たぶん、ポメラはボケ防止に役立つ

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ポメラ
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───ポメラだけでも記事は書ける。

言うは易し横山やすし。

そんな単純な話じゃ無い。爺の癖にネット依存度が高過ぎた。検索しながらの書き癖が抜けきれない。頭の中は空っぽで知ってた単語が浮かばない。浅いねぇ~、子供用プールくらい知識が浅い。

つまり、ポメラだけで記事を書くのは難しい。ネットが無ければ指が止まる。ついでに脳も停止する。単語が出なけりゃすぐネット。けれどネットを使えば今のままが継続される。はい、近い将来確実にボケます。ハードにポメラを使い始めるとそんなジレンマが長らく続いた。

───無いものは無い。

出ないものは出ない。

瞬時に飛び出す文字の渦。残念ながらそんな便利な機能が僕には無い。学期末の恐怖の大王と言えばノストラダムスの通信簿である。通称、夏休みの関所。通行手形を親に見せると怒られたやつ。大予言は生き延びたけれど、国語「2」の実力を舐めてはいけない。ネット無くして文章など書けやしない。どげんかせんといかんとデス。兎にも角にもポメラで全てを完結させよう。何となくの思いつきである。ボケは目の前。そうでもしないと不味い気がし始めた。

終わりの始まりというけれど、こればかりはゴールが見えない。語彙のバリエーション不足で赤い壁が越えられない。まねごとにだって限界はある。見えない何かにアドリブ言葉を要求される。ポメラと僕とのにらめっこが続く中、今日もサヨリは元気です。

───あれ、、、何つー名前だっけ?。

覚えているのに思い出せない。知っているのに浮かばない。咄嗟に名前が神隠し。それはちょっとした地獄であった。頑張って思い出せ頭の何処かにそれはある。そんな自問自答を続けると小さな変化が起こり始める。それは記憶の連想ゲームであった。

───いっぱい出たね。

変な話では無い。

人名、地名、物の名前が僅かながらも浮かび始めた。そうなると、日常会話の幅も広がる。思い出したぜ、鼻ペちゃだってお気に入り、キャンディス・ホワイト・アードレー(笑)。丘の上のお爺さまだって20歳くらい若返った気分になるのも不思議です。

───あの人、誰だっけ?。この前、不倫したほれほれ・・・。

高齢者の会話は、「あれ」と「これ」のみで成立する。締め括りは「ほれ」である。互いに曖昧な記憶を、曖昧に繋ぎながら、曖昧に理解し合い、分かった気になり笑って帰る。この状況がかなり不味い。

───キャバクラ通いはボケ防止。

たぶんそれは正しいと思う。頻繁に若者と接する老人がボケないのにも腑に落ちる。会話を通して頭の鍛え方が違うのだろう。日常的に何でも良いから単語を使おう。それを独りでやっているのだから、エアー・キャバクラとでも呼ぶべきか?。やっている事はたぶん正しい。けれど心の師匠の壁が厚い。スティーヴン・キングの教えがちょい悪オヤジ。だってそうでしょう?、「文字を削って密度を上げろ」それ、素直にやってみ?。文字数なんて伸びないから。語彙のストック尽きるから。ノスタルジックに浸れるから。

───だってしょうがないじゃないか!。

心のえなりが何度も愚痴を吐きながら、それでも続けたおつむのリハビリ。その結果が今である。記事作成はポメラだけ。老眼鏡とも縁切れた。枯れた脳から脇芽が出た気もちょっとする。今の流行には無知だけど昭和の事なら飛び出せ青春。コレが分かるアナタ。そりゃもう、お友達です。

───去年の僕よりボケてない。

個人的な主観だけれど、ポメラの恩恵はお金じゃ買えないものばかり。そんな意味でもポメラは僕向きなガジェットなのです(笑)。

コメント

  1. エア-キャバクラ‥。店名は昭和っぽく、キャバレーサヨリ?。。舐めてはいけない国語2。そうなのよ。アヒルちゃん。アヒルじゃないのよ、白鳥は。子供時代、美しい白鳥は、みにくいアヒルの子と間違えられましたから。先生の青い三角定規の物差しでは計れない魅力を求めて今夜も来店。サヨリママのお話し、こちらもボケ防止になります。だって、忘れかけの昭和の思い出の引き出し、バンバン開けられまくりですもん(笑)。

    • いらっしゃーーーい。トレンドのお話はございませんが、愛猫と昭和のお話なら山ほど取り揃えております。今夜もごゆるりと足をお運び下さいませ(笑)。

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