気がつけば、自家菜園の二年生。

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畑
自家菜園

───完璧にしくじった。

 2022年5月28日。

 自家菜園の初日であった。畑から空を見上げると、天に浮かぶ雲が龍に見えた。もうね、アニバーサリーですよ、アニバのサリー。ゴールデンウィークから記念日を手ぐすね引いてスタンバっていのに、忙しさにかまけてすっかりさっぱり忘れてて、今日もサヨリは元気です。

龍に見えた雲

───すまんな、ワイ、今日も忙しい。 

 桃の畑は僕の畑のお隣だけれど、朝、昼、晩のトリプルヘッダーで畑に行けない。この枯れたジジイが割と人気でスケジュールがカツカツなのだ。気を抜けば、昼飯が食えぬほどに逼迫している。だからブログ投稿も遅れ気味(汗)。

───でも、今日は行く。畑やる。

「今日は早上がりするから、後、よろしゅうに(笑)」

「どこ行くの?、闇バイト?」

「畑じゃ、畑。そろそろ行っとかないと、危険が危ない!(怒)」

 今日は時間が少し取れた。だから畑に癒やされに行った。手土産は友人から貰ったお米のとぎ汁。昔からおばあちゃんが畑の野菜に与えていたし、折角のお米だから無駄なく全て消費したいし。友人も喜んでくれそうな気もしているし。てか、喜ぶし。

───取りあえず、雷電。

雷電

 倉庫から雷電を取り出して、畑の特等席にお飾った。しばしの間、二年目の畑をゆっくり見ていっておくれ。やる事やったら少し話そう。そうそう、もらったマンゴー旨かった。マンゴー育てるなんて凄いよな。濃厚な桃を若本さんの声くらいこってりさせたような味だった。異次元の旨さだった。『異次元』と言うのは、こんな時に使うのだろうな。でも、マンゴーのタネって……あの形状は想定の範囲外(汗)。反則みたいな形状に、マンゴーの切り方が分からない。だから二個目は、無理せず皮をむいて食べました(笑)。

───草でもむしろ。

 とは言え、今は収穫ゼロ。ズッキーニは採れるけれど、他の野菜は絶賛育成中なのである。だから、必然的に草むしり。友人は最新技術の最先端を突っ走っていた。聞けば聞くほどSFだった。それとは真逆で僕のはゆるりと自然農もどき。草をむしって畝に乗せる。ほとんどの作業がその繰り返し。1年目は黙ってやった。友人は楽しんで見てくれた。それでも足りない。あと、3年くらいやらないと理想のカタチには程遠い。友人はメチャメチャ褒めてくれたけれど、土が何か違う気がする。

 耕運機でも借りてから、畑をガーっと耕して、肥料をドバッと入れればチョロいのだろうけれど、それではブログとしての面白味に欠けるのだ。意味不な事で右往左往くらいが丁度良い。収穫よりもプロセスである。ある意味で俺にも分からん。都市伝説風で十分なのだ。

───それ、どうやった?。

 それを言わせれば僕の勝ち。ブロガーの畑はミステリアスくらいで丁度良い。我流でフワフワしているくらいが好まれる。本気度は見えないところで出せば良い。例えるなら昭和の女優へのインタビュー。

「いつもお綺麗ですけど、日々のケアはどうなさってらっしゃるのかしら?」

 昭和定番の質問である。八千草薫も、大原麗子も、松坂慶子も、吉永小百合だって決まってこう言う。

「特別な事はしていませんの(笑)」

 これが銀幕のスターたる所以である。絶対、凄いケアをしているだろうに、今とは違い、決して表に晒さない美学があった。分からないから気になる。気になるから息が長い。引き出しが少なく、懐が狭い僕だからこそ、ぶっちゃけ過ぎには要注意である(汗)。

「野菜が出来ました」

「どうやって?」

「うん、分からん!」

 大学教授じゃ無いのだから、これくらいが面白い。理論はあれどはぐらかす。理想まで、まだ先だけれど、二年生だから許されそう(汗)。

───よつぼし、実った。

 よつぼし苺、二期目が来週辺りに食べられそうです。今年は株を増やしたいから、食べるのはそこそこに。ランナーから苗を育て始めました。目標は10株。今年の経験から換算すれば、来年の苺はウハウハ状態になる予定。恋も、願いも、夢も、希望も、何でも実るよつぼし苺に育てないとデス。

 何はともあれ、自家菜園の二年生になりました。去年より、少しはマシになれるように頑張ります(笑)。

コメント

  1. 2年生、御進級おめでとう(笑)。お仕事、忙しいそうですね。お疲れ様です。 化学肥料や農薬を使わないのは大変ですよね。でも、雉虎さんの友人は「それがお遊びの醍醐味」と言っていましたよ。お遊びの度が過ぎるけれど…。

    • そうですね。僕のはお遊びだけれど、聞けば聞くほど研究レベル。近くに住んでいるのなら、壮大なお遊びが一緒に出来るのにね。

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