キングジム純正ＤＭ２５０専用ケースは、まさしくポメラのアインマンスーツだった

───女神様から託されたポメラＤＭ２５０。

またの名を「ひまわり」ちゃん。

ひまわりちゃんと託されたのはそれだけでは無い。ポメラを衝撃から守る純正ケースである。それは、ポメラの鎧であると同時にポメラの盾であり、ポメラのシートベルトの役目を果たす。

例えるなら、エヴァンゲリオンのＴＡフィールド、アイアンマンならマーク４４”ハルクバスター”を連想させた。

このケースを使い始めてから二週間が経過した。これは良い、凄く良い。だから今回は、ポメラ純正ケース（ＤＭＣ７）のレビューを書こうと思う。

ケースサイズはW142mm×D35mm×H280mm。

その中にはポメラしか入れない。他のモノなど受け入れないジャストサイズである。外側は強固なアルミ製の筐体と内側はクッション材でポメラを守る。ＤＭＣ７はポメラを守るだけのために誕生したケース。ひまわりを入れた時の安心感たるや別次元だった。

───これ以上のケースって他にある？。

ＤＭＣ７に入れただけなのに、ポメラを持って何処にでも持って行ける気分になれる。未経験のスタバでドヤ顔の日も近くて、今日もサヨリは元気です。

───しかし、ポメラは故障と表裏一体。

それがポメラ最大の弱点。

歴代ポメラを使い続けた僕だけれど、ポメラが故障した経験は一度も無い。ポメラＤＭ１００も未だ健在。いつでも出撃可能な体制でデスクの中で眠っている。

だからと言って、ポメラに対する不安への払拭は不可能だった。だってそうでしょう？、Amazonレビューを筆頭にネットの情報をかき集めれば嫌でもその問題にぶち当たるのだ。

───そう、ポメラの購入はちょっとしたギャンブル。

書キグルイの賭ケグルイ。

それが原因で、新型ポメラ購入に踏み込めない同胞たちも実は多い。僕も過去の記事でポメラの耐久性について散々書き散らかした人間である。その気持ちは痛いほど分かる。実際に新型を手にすると安易に外に持ち出そうとは思えない。

───新型を持ち運ぶハードルは高いのだ。

そこを見越されての純正ケースであろう。ＤＭＣ７は女神様からの心配り。僕はそう受け止めて、日々、ケースに入れてポメラを持ち歩いている。

ＤＭＣ７の存在を知らなかった僕が、このハードケースを手にして驚いたのは、みなさんも容易に想像出来るだろう。「これは無敵なやつ」それ以外の表現を僕は知らない。でも入れ方が分からない…。

このケースは長方形のパックマンのような構造で、ケース下部は完全固定されている。側面に取り付けられたゴムの力で開閉される仕組み。初めて使うときに悩むかも知れない。けれど、思い切ってポメラの幅だけ開いてみよう。

───新たな世界が広がるから。

心配無くポメラを持ち歩ける快感。

中古ポメラＤＭ１００の如く、畑に持ち込む勇気は無いのだけれど、汚れ仕事以外の場面ではいつも供に行動している。このハードケースの安心感たるや、使った者で無ければ到底理解出来ない領域である。

───ある意味で神の領域。

内側のクッション材がバイクの振動からも守ってくれる。内も外も保護するアイアンマンスーツ。アベンジャーズじゃ無いのだけれど、「日本よ、これがケースだ！」と言わんばかりである。

ちなみにポメラＤＭ１００は、バタオルをクッション代わりにグルグル巻きにして持ち運んでいた。ポメラだけに移動に際してデリケートに対応していたのだ。ポメラ使いはポメラの持ち運びに際し、当たり前のように細心の注意を払う習性がある。それはアナタも同じでしょ？。

───そして、もうひとつの役割が…。

頑丈なケースを膝に乗せれば小さなデスクに早変わり。移動中の電車や公園で何かを書く時に重宝する。ポメラを直接膝に乗せるよりも若干（35mm）上がっただけなのに、打ち心地が随分と変わるのだ。つまり、デスク代わりにもなるケース。

───これが地味に便利である。

もし、アナタがポメラのケース選択でお悩みならば、キングジムのＤＭＣ７をオススメします。

これは良い、凄く良い。