どうして玉葱の種の袋はお尻から開くのか?

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種の袋はお尻から開く
自家菜園

───ねぇねぇ、どうしてお尻から開くの?。

アイドルじゅんこ、ももえ、まさこ、クリムソンクローバー、あまうま総太り冬自慢…。全てが来月まく予定の種の名前。味や育て易さよりもネーミングを最優先。つまり、ブログネタと受け狙いで購入に踏み切った。買ったは良いが、全てが未体験で全てが分からん。

───それは、初めてのメロディを探り探り鍵盤を叩くようなもの。

それ故、暇さえあれば袋の裏側を読んでいる。そこには種のまきどきや苗の育て方が記載されているからだ。けれど、どれを読んでも何度読んでも頭の中に入らない。成長過程のイメージが全然湧かない。だから種の袋を遊戯王カードのよう持ち歩いている。そして必ず質問される───何見てるの?。以前の僕もそうだった、種の袋が物珍しいのだ。その会話の中で飛び出したのが、冒頭の袋のお尻の切り込みについてである。

───種だから、ポテチじゃ無いから、これはそう言うものだから。

予期せぬ突っ込みにその場を適当に凌ぐ。これまで無意識にお尻から種の袋を開いたけれど、言われてみればそうである。何故に下から?。切り込みが無ければ僕だって頭から開くだろう。後でじっくり袋を眺めているうちに答えが出た。

───頭から開くと説明書きが読めなくなるから。

苗を育てている間に読み返す事もよくあった。頭から開けたら大切な何かが消えてしまう。そしてもう一つ、野菜を植えて暫くすると何処のうねに何を植えたのか分からなくなる。それを回避するため畝に種の袋を刺して置く。袋の頭を飛ばすと名前が切れてしまう。だったら、それ用に印刷すればよくね?。でもそれは、昭和の頃からそうなのだろう。長年の慣習なのである。

───それにしても説明書きがザックリだ。

野菜のレシピもハウスバーモントカレーの箱の裏くらいザックリで、ヒデキ感激!にはほど遠い。裏書きどおりに作れば野菜も育つのだろうけれど、畑も料理と同じくらい奥が深い。病気対策、害虫対策、害獣対策、追肥の種類などの記載が無い。つまり、情報量が全然足りない。初めての夏野菜の経験から裏書きだけでは心持たない。ネットと書籍を読み漁り地元の農家から情報を得る。そこで得られる教訓はいつも同じ。いつもそう、いつだってそう。

───やってみないと分からない。

畑仕事に模範解答など存在しないのだろう。経験則から導き出されるインスピレーション。そこから正解を探すところに自家栽培の醍醐味があるのだ。上手く育った野菜は道ゆく人を惹きつける。畑が道沿いだから尚更だ。今はスイカを見ている人が多く、軽く優越感に浸っている。この秋は、じゅんこ、ももえ、まさこのアイドル育成月間の予定。収穫は来年のゴールデンウィークの頃。今は舞台の準備段階で、順調に育てば選抜総選挙は11月頃。

───気分は畑の秋元ヤスス。

総勢675個の種から何本の苗が畝という名の舞台に立てるのだろう。選抜から外れた苗たちは畑のつんくからの予約済み。初めてのアイドル育成、種をまく日が楽しみである。

ちなみに、ハウスバーモントカレーの名前は、アメリカ東部のバーモント州に伝わるリンゴと酢と蜂蜜を使用した「バーモント健康法」に由来する。ハウスバーモントカレー公式によると、バーモントカレーが発売された1963年当時、日本ではバーモント健康法が流行していたのだとか。僕の記憶には西城秀樹と河合奈保子しか無いけれど、僕の親世代以上なら誰でも知ってる常識なのだろう。

───世の中知らない事ばかり。

種の袋はお尻から開くのと同じように。

コメント

  1. 総勢675からの選抜とは、かなりの選りすぐり!。まずは秋からの養成所生活、プロデューサー手腕のみせどころですね。楽しみにしています。

    • 全員合格させてしまうと畝3つじゃ足りませんね。
      色々な条件下で育てみるのもアリですね。

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