パパと作ろう讃岐うどん!讃岐うどん手作りキットを幼稚園児が手にしたら…こうなる

お父さんの手作り釜玉うどん香川県・うどん・遊び場
香川県・うどん・遊び場

平成のさぬきうどんキット(木製)を使い、本気で幼稚園児とおままごとをするとこうなる。

2006年3月27日午前10時。僕はうどん団子を作っていた。息子にうどんを打たせるためだった。うどん王国の住民として、うどんを打つのは男子の嗜み。香川県では子供に秘伝のうどんを伝授するのが古来よりの習わしだ。それは全部嘘。ただ、息子と一緒に遊びたかった理由で準備した。

うどん作りの工程で、混ぜわせたうどんを踏む作業がある。美味いうどん作りに欠かせない儀式のようなもの。これをやるとコシが出るのだ。ビニール袋の中のうどんを無心で踏み続ける。途中で息が切れるのだけれど、そこから親の仇とばかりに踏みつけると案外続けることができる。頃合いまで踏みつけて、丸くカタチを整えて、2時間ほど寝かせるとうどん団子の出来上がり。15年前の写真を見て顔がほころぶ。そっか、15年も昔の出来事ですか…これ。

僕が作ったうどん団子

「お父さんと一緒にうどんを打たないかい?うどん屋さんにならないかい?」「オッケー牧場!」ホイホイ乗ってきた幼稚園児。15年の時を経て、あの名作、焼肉キングの回に登場した息子だ。

仕込んでおいたうどん団子をおにぎりサイズに丸めて渡すと、丸かったうどん生地は、小さな手のひらの中で自由自在に姿を変えた。BGMには「ハム太郎とっとこうた」。だ~いすきなのわぁ~ひ~まわりのたね~♪。小麦の豊かな香りに混ざる、テラダココロを感じます。

幼稚園児、うどんをこねる

水と塩と小麦粉の集合体を飽きるほどもてあそぶ。額が薄っすら汗ばんだ頃。彼は麺棒に手をかけた。「えん?やってもえん?」―――やってくれ、やっとくれ。これはキミの獲物だから、とっとこやっておしまい!。好きにしてくれたら、父さんは嬉しい。徐に、ブンっと麺棒を一振り。うどん生地を伸ばし始める。うどんは温度や湿度、周りの存在によって大きく変動する。その時々、その状況で味は無限大に変化。それが讃岐うどん。さて、このチビ怪獣。これからどう料理するのだろう?。

幼稚園児、うどんを伸ばす

おっと、普通に麺を伸ばし始めた。さてはうどん屋のオヤジの技を盗んでいたのだろうか?。説明無しで伸ばし始めるとは、お主も相当なうどん通よのうぉ~。ご機嫌さんでうどんを伸ばし。もう一度丸め直してから、また伸ばす―――麺のコシの強度が心配になってくる。せっかくの麺がカチカチだ。しばらくすると、二度目の「えん?やってもえん?」。どうぞどうぞ、とっとこやっておしまい!。

どこで覚えたのだろう。麺切作業が割とさまになって見えた。絶対に切れないはずの包丁で、畳んだ麺生地を切り始めた。麺生地って木の包丁でも切れるんだぁ。

あとは大きな鍋で湯がいてお昼ご飯。肉も、お揚げも、天ぷらも無いけど、出汁とうどんの味だけは保証するよ。讃岐うどん店レベルの仕上がりになっているから。麺生地が麺になった途端、息子は悪戯な笑みを浮かべて予期せぬ行動に出た。ここから先は幼稚園児あるある。

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まさか…暴走?!

幼稚園児..「まさか、暴走」

まさか―――暴走?!。デン、デン、デン、デン、デン…BGMがエヴァ色に変わる。この展開は予想していなかった。小さな手のひらに小さなお椀が二つ。そして合体。嫌な予感しかしなかった。どうした?。何があった?。

幼稚園児..止まらぬ暴走

お椀を重ねてどうするの。子どもは意外性の生き物だけれど、これは僕の想像の域を越えていた。それはアナタも同じでしょう?。映画のワンシーンのようでしょう?。でもこれ、現実でした。やらせも打ち合わせも通用しない相手ですから。

幼稚園児..大暴走

気合と共に振られるうどん。もうね、中でパニックになってるって。「それ、聞いてない」って叫んでるって。キャッキャーーーどうにも止まらない息子を見ながら、先行きが楽しくなっている自分も否定できない。よし、もっとやれ。うどんの最後は悲しげで、憂いげで、どこへ落としどころを求めるかで悩んだ。普通に食べられる状態でもない。あとで絶対怒られるヤツが目の前に。

幼稚園児..沈黙

息子の力作です。良い所を探してください。探して褒めてやってください。結局、もう一度、キチンと麺状に切ってもらい、僕の麺と一緒にゆでます。が、しかし、自己責任だけは取って頂きました。幼稚園児とは言え、ケジメは付けて頂きます。

幼稚園児が作ったうどん

写真でみると美味しそうでしょ?。実際に旨かったです。見た目に弾力と艶を兼ね備えた麺は確実に美味いのです。『うちの子可愛い』のスパイスも相まって。そちらの方がたぶん多め。うどん団子は家族の数だけ作っていたので、冒頭の釜玉うどんやざるうどんも同時調理。家族で食べる出来立ての麺。うどんと、笑顔と、ゆっくりと流れる時間。そうして得られる至福の瞬間こそ、僕ら真に麺を味わっていると言えるのでしょう。ご馳走様でした。

お父さんの手作りざるうどん

幼稚園児だった彼も、すっかり僕より背が伸びて、お酒が飲める年頃に。もはや時効だろうと思い、遠い昔の想い出を記事化してみました。うどん作りに新しいも古いもありません。まだ、記事ネタとしての寿命すら終わっちゃいない。

だってそうでしょう?、うどん作りの手順に今も昔も無いのですから。今では『さぬきうどん英才教育キット』が普通に販売されています。夏休みの自由研究の題材としてのうどん作りは全然ありです。ご両親も一緒に作ってみれば分かります。パンやケーキつくりも同じなのだけれど、うどんを作る工程での小麦の変化は勉強にしかなりません。

あ~、久々にうどんでも打ちますか。

お父ちゃん
お父ちゃん

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謎のお姉さん
謎のお姉さん
サヨリさん
サヨリさん

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