バジル、発芽?!

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バジルの芽
自家菜園

───三日ぶりに畑へ行くと10月なのに夏だった。

土、日、月曜日の連休は生憎の雨模様。つまり、水やり不要で畑は休んだ。仕事には出掛けていたので一手間減る恩恵は大きい。

猛暑から始まるカボチャとサツマイモの関ヶ原は続行中で、両軍共に一歩も引く気配無し。7.3m離れた外柵からはノアサガオが着々と陣地を広げ世界征服の刻を伺う。元気は正義。それは良き傾向だけれど一抹の不安が頭を過ぎる。

───芋の蔓、ボケてんじゃね?。

楽しい芋掘りは明後日、その日のうちに真実は明るみに出るだろう。ボケても記事ネタ、大漁でも記事ネタ。いつだってトラブルは記事盛り上げのレッドブル。どちらに転んでも体勢に影響はない。そこを何とかするのがブロガーのお仕事です。

バジルと唐辛子、元気なのは植え替え勢も同様で参戦意欲満々である。苺と大根はデカくなり、じゅんこ、ももえ、まさこは太くなる。ジャガイモはイレギュラー。植えた記憶もないのにあちこちからボッコンボッコン増殖中。

─── お前、貞子か?。

ジャガイモが、勝手に芽を出し、勝手に育ち、勝手に肉じゃがになる未来しか見えなくて、サヨリは今日も元気です。

三日間でいい感じに雨が降った。今日の水やりも不要である。記録写真を撮影してから余計な雑草を抜く作業。全ては抜かず最低限に。ベイビーラッシュの白詰草にほくそ笑み、小松菜まわりに手をかけ始めて指が止まる。

───バ、バ、何だっけ?。

雑草とそうではないモノとの違い。それくらいなら僕でも分かる。その中間に存在するノイズ的な植物もあるのだけれど、それは念のために育てている。今の畑で何が起こっても不思議じゃない。春の畑とは違うのだよ、春とは。雑草投入と残渣処理で言わば、畑は種のカオス状態。何の芽が出ても驚きはしない…筈だった。

───いつもテレビで見てるよ、誰やったかな?。

この芽から目が離せない。頭の上の老眼鏡を探すように、記憶の中で植物を検索。いつもそう、いつだってそう、Googleと同じで答えが出ない。でも知ってる気がする、ご両親に会った気がする、だから抜けない。それは、ほうれん草の周りで大量に芽吹いている。大自然の野外ステージでは、どこもかしこもバタリアン。土の中から何かが出てくる。

───何これ、嬉しい。

ひととおりの草を抜き、100均で買った優秀な軍手を脱ぐと、指先から変な匂いが鼻をついた。ハーブに詳しくない僕だけれど、多分、ハーブの何かであろう。え?、畑に存在するハーブは一種類しかない筈、オカンの野望が働いていなければ…。

───気になる、気になる、誰やったかな?。

僕は一直線にバジルに向かい、葉を一枚千切って鼻先に突き当てた。同じ香りだった。謎の芽はバジルだよ、たぶん。

そっか、そっか、何でなん?。だってそうでしょう?、バジル、予定にないもの。越冬は無理っぽいけど、きっと春にも同じ事が起こりそう。バジルの種は既に購入済みなのに。来年、タネをまくスペースが無い。

───さて、どうしよう。

バジルの花言葉は「なんという幸運」。なのに、幸運の種は悩みの種に姿を変えた。

コメント

  1. スゴい!。畑の舞台がが大賑わい。やっぱり、アイドルがいるから?、舞台乱入者?。。芽が出るって、嬉しくなりますね。自分が知らない、気付いてない、そんな種があるなら、芽を出して成長しなくちゃ、勿体ない!植物も才能も。ね?。

    • ほんと、ほんと。
      10月になると殺風景になると思いきや、ずっと緑で新芽がわっさわっさです。いよいよ明日は待望の芋掘り。その後で新たな芽が息吹きますように(笑)。

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