ひまわりの木

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自家菜園

 どうでぇ~、すげぇ~だろう?(笑)

 友人は僕の畑が大好きである。ちょいちょい、こっそり覗きに来ている筈である。だから今年は、友人が大好きなひまわりの種を盛大にまいた。種の品種はミラクルビーム。もうね、スーパーロボットあたりから発射されそうなネーミングである。派手な名前に反して、ミラクルビームは背丈は低く花も小さい。けれど、ひと株あたりの開花数が多い。そこが気に入ってホムセンで種を買った。その種の袋の写真を友人に見せたのは冬の頃。そんなひまわりの開花を楽しみにしていたのは、他でもなく彼女であった。

 とは言え、去年のひまわりは失敗に終わった。同じ品種の苗を購入し、畑の入り口に植えつけたのだ。愛情だけはたっぷりあげたはずなのに、ふたつだけ花を咲かせ、その後で見る見る枯れた。肥料が足りなかったのか? それとも水が不足したのか? その真意は闇の中である。けれど、僕らは決して挫けない。策を練りつつ種をまく。僕の不安をよそ目にミラクルビームは元気に育って、今日もサヨリは元気です(笑)

 きれいなヒマワリやねぇ~。

 通りすがりのご婦人らが口々に褒めてくれた。彼女たちの保養になったのは言うまでもない。その花も終わりを向かえる。え、もう終わり? 庵治の花火大会でも、もうちょい続くよ? 思ったよりも短命であった。種がビッシリと詰まったミラクルビームの行き先は、外柵隣の雑草ゾーンだと決めていた。これだけの数の種である。運がよければ、無数のひまわりが花を咲かしてくれるであろう。そんな期待を込めてやってみた。最悪を見越して保険用の種も温存した。一気に畑が寂しくなるなと思いきや、師匠のひまわりが本領を発揮し始める。ミラクルビームは可憐であったが、師匠のひまわりはワイルドであった。

 師匠のひまわりの故郷は堆肥の山。収穫したもみ殻を何年も蓄積し、雑草が生い茂ったらユンボでかき回す。その繰り返しが、自家菜園家なら喉から手が出るほど欲しいのだ。僕はそれをシレっと、サラッと、チマチマと、僕は畑に運んでいたのだ、一年という歳月を掛けて。なんだ、なんだ!レッドブルか? その効果は絶大で、雑草の「ざ」の字も生えなかった畝間は御覧のとおりである。一気に地力が上がった証拠にほくそ笑む。そう思いながら我思う。ムフフフ…心のルパンの悪だくみ。

 ひまわりも拝借しよう!

 怪盗キッドのように華麗に、キャッツアイのように美しく、ルパンのように大胆に、「奥さん、ひまわりもらってくでぇ~」と何本かの苗を引っこ抜いて畑に植えた。もちろん、昨年の失敗したあの場所にも。土の中に邪悪な何かが潜んでいるなら、このひまわりで吸い上げてやる。リベンジじゃ! 大きなひまわりの苗を気分よく植え終わると、奥さんが半笑いでこう言った。

「そんな大きいのは根付かんよwww」

 だったら早く行ってよねー。

 意地悪だなぁ…と思いながらも、師匠のひまわりは、あっという間に僕の背を抜き去った。それは、二学期に自分よりも背が低かったクラスメイトが一気にデカくなった感じと似ていた。ニョキニョキって感じである。そして師匠に問うてみる。

「これって、どこまで背が伸びる?」

「5メートル」

 嘘をつけ。

 その時はそう思ったのだけれど、あながちデマでも無さそうだ。7月20日現在。低く見積もっても3メートルくらいの高さある。控えめに言っても化け物だ。その化け物に畑の王が蔓を伸ばす。ひまわりの茎を足掛かりに、カボチャは一気に制圧するつもりなのだろう。ひまわりの茎にしがみ付く、そんなカボチャの蔓を発見次第、方向転換させるのが僕の役目となった。もうね、この戦いは、ゴジラVSガメラです(汗) 友人は畑の天下一武道会つーて、雷電から笑って見ているのだろうな。たまにはさ、雷電から降りて顔を見せろよ(笑) そんな気分でカボチャを動かす。

 僕の畑のひまわりは二度咲きます。

 梅雨に咲く、可憐なひまわりは残り一株。その後で、真夏に咲く、ワイルドな方のひまりは始まったばかり。何が言いたいのかと言うと、ひまわりの茎って、惚れ惚れするほど太くて長いのよ…エロい意味じゃなくって、ひまわりの木だわコレ(笑)

ひまわりの茎

コメント

  1. まぁ、ステキなひまわり! ということで、待ち受けにしてみました。可愛いよつぼしイチゴから大きなひまわりになると、ザ・夏! って感じです。しばらくは、ひまわりにしよう(笑)

    • よつぼしも特別だけれど、ひまわりも特別なので、そう言ってくれると嬉しいです。これからもっと花を咲かせてくれますよ(笑)

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