畑で育てた小玉スイカ(シャリっ娘)を試食

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自家菜園

 スイカ栽培は難易度が高いと言われている。

 毎年、多くの民がチャレンジする自家栽培の難関である。そして、多くの民が心を折られる。だってそうでしょう? 実かつかないもの、実がついても割れるもの。もうね、去年の小玉はこれでもかっ!つーくらいバンバン割れて、今日もサヨリは元気です(笑) はじめてのスイカは惨敗で、今年はシャリっ娘でリベンジを試みる。ハラハラドキドキしながら育てたスイカ。ようやく試食にありついた。今のところ一個も割れる気配もない。見かけだけは順調そのもの。この春のスイカの味だって僕の舌は覚えてる。

 実は5月に友人から小玉スイカをもらっていたのだ。これが凄くて、連邦のスイカは化け物か? そんな感じ。ハウスの中で給水空調など半オートメーションで作られたスイカである。それが驚くほど甘いのだ。その甘さに一足早い夏を感じて、すぐにショート・ショートの題材にもした。そのうちAIで管理させるつもりなのかも知れないな。てかこれ、普通に売れるよ…お遊びの域を越えていた。だから、スイカを知らない僕の手本となった。

 さて、僕のスイカの出来栄えは?

 大きさこそ友人のスイカと同じだけれど、自前のスイカに包丁を入れる瞬間はいつも怖い。割ってみないと分からないのだ。赤くなければどうしよう、早すぎたらどうしよう、遅すぎてもどうしよう。喰って良いのは喰われる覚悟のあるやつだけだ。でもコレ、本当に喰えるのか? そんなビギナーあるある。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です(笑)

 父ちゃん、やれ!

 愛猫サヨリが見守る中で、僕はスイカに刃を入れた。よーし、いい子だ。スイカの実は赤かった。今のところスイカである。でも、スイカってこんなんだっけ? 水分が多いような気がして軽く不安。食べやすいサイズに切り分けて、兎にも角にも一口パクリ…うん、これはスイカじゃ(笑) シャリっ娘の名のとおり食感はシャリシャリしている。ここまでは予定どおりで問題ない。ポカリとかアクエリとか、そんなスポーツ飲料水を食べているようである。スイカの果汁がそのまま胃袋から吸収される感覚。うん、悪くない。悪くないけど甘くない。

 何でなん?

 友人のスイカは甘かった。5月にこんなの作れるなんて天才じゃんとか思ってた。その甘さには程遠い。僕のスイカはスポーツドリンク。実割れが怖くて水切りしなかったもんな、そりゃそうなる。でも、カタチにはなった。これもひとつの成功体験。キャリア20年の猛者と張り合う方がどうかしている。

 ほら友よ、一口喰うか?(笑)

 そこまでの出来ではなかったけれど報告だけはしておこう。僕と友との関係は、ブログに書くと気持ちが伝わるシステムだから。あのスイカくらい僕に甘い彼女のことだ。スイカのカタチになっただけで、「よかよか、よかよ(笑)」とべた褒めしてくれるに違いない。だがしかし、これで諦める僕じゃない。あくまでも、あくまでもだよ。これはお試しなのである。シャリっ娘はまだ畑に九つくらい転がっていて、畝の条件だって別々だ。一個くらい甘いのだって全然あり得る。大丈夫、大丈夫、まだゲームは終わっちゃいない。僕はあきらめの悪い男なのだ。あきらめるには早すぎる。一個目の評価は65点というところ。つまり、赤点ではないのだよ(笑)

 ちなみにこの子、昨晩、全て僕の胃袋の中。夜中に目覚めて残りを食べたら、そりゃもう、美味い。キンキンに冷えたスイカが乾いた喉にしみ込んだ。うん、うめぇ。枯れた爺には、これはこれで美味であった(笑)

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