セルフうどん讃州製麺(丸亀市)

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セルフうどん讃州製麺
香川県・うどん・遊び場

───西のセルフってスゲェーな。

そう思った店がある。

一度食べたきりだったけれど、また行ってみたいと思っていた店の近くが今日の現場だった。店の名前はセルフうどん讃州製麺。ジョイフィットと合体しているセルフうどん店だ。何が凄いって店舗構えがセルフじゃない。もうね、いつでもカフェに出来るような内装に不気味な絶望感しか感じなかった。

だってそうでしょう?、店にこれだけ力を入れたら値段はうどんへ跳ね返る。セルフの衣を借りた高級うどん店。こりゃ、野口くんが飛んでいくな。それが第一印象だった。レジで支払うと値段はセルフ並み。だったら味へしわ寄せが行くのかと思いきや、普通に食欲なくてもペロリだった。

───このチャンス、逃すものか。

勢いもそのままに、僕は長老を助手席に乗せて讃州製麺へ走るつもりで高松を出た。奢りなのだから文句なんかは言わせない。「今日のお昼は任せて。みぞれうどんのお礼だから」意気揚々と現場に着くと、讃州製麺は現場の目と鼻の先にあった。

───歩いて行こう、車よりも早い。

セルフうどん讃州製麺でかけうどん

セルフうどん讃州製麺

ひと汗かいて体も温まり、良い感じでお腹も空いた午前11時。長老と共に讃州製麺の暖簾をくぐる。並ぶ事は無かったけれど、広い店内の半分はお客さんで埋まっていた。2年ぶりの店内をぐるりと見渡す。コレコレ、この雰囲気。セルフうどん屋にあるまじきカフェの香り漂う店内には、新聞、雑誌、コミックスが並び漫画喫茶の要素も加わる。

───とっとと注文してさっさと帰ってな。

セルフうどんの暗黙の了解を破壊した店作りに、2年前の言い表せない感動が蘇った。「兄さん、店内の写真は撮らんのか?」長老が僕に訊く。「は?、それはナイナイ。ミーハーちゃうし」僕は答える。「ブログに書くんやろ?」長老の追い討ち。「何で知ってんの?」僕の顔から血の気が引く。「知ってるって、毎日、兄さんのブログ読んでるもん」。

「読んでるもん」て、女学生みたいに言われても、、、。

───常連様が目の前にいた。

どこでどうやって知ったのか?。長老は、先日の「みぞれうどん」もしっかりと読んでいて記憶していた。世間は狭い。悪い事は出来ないと切に思う。愛猫サヨリの事も熟知していて、何のドッキリかと思うほどドッキリした。

───何でも好きなものをお選びください。

野口くんどころか、福沢くんさえ出す覚悟でレジへ向かう。野口くん1枚で二人分食べられるのだけれど、この時は軽く気が動転していてた。

「そうそう、この店、朝の6時45分から空いてまっせ」

ブログから話を逸らすことだけに集中してしまう。嬉しいけど恥ずかしい。もっと早くに言ってくれれば良かったのに。

───こっそり読んでるなんてお人が悪い。

セルフうどん讃州製麺 かけうどんとコロッケ

で、本丸のかけうどん(大)。

麺の量も多いと僕の胃袋が言っています。炭水化物をこれでもかと吸収できると喜んでいます。その麺の味は、王道さか枝の麺に近いと胃袋が言ってます。

さか枝の麺の味は計算され尽くされている。それはオープン当初から思っていた。硬い、柔らかい、太い、細い。その好みの平均を取るとこの麺に仕上がるだろう。癖のない万人受けする味。どちらからと言えば女性を意識した麺である。

キジとら「熱々の天ぷらが恋しい日は「さか枝」のうどんでしょ?」より引用

コシはさか枝よりもしっかりとしている。

固い麺が好きな僕。麺は讃州製麺の方に軍配をあげた。イリコの効いた出汁も美味い。こんな店が近所に出来たら嬉しいけれど通い詰めそう怖くもある。西讃のうどん店は、まだまだ知らない店が多い。丸亀坂出方面へ仕事に来たら、今までのようにすき家や吉野家に入ってる場合じゃないな。身バレしたから、ちょっとコレ、仕事の議題に上げようと思った。

───食事は地元のうどん屋へ行きませんか?、てか、行こ。

と。

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