映画、ドラマ、書籍レビュー記事は難しい

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Kindleの邪魔をする猫
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───日本の何処かが沈む夜。

日曜の夜は絶望しか無かった。円谷プロの本気が怖かった。沈む日本に恐怖した。だってそうでしょう?、サンタはいる、ウルトラマンもいる、仮面ライダーもいる、日本は必ず沈没する。純真無垢な幼稚園児に現実とSFとの境界線など無かった。それが僕の1974年。

───小栗旬主演『日本沈没-希望のひと-』2021年10月放送開始

この一報に心が躍る。日本沈没には自信があった。47年前の記憶も鮮明に残っている。これを書かない手が見つからない。Kindleを買い、原作を買い、PCに向かう。もらった、記事化しよう!。

いつになく僕はやる気だった…。

物語レビューの難しさ

いざ書こうとすると、キーボードの指が止まる。

───書けないジャン!

2~3年前なら書けたテーマ。それが今では全く書けない。面白かった、怖かった、笑った、泣いた、ドキドキした…。そんな記事ならお安い御用。問題はネタバレだった。危ない橋は渡れない。

1974年、お茶の間で見た村野武と範由美かおるの壮絶な最後。それを知る人なら日本は沈んで当たり前。けれど、世の中は関東沈没で盛り上がる。「関東沈没は序の口、次は日本が沈没する」。真相を語るのは簡単だった。Twitterで興味も引けただろう。実際にネタバレを書き連ねた記事は無数に存在する。

───赤信号、みんなで渡れば、地獄ゆき。

アクセスを追うなら書くべきだろう。しかし、このご時世。YouTubeを震撼させたファスト映画の記憶も新しい───迂闊な行動は己の首を絞めるのだ。

───『歩』という文字は、少し止まると書きます

金八先生のセリフが脳を過る。少し止まって、慎重に、冷静に。───さて、どうしたものか?。解決策はあるのだろうか?。どう書いてもネタバレしか書けない。

僕のブログには、映画、ドラマ、書籍のレビューは極めて少ない。波に乗ればアクセスが容易に稼げる事も承知している。けれど気が乗らない。日本沈没を断念し、程なくして『The Witch/魔女』を見た。GYAO! で無料配信された韓国映画だった。期待感などサラサラ無かった。でも、レビュー評価が飛びぬけて高かい。興味半分で見始めた。話が進むにつれ加速する面白さ。その評価に嘘は無かった。

───これなら書けるかも

ストーリー、脚本、アクション、映像、アングル…全てが強烈に面白い。二回目からが面白い。これなら書けるとPCに向かう。けれどダメだった。伏線と回収が神レベル。些細なシーンでさえネタバレを含む。可能な限り先入観無しで見る事をおススメしたい。その方が絶対に面白い。書きたいのに書けないジレンマ。残念ながらボツ。

───そして今、宮廷女官チャングムの誓いにハマっている

───視点を変えれば記事化出来るかも知れない。

試行錯誤を繰り返し、直感が働く───やれるのか、おい!。BGMには『炎のファイター』。そう、アントニオ猪木の入場テーマ。

ストーリーは程々に。登場人物へスポットを当てる手法。だったらネタバレへの懸念も無く記事をまとめられる。そんな気がした。早々にチャングムから手を付けた。まずは登場人物の名前、性格、僕の想いを付箋に書き込む。それを相関図風に並べて付箋ノートを作った。

まとめた付箋ノートを広げてPCに向かう。ボツ記事とは違う記事が出来そうだ───イケる、イケるぞ。『日本沈没』、『 The Witch/魔女 』、『宮廷女官チャングムの誓い』。タイミングこそ逃したけれど、登場人物主体で記事を仕上げてみようと思う。

───面白くなって来た

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