僕が週2ペースで小説を投稿する理由

棒ラーメンと猫
金曜日(小説の話)

 金曜日は小説の話

 土曜日は、ショート・ショート
 日曜日は、スピンオフ

 この投稿サイクルに固定したのには理由がある。相棒からは、たとえ短くても週二はプロでも無理があると言う。それは、僕の体を心配しての言葉である。ありがたい言葉である。それも理解した上で、強行策に僕は出て、今日もサヨリは元気です(笑) それをやるべき理由がふたつあったから。

 ひとつ目は、書けなくなるから。

少なくとも週1回のペースで小説を書かなければ、ブログ王で鍛えた脳筋が衰えるからだ。たぶん1ヶ月も放置すれば、頭に思い浮かんだイメージを文章に出来なくなる。書き方すらも忘れてしまう。毎日のように部屋の鍵を探している、高齢者をナメてはいけない。

 ふたつ目は、忘れられるから。

 せっかくの小説も、僕が小説を書いていることさえも。時が過ぎれば熱も冷める。今の時代は供給過多。あっという間に読者から忘れ去られる。忘却の時限タイマーは、気を抜いているうちに進んでしまう。

 だって、そうでしょ? あんなに読み込んだドラゴンボールだって、ドドリアさんの名前がパッとは出ない。あれほど楽しみに見ていた、必殺仕事人の最終回を覚えていない。

 だから、鉄を熱いうちに打ってるだけではダメである。ずっと、熱いうちにしておかなかと、読者の心はすぐに冷めてしまう。時間が経てば、僕の心でさえも冷めるだろう。それでは、本末転倒になってしまう。

 相棒にも伝えたけれど、日々のブログ投稿には結構な厳しさがある。24時間以内に1本の記事を書く。さぁ、始めましょう(笑) そう思って書き始めても、誰だって10本も書けばネタは尽きる。

 かれこれ2年ほど、それをやっている僕だって毎日が綱渡りなのだ。これが分かるアナタ、そりゃもうお友達です(笑) 気を抜けば奈落の底に真っ逆さま。だから、口が裂けても「毎日、ブログを書きなさい」なんて、人様には言えやしない。慣れたら書けるものでもないし、書いている僕が変態だ(汗)

───毎日、何かが書いてある。

 ブログにその安定感を持たせたい。ちびまる子ちゃん、サザエさん、ドラえもん……どれもこれもが国民的アニメである。その共通点は継続性。半年も放送が止まれば「あったよねぇ……あのアニメ」になってしまうのは想像に難くない。裏を返せば、継続も突き抜ければ国民的にまで昇華される……はずである(汗)

 その視点で考えれば、時間を費やして数年に1本の名作を書くよりも、不完全であっても毎日欠かさず投稿した方が有利であろう。そのうち何かが生まれるだろう。それよりも何よりも、僕に奇跡の1本が生み出せる保証がまるでない。出さない名作より出す駄作。これくらいで丁度いい。

 SEO(検索エンジン最適化)を酷使して、一見さんでアクセスを稼ぐ時代はとうの昔に過ぎ去った。今、ブロガーが成すべきは「アンタのブログが読みたいよ~」 そう言ってくれる読者の獲得だと僕は思う。「まぁ、書いてあるから読んであげよう」 その立ち位置で読んでもらえればベストだと思う。

 SEO思考を除外すると、ブログアクセスは低下した。全盛期の10分1の落ち込みっぷりに笑いすら込み上げる。けれど、それは一見さんが減っただけと捉えれば、心のダメージもそれほどである。

 僕のアクセスは地に落ちた。
 だから、上るほか道はない。

 そこから這い上がって、アクセスが元に戻れば何が起こる? その答えは簡単である。その何倍ものPV数になるのに決まってる。その例が小説である。

 ページが1回開くとPVが1つカウントされる。検索からのユーザーは、検索に該当する内容だけがタダで欲しい。書き手にまるで興味なし。だから、基本的に1PVで終わってしまう。そして、きっと、2度とこない。

 けれど、小説やブログの読者ならば、1PVは1PVで終わらない。のんちゃんのブログ王の場合、最後まで読んでもらえたら27PVが保証される。2度、3度と読まれる可能性は低いのだけれど、スピンオフからのリンクで思い出してもらえたら、もう1度のチャンスが得られる。だから、ショート・ショートでも、ブログ記事でも、同様の理論に基づいて書いている。

 そして、広告。

 過去記事には広告を貼っているけれど、今は広告無しで投稿している。広告を貼らなくなると、他のサイトの広告が気になり始める。僕が読者目線で読んでいるから、大手でさえもウザく見える。読者ファーストをうたうなら、稼げもしない広告を外したのも正解だった。

 でも、地元スポンサー様はウェルカムでございます(笑)

コメント

ブログサークル