大望の初鰹!宮崎県産本かつお(2022)

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宮崎県産本かつお(2022)を見る猫
うちの猫の話

───目に青葉 山ホトトギス 初かつお(山口素堂)

初鰹はまだかいな。

僕の財布を苦しめる愛猫サヨリのエンゲル係数。いつもの冬なら安くて大きいブリとハマチの刺身の季節。なのに価格が謎の高騰。とてもじゃないけど手が出ない。無理して買うと足が出る。今シーズンは、サーモンやマグロの方が安いくらいだった。必然的に初カツオの到来を待つ事になる。

ちぎれるほど、首を長くして待っていた。

だってそうでしょう?、鰹は、お値段以上に身が大きい。裏を返せば値段が安い。安いは正義で、カツオはサヨリの好物でもある。食べ物で、春を待ち遠しいと思った冬は初めてだった。通念なら初ガツオのシーズンは4月ごろ。時期には少し早すぎる。いつものように、スーパーの鮮魚コーナーを覗いてみると奴がいた。

カツオちゃん、いるじゃん。

───キター!!!。

宮崎県からのお届け物です。大望の初ガツオが僅かながら並んでいた。これだったら値段も合う。もう少しすれば、もっと大きな身が安く手に入るだろう。初ガツオ様様である。お猫さまに1パック、自分用に1パック。奪うようにレジカゴに放り込んだ。

ちなみに購入店はパワーシティ、イオン系スーパーである。

宮崎県産 本かつお刺身用(320円)

宮崎県産本かつお(2022)

───3月4日の初ガツオ、消費期限は明日まで。

今日は半分、残りは明日。そうしたいのは山々だけれど、そうはいかない。うちの老猫、最近、食欲旺盛でよく食べる。よく食べて、よく飲んで、僕の相手をしてくれない。人生なんざ、元々死ぬまでの悪あがき。残りのニャン生を謳歌し尽くすつもりなのだろう。

───それにしても良く食べる。

ラップという名のATシールドに守られた状態で、今年初めてのカツオとのご対面。明けましておめでとう。クンクンと匂いを嗅ぎ、チラリと僕を睨んでカツオを見る。写真に撮りたいけれど、チラリが僅か数秒で、ずっとカツオに夢中のようだ。カツオにカメラを渡したら、良い写真を撮ってくれるだろうな。

───カットの準備に取り掛かろう。

サヨリはいつも見てるだけ。そこから先の行動に出ない。お魚咥えて逃げたりしない。包丁が目に入ると魚身を切ってくれると認識している。切っている間は少し離れた所からニャルソック。皿に盛り付け、皿の前に僕が座ると、ゆっくりと僕の膝の上で待機する。若い猫らと違って待てる猫だ。そこからは人間の赤ちゃんと同じ。膝の上で赤ちゃん座り。一枚、一枚、あ〜んする。赤ちゃんのお世話というより、高齢者福祉施設だけれど。

久しぶりのカツオの刺身が気に入ったようで、320円をあっという間に平らげた。その後はミルクの時間。毎日、同じ順番なものだから、自分のグラスの前に座ってミルクを待つ。

痺れが切れると冷蔵庫の前から僕を睨む。ミルクは自分で飲んでくれる。その隙に、自分用に買った初ガツオを食べてみた。風味豊かで新鮮な味わい、それを口に含むと訪れる舌先への祝福にほくそ笑みが止まらない。

───うちの猫、毎日、こんなの食べてんだよな。

猫も人生、そういう事です。

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