冬のニャンコはひっつき虫

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うちの猫の話
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───しょうがないなぁ。

コタツとミカンと猫。

それは冬の風物詩だけれど、コタツもなければミカンも無い。あるのは、猫とカイロとおニューのモフモフの膝掛け。この冬はコタツ出さずに省エネ頑張る!。この冬用に膝掛けを買い、その日のうちに猫に取られた。

峰不二子が如く美味しいとこだけ持っていく。可愛いから怒れもしない。でもそれは想定の範囲内。まだ行ける、まだ大丈夫、この程度なら気合いで十分。そんな事より時間が無い。二日連続での遅刻では洒落にもならない。デスクのポメラを開いて記事を書く。ストックが切れたものだからキツいのだ。

午後の6時から8時までの間に書き上げる。

───何でなん?。

最近そう、今夜もそう。デスクに向かうと不自然に動き始めるモフモフ膝掛け。動画だけならポルターガイスト現象である。そんなポルターからニョキっと可愛いの暴力が顔を出す。!!!…小さな頭に大きなびっくりマークが3つ並んで見えるのも不思議です。カイロでぬくぬくのモフモフの中からよっこらしょ!。ヘビの脱皮のようにゆっくりと膝掛けから抜け出し大きく欠伸をしながら体を伸ばす。四つ足でゆっくりと近づき椅子の下から僕を睨む。

───お前、貞子か?。

ガリガリと椅子の裾で爪を研ぎ、老猫とは思えぬ身体能力でひょいと僕の膝に乗る。SASUKEも真っ青なジャンプ力にいつも感心させられる。その力、数パーセントで良いから枯れたオイラに分けてくれ。

そう、稀に、偶に、一瞬思う。

そこから先はずっとサヨリのターン。冬のひっつき虫が膝の上から離れない。若武者時代なら即座に膝から降ろす場面である。けれども降ろせないよねぇ…お年寄りは大切にである。昨夜もそうで、膝の上のテロリストはガンとして僕から離れない。猫が膝に乗ると割と邪魔で体勢が不自然になる。つまり入力速度がおぼつかない。ワイルドスピード森川は指で見て、僕は指で文字を紡ぐ。指が止まれば思考も止まる。お陰様で今夜も怪傑ギリジン

可愛いから許すけど(笑)。

コメント

  1. うん、可愛い。昨日も今日も、やっぱり可愛い。。ギリジン‥。ギリを義理に変換したら、義理に人情は付きもの。遅刻が洒落にはならなくても、ほっと笑顔と”お疲れ様”の情にはなりますよ(笑)。余談ですが、今日の夕食は味噌ラーメンでした。うん、蕎麦にしなくて良かった(笑)。

    • ありがとうございます。年々、ひっつき度合いが酷くなっているようです。明日は時間に余裕があるので、緊急時用の記事を書いておこうと思っています。味噌ラーメンいいなぁ〜。サッポロ一番の甘辛が見つからないんですよねー(笑)。

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