ポメラMD250で小説は書けます

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ポメラで小説
PC・タブレット・スマホ

 小説連載も終えて、今日からブログは平常運転。さて、何を書こうかな? 記事ネタのストックは十分あって、今日もサヨリは元気です(笑)

 ブログ復帰1回目は、ポメラの話を書こうと思う。だってそうでしょう? 一年以上も酷使され続けたポメラである。僕はドSな使い方をし続けた。これだけ使い込んだのだから、ポメラが欲しいどこかの誰かの参考程度にはなるだろう。

───なぁ、楽しんでくれたかい?

 この一文が、この響きだけを書きたくて…。

 2023年3月。僕は友人に小説を書き始めた。他人様が読んでも面白くもなかろう……“のんちゃんのブログ王”という題名の小説を。後に“相棒”と呼ぶことになる見知らぬ人物と共に。これだけでもドラマでしょう?

 その僕に、友人が与えた機械がポメラであった。

 冷たい部品の塊に血を通わせながら文字を打つ。打ち込みながらも不安があった。小説……長編小説と呼ぶには、8万文字を越える文字数が必要だと言われている。

 それが僕に書けるのか? そして、データの増加に伴い、ポメラの挙動だって怪しくなるだろう。どこかのポイントで、タイムラグなんて発生しないか? 僕の入力速度に反応できる? データが飛んだりしない? そんな不安がつきまとう。

 僕はネットの片隅でくすぶっているブロガーだ。ブログで愛猫を猫かわいがり。そんな、ただのオッサンに過ぎない。毎日、記事を書いていたとて。どんなに多く見積もっても、3千文字がいいところ。それ以上になれば、どうしてもパソコンの力を借りるのが自然なのだ。どう考えても、ポメラが小説向きとは思えない。

 どれだけポメラが普及しても、小説家やシナリオライターが好んで使うと言うても、それに関する情報が少ない。今の流行に言い換えれば、エビデンスが足りていない───結局、最後はパソコンを使うんでしょ?

 その思考が懸念材料だった。否、不安材料であった。拭い去れない恐怖と呼ぶ方が適切だろうか……? ガリガリと書きためたデータが吹っ飛ぶ夢を何度も見た。そりゃ、もう、怖いって(汗)

 相棒に原稿を渡す時。どんなカタチであれ、最後まで書き切ってから渡すよう心がけた。誤字脱字なら途中でもよかった。けれど、考察が入るのなら話は別だ。だから、エピソードを端折ってでも、最後まで書き切る必要があったのだ。

 いつだって、僕はラストシーンから書き始める

 彼に送った最初の原稿。それは、1万文字にも満たなかった。8千文字から9千文字の間……だったと思う。1万文字程度なら、ポメラの反応はビクともしない。執筆に関する不満も起こらない。

 ブログ王と平行して、僕は別の物語を書いた。それが“邂逅”である。小説の練習として書き始めた邂逅は、ブログ王のプロトタイプの位置として書き始めた。申し訳ないけど、この物語は面白い。1作目だけれど、僕の中ではお気に入りだ。題名と少し設定を変えてあげれば、アニメとかにできるんじゃねぇ? 密かにそう思っていますよ、いや、マジで(笑)

 その邂逅。三話で終わらす予定が、書き始めると終わらなくなった。筆が止まらぬ感覚を初めて味わった作品である。書き終わってみると当初の4倍。12話での完結だった。邂逅に要した文字数は、4万8千文字程度であった。依然として、ポメラの動きは変わらない。

 ここが、目標としている文字数の半分地点。

 初めて書いた小説に、ポメラに対する信頼が持てた。漠然と持っていた不安がなくなった。それと同時に、最強の武器と盾を手に入れた気になるのも不思議です。

 ポメラは僕の最強の武器。そして、僕を守る最強の盾は相棒である。その日から、ポメラへの負担は大きくなる。ブログを書いて、小説も書く。時間があればポメラを開く。そんな生活が、半年以上も続いたからだ。

 原稿を書いてはボツにして、ボツを通過した原稿は相棒の元へ。その繰り返しの中で書き上げた、のんちゃんのブログ王。これで終わるかもしれないし、ブラッシュアップをするかもしれない。それは、これからゆっくり考えよう。

───現段階で89,356文字。

 最後まで、1文字目と全く変わらぬ操作性。僕の指に遅れることなく、タイピングミスを誘発することもなく、快適な執筆を環境をポメラは僕に与え続けた。

 想定外だったのは、iPadの方であった。ポメラから、このデータをiPadに渡すと、iPadの方が普通に挙動ります。ついでに、Yahoo!メールに貼り付けても挙動りました。僕の感覚では、どちらも5万文字くらいから怪しいです(汗)

 まぁ、それでも、ポメラにトラブルがなかったと言えば嘘になります。実際、ヒヤリとした瞬間だってありました。過去に2度のフリーズ現象。それは、現実に体験しました。

 けれど、不思議なことに小説の執筆期間。それは一度も起こらなかった。それにはついては、過去記事で詳しく書いているので、ご興味のある方はブログの中を探してください。

 僕のポメラは、女神が与えし魔法の筆記具。

 このポメラを手にしてから1年以上が経過した。その間、休むことなく使い続けた。SMクラブの女王様のように毎日である。その間、キーボードトラブルはゼロである。この調子なら、この先10年くらい使えそうな気もしている。

 キーボードの表面はテカテカになって、『A』の文字は消えたけど、全ての文字が消えたとて、キーボードを見ない僕には関係のない事。自分の寿命を考えれば、一生、使い続けている未来もありそうで……。

 壊れたら、新しいのを買えばいいのに…。最新機種で書けばいいのに…。きっと、友人はそう思うだろう。けれど、気に入ってんだわ、コイツがね。こう見えて、僕は一途な男なんです(笑)

 ヨボヨボになったじいちゃんが、ハンダゴテを手に持って、愛でるようにコンデンサの取り替え作業。買うは簡単、修理は娯楽。80年代マイコン少年の楽しみを奪っちゃいけない。どこまで使い続けていけるのか? どこまで記録を伸ばせるのか? それが、じいちゃんの喜びだから…。

「よし、でけた!」

 電源を入れると、ブログ王。

 処女作を書いた頃。その想い出を懐かしみながら、カタカタと物語の続きを書き始める…。僕は、こんな感じで使い続けてゆくのだろう。ジャック品が、2、3台もあれば、50年くらい使えそうだし(笑)

───なぁ、楽しんでくれたかい?

 この言葉を贈りたいと思った半年後。

 夢だった未来を手に入れることができました。僕のポメラ愛を差っ引いても、ポメラで小説を書くことは、全然可能だと思いますよ。短時間でガガガッー!!!っと、一気に書いちゃう。僕のような憑依型の人にとって、ポメラはピッタリの筆記具でした(笑)

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