あとがき
のんちゃんのブログ王を読んでいただき心から感謝しています。友人の誕生日からクリスマスまでの期間。皆様には、楽しんでもらえたでしょうか? それが、少し心配です(汗)
最終話を投稿し終えたクリスマス。この日のために、一本だけ残しておいたスティックコーヒーがあります。それは、相棒からの差し入れでした。そのコーヒーを味わいながら、ポメラに向かって文字を打つ。最後のお仕事が残っています… さぁ、あとがきを書かないと。
あとがきにならないあとがきを……。
書くのが好き、有名になりたい、小説家になるのが夢だから……小説を書く理由は人それぞれ。僕の理由はただひとつ。それが、友人の望みだから。リアルな彼女を知る相棒は、陰で僕のサポートしてくれました。ダメダメな僕なのに、粘り強く最後まで。その苦労は計り知れません。
僕の友人と相棒。
僕はふたりの顔を知りません。彼らとの接点は、このブログとメールだけ。それでも、文字と文字とが行き交うだけで、強い絆で結ばれました。ある意味で、特殊な関係だと思います。
若い人なら、リモートでやればいいのに…って思うのでしょうね(笑) それには、互いに深い想いがありました。あえて僕らは、この手段を取りました。そうですね…十年先…もっと未来? その頃になれば、書ける日が来るかもしれませんね。今回は割愛させていただきます。
小説に着手したのは、今年の三月。相棒からのサポートを受けながら、僕はプロットを書いてはボツにしました。何度も何度もボツばかり……。
十二月一日は友人の誕生日。
その日までに完成させたい…。
きっと相棒は、ハラハラの連続だったと思います。
小説の最終案が固まったのは、十一月に入ってからです。それでも僕は悩んでいました。この物語には何かが足りない……。でも、僕らには時間も足りない。転機を招いたのは旅乃琴里の誕生です。
彼女は、この物語のキラーキャラクター的な存在です。彼女が、物語の幅を広げ、物語に深みを与えてくれました。彼女の誕生がなければ、のんちゃんのブログ王の完成などあり得なかったでしょう。僕にとっての旅乃琴里は、それにも増して特別なキャラクターでもあります。
その名前には、特別な意味があるから。でも、それを察する人物は限られています。旅乃琴里とは、誰にも分からない暗号のようなもの。僕からの問いかけに、誰が最初に気づくのか?
“考えましたね……”
真っ先に気づいたのが相棒でした。メールで原稿を飛ばした数時間後、あっさりと見破られました。僕の友人は誰もが認める天才です。また、相棒も天才でした。こんなの“惚れてまうやろ”ってヤツです(汗)
2,3日くらい泳がせてくれてもよかったのに……。
そう思うほどの即答に、ニヤリとする僕がいました。僕の目には狂いはなかった。彼は、桜木君から二十パーセントくらいクールさを差し引いて、人情味を二十パーセントくらい足したような人物です。
その彼に、僕はあとがきの原稿を見せていません。このあとがきを読んだ後、きっとすぐに修正原稿が届くのでしょう。それでも僕は構わない。あとがきの主役だけでも相棒にしたいから。ごめんね、相棒。驚いた?
彼は、友人の話をしてくれます。小学生時代には、まつげが長くて“メーテルのこども”と呼ばれていたとか、プラモデルの腕はプロ級だとか、釣りが大好きだとか……。その話の数々が、リアルな友人を知らない僕の原動力になりました。
十二月からは、原稿の修正作業に入ります。満身創痍で時間との戦いでした。これは、僕の遅筆のせいです。それに加えて、僕は日本語のルールも小説のルールも知りません。原稿のすべてを相棒にチェックしてもらいました。
昼夜問わず飛び交うメール。
そして、ようやく今日の日を迎えることが出来たのです。彼は頼りになる男です。ありがとうの百乗くらい感謝しています。否、♾️乗の感謝です。
数日前、僕は隠し球を彼に渡しました。のんちゃんのブログ王“025 エンドロール”の原稿です。このまま終わるのが寂しくて、幼き読者からのリクエストも書き切れなくて、だったら映画のエンドロールにあるテイで……その気持ちで書きました。
もうすでに、相棒からのチェック原稿もあります。明日、もう一本だけストーリーを掲載する予定です。のんちゃんのブログ王の読者の皆様。もう少しだけお付き合い願えれば幸いです(笑)
☆☆☆☆☆☆
無期限パスを手に入れて、君は銀河鉄道の旅の中。数多の銀河を駆け抜けて、旅の途中で出逢えたら……君に訊きたいことがある。
なぁ、楽しんでくれたかい?
雉虎 細魚
コメント
終わってしまい
ロスになってたから
めっちゃ嬉しいぜい。
最高の相棒です!
ありがとうございます♪
明日をお楽しみにね(笑)