の出も日の入りも早くて、畑に毎日行けないようになったから、お腹と背中のお肉が育ち過ぎているようです(汗)。今日も葉っぱを持って行くので無駄に天地返しして来ます(笑)。

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