どうしてブログを書くのだろう?
毎日、毎日、飽きもせず。
書いてるなんてどうかしている。
人気もアクセスもまるでないのに……。
読書よりもテレビっ子。通信簿、万年国語2だった僕である。基本的に書くことが好きじゃない。どういうわけだか、これからはネットの時代じゃ! そんなぶらり散歩気分で、ホームページの世界にバカな頭を突っ込んだ。
当時は回線速度もトロくって、写真1枚でも表示するまで何秒も必要だった。あのストレスに耐えられるのは、エロパワーなくてはあり得ない。動画だって同じであろう。ビデオも、ネットも、普及の裏にはエロパワー。本能には誰も勝てない。
だから、文字なんて誰も読まない……。
けれど、僕らの武器はテキストのみに限定された。最小限の画像と最高のテキストでネットの海へと乗り出した。家電量販店で「インターネットくださいな(笑)」ホームページを持っているだけで、びっくりされる時代であった。そもそも、ホームページを知らない人たちばかりだった。
そして、あっという間に時が流れる。
───何じゃこれ? 誰でも書ける!
ADSL時代になると、回線速度が劇的に速くなる。そのタイミングで黒船来航。さしずめ、ネットに舞い降りたリア・ディゾン。みんな大好きブログである。これが画期的すぎて、ホームページを絶滅危惧種にまで追い込んで、今日もサヨリは元気です(笑)
カキコ、キリ番、相互リンク……知ってるかい?
そこからブログへ移行した。だけれど、更新頻度は週二あればよい方だった。需要よりも供給過多。今のネタとは別物で、テレビの話題を盛り込めば、書けばアクセスは伸びてゆく───当時のSEOもチョロかった(笑)
リアルタイムで実況をすれば、サーバーパンクが何度も起こる。あのころ、僕は少し夢をみていた。ブログで飯を食えたらいいな。だから、思い出したようにブログを書く。捨てるにゃ惜しい。いつ化けるやら分からない。その考えがあったのだ。それは邪な考えだった。
何も起こらず、あっという間に時が流れる。
───この先、いったい、どうなることやら……。
コロナの中、僕は毎日投稿を開始した。
暴挙にも思えたけれど、2年以上も続けている。そのタイミングから、文体とか、文脈とか、語彙などを考え始めた。単純な理由からであった。もう歳だから、まともな文章を書かないと。それだけである。僕の嫌いな国語の勉強が始まった。
グッと腰を落として、書き始めたのは去年からである。否、一昨年だったか……。
がむしゃらに書き殴ってきたけれど、固定の読者が登場した。奇跡と書いて読者と読む。投稿すれば読んでくれる人物だ。通りすがりの名無しさんじゃない。楽しんで読んでくれる人。それが、とてもうれしかった。僕の心の元気玉が、膨張するのをリアルに感じた。オラとアーニャがワクワクだった。
───過去にもそんな人物もいた。
けれど数か月もすれば、興味は別の何かに奪われる。ネットでは、それが普通なのだから。でも、今回の読者は異次元だった。ぬるっと、まるっと、記憶済み!
僕よりも、僕のブログを知り尽くしている。もしかしたら記憶してます?……そんなことってある? きつねにつままれた気分だけれど、きつねも、たぬきも、そこまでしない。毎日投稿を始める以前から、その人物は僕のブログを読んでいた。そんなん、嫌でも更新頻度が高まるってもんだ。
毎日の投稿は苦痛である。
苦痛をとおり抜ければ快感である。
毎日、毎日、走る人。
毎日、毎日、筋トレする人。
たぶんそれと同じなのだろう。やらないと気持ちが悪い。ある意味で、ブログは頭のウォーキング。小説は頭の筋トレだった。僕と多くのブロガーとの違いがあるのなら、いつも隣に応援団。記事をチェックしてくれる人物までもが現れた。下手っぴな記事しか書けない僕だけど、これだけは胸を張って自慢できる。
───うちの読者は最高です(笑)
そんな人たちに選ばれてみ? 誰だって毎日ブログを書くでしょや? 広告だって外すよね? 星の数ほどあるブログの中で、僕を選んでくれてありがとね。選んでもられて光栄です(笑)
毎日記事を書くことで、枯れた頭が随分と鍛えられました。ゴリマッチョな中山きんに君には遠いけど、細マッチョくらいにはなれたかな?
───何で、毎日ブログを書いてんの?
書かないと、泣く人がいるからに決まってる。そんな人が一人でもいれば、そりゃ、ナンボでも書けますよ。心臓が息の音をあげるまで。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です(笑)
コメント
エロパワーなくてはあり得なかったのねwww
記事をチェックは出来ないが、
ツッコミどころはチェックしてます(*´∀`)
エロパワーとツッコミ。
それは、人類にとって大切です(笑)