気づかぬ間にノアサガオが増殖開始!

Ipomoea indica
自家菜園

───朝顔の花言葉はアナタに絡み付く。

そっかそっか、そりゃその通りだけれど、その絡み付き方は往年のアントニオ猪木の卍固め。毛むくじゃらの太いつるが螺旋状に絡み付く。蔓の網目は見え方によっては二重螺旋で、角度を変えれば三つ編みだった。そいつがちょっとやそっとじゃ解けやしない。手で引っ張っても長州力くらいキレてない。

───裁ち鋏、裁ち鋏…。

この青い花の正体はノアサガオ。温暖を好み沖縄地方でよく見られる品種なのだとか。ヒルガオ科サツマイモ属で、夏休みに僕らが育てたアサガオの仲間である。つまり、アサガオの超上位互換。実際に見れば嫌でも分かる。アサガオをパワーアップさせるとこうなる。野朝顔より野良朝顔、そんな感じのワイルドさをあわせ持つ。

───なのに花言葉は儚い恋。

弱ったねぇ…。

全く儚くもない蔓を眺めて腕を組む。綺麗な花を咲かせるのだけれど、この蔓が後々厄介になるのだと、期末テストに出しますよの勢いで、師匠からキツめに伝授されていた。この蔓が畑では嫌がられる存在になるのだと言う。だから切れと言い放つ。

───でも、花は綺麗やで。目の保養に良いじゃない?。畑の見栄えも良くなるし…。

思ったとおりを返しただけなのに、かぶせ気味な特大ブーメランに退いで、サヨリは今日も元気です。

───ええ歳こいて、綺麗な姉ちゃんのヤバさを知らんのか?《鬼》。

何があったんですか?、師匠!。過去に綺麗なお姉様にでも酷い目にでもあわされたんですか?、師匠!。そこが訊きたいグランドマスター!。でも知ってた、それホント。そっか、綺麗だけれどマズイのか。棘に刺されて怪我しないうちに手を打とう。

───裁ち鋏、裁ち鋏…。

だから真夏に根本を見つけて蔓を切った。これで終わるはずだった、なのに今のノアサガオはあの夏よりも増殖を果たす。よく見ると、外柵の奥手にまで触手を伸ばす。そこはよそ様の敷地だから入れなくてゲームオーバー。

───駆逐したのに…貞子かよ?。

青々とした貞子の微笑み返しが憎らしい。

別名「宿根アサガオ」の本気が見えた。宿根草とは、毎年花を咲かせる多年草。このままでは来年の夏が危ない。いや待てよ、強くて固い太い蔓を放って置けば外柵強化になるだろうか?。芋掘りまでもう少し。それまではウォール・マリアだけは死守したい。

ノアサガオを枯らすのは芋掘りの後にしようと思う。気温も下がった数日のうちに、蔓が急に伸びる事も無いだろう。来週の木曜日まであと少し、もう少し。

慌てて動いても碌な事はない。今は畑の状況を変えない方が正解だろう。

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  • サヨリは秘密の実験中

コメント

  1. 綺麗な姉ちゃんのヤバさ?‥。さすが師匠です!。何でも知ってる大人にしか出来ない、その比喩表現。私にも、あれや、これや、色々と教えて欲しい‥。芋掘りレベルの、根掘り葉掘りで。もう少しで芋掘り。楽しみですね。

    • そうせすね、あと一歩深掘りしていたかった(汗)。天気予報から考察すると木曜日or金曜日の選択になりました。金曜日は夜仕事なので体力温存で木曜日です。何が出るのか楽しみです(笑)。

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