───鶴首カボチャが次の記事ネタの筈だった。
鶴首カボチャを放任栽培するとこうなる。
そんなストーリーを描きながら写真の整理を始めると妙な違和感を感じた。料金を支払った食べ物はカメラに収めるが自分ルール。美味しければ記事にして元を取らねば!、不味くても記録すれば未来で使えるかも知れない。何処かの誰かにとって好物の可能せだってある。そんな邪な発想から記録を残すクセが付いた。そんな今年の写真を見返すと、畑で作った野菜以外の食べ物がやたらと少ない。外食やテイクアウトの写真が驚くほど減少している。カップ麺に至っては9月29日の時点でわずか7個。
───ご飯、食べてる?。
そう自分に問いたい程なのに、体重は増加傾向なのも不思議です。
それは僕にとって異常値そのもの。
あり得ない、だってそうでしょう?。カップ麺の知名度は全国区。話題の商品を記事に書けば自ずとアクセスが底上げされる。それは皆さんも容易にご想像出来る事だろう。それを放棄するマインドなど持たぬ僕なのに、無意識であるにせよ食べて無いのだからどうかしている。5月28日の鬼辛焼きそばRED(スーパーカップ)を最後にカップ麺の記録が無い。記事に書いてないのだから…いや、そこは何でも無くてサヨリは今日も元気です。
───カップ麺激減の原因は?。
今年、僕の生活を一変させたのは自家菜園であった。最も古い畑の写真の日付は5月24日であった。まだ、腹を決めかねていた頃である。畑用としてスクーターを購入したのが5月27日であり、実質、マジモードになったのが5月28日。最後にカップ麺を食べた日と一致した。つまり、畑を始めてからカップ麺を食べていのだ。その事実に自分でも驚いたのだけれど、原因の心当たりある。
───知ってる、それ、きゅうりでしょ?。
僕のブログの常連様ならご理解頂けると思うのだけれど、畑を始めた途端に天から食材が降りはじめた。桃とか、トウモロコシとか、ジャガイモとか、桃とか、桃の土砂降りだった。農家から頂く食材の量は家庭用ではない、業務用である。喰っても喰っても追いつかない。知人にお裾分けしても供給は止まらない。そりゃそうである、田舎ですもの。昔から知ってる村の衆の僕がズブの素人状態で畑に立ってたらそうなる。誰しもが気の毒がって、「これ、持って帰れ」と思わせてしまうのだ。その傾向は未だにあって、先日、気がつくと袋一杯のミカンがバイクのシートの上に置かれていた。
───ありがとう!、誰?。
そうこうしていると、きゅうり、ナス、トマト、オクラ、スイカ、トウモロコシ…。自分の畑でも収穫祭が始まる。食べても食べても追いつかない。結構あちこちに幸せをばら撒いたつもりでも畑に行くと何かしら出来てる。現実に追われて外食やカップ麺どころの騒ぎでは無くなっていたのだ。そうこうしている間にカップ麺の存在すら記憶の彼方へ。
───季節を駆け抜けた感ある。
ノストラダムスの大予言を生き延びた、僕のたった4ヶ月間の出来事は野菜以上に新鮮だった。去年の今頃は、ダイエット目的でお芋さんお芋さんと連発し、そうしていたら、芋ぴっぴがTwitter懸賞で当選した。そんな僕が今では芋掘りの準備に入る。来年の今頃は何をやっているのだろうか?。そんな事を思いながら鶴首カボチャの写真整理を終えた。食生活の変化の影響から、痩せたとか、元気になったなどのオチは無い。
何が言いたいのかと言うと、遊びと言えども畑を始めただけで食いっぱぐれる気がしない。良いぞぉ〜、畑は。
コメント
家庭菜園の影響力、恐るべし?‥。野菜の消費と供給のバランス。私は食べきれない分は、乾燥野菜や保存食(酢漬け、漬け物、真空パック詰め)、冷凍野菜等に加工して、端境期の間に食べます。その他に、子供食堂、高齢者や障がい者の小規模なグループホーム等、野菜の無料提供を望んでいらっしゃる方々に、良かったら、どうぞ、と持って行きます。家庭菜園の収穫量ですから、私の場合はこれで消費に追われる事もなく、時々カップ麺も食べながら全部消費できます(笑)。皆で食べ切れて、喜んでもらえて、私も有り難いです。
僕は最初から貰い手を確保していたので、自分の畑は大丈夫だと高を括ってました。まさか、頂き物がこんなにあるなんて計算に入れてませんでした。プロの本気には脱帽です(汗)。