ヒデキ感激！キリンのカレーうどん

室温30度、蒸した空気、それは暑くて重い。悶々とした気分からの仏頂面で画面を睨む。猛暑の予感と酷暑の予感漂うお昼前。冷房ハウスの中では愛猫サヨリの涼しげな寝顔。来月あたりは35度ですかァーーーこの野郎！。夏痩せって何ですか？。夏バテって何ですか？。気温上がれど、湿度上がれど、食欲不信になれない体質に胃袋が悲鳴を上げた。午前11時、鳴り響くストマックサウンド。ポンポンがグーグーだ。

空腹感も食欲も人一倍あるのだけれど、如何せん食べたいモノが浮かなばい。それは昭和のアナタも同じでしょう？。青い春という名のダンスの頃。焼肉、すき焼き、餃子、チャーハン、ナポリタン、ハンバーグ、焼肉、焼肉、焼肉…ヤキニク。頭の中で食べたいメニューが回ってた。イチローのレーザービームの勢いでスシローが回ってた。24時間回ってた。それが無い…今は無い。徳を積んだお坊様のように今は無欲だ。

美少女がお弁当でも作ってきてくれね〜かな〜。サンジが美味いもん作ってくんね〜かなぁ〜。クッキングパパ、海原雄山、ミスター味っ子、ザ・シェフ…。さっぱり何も浮かばない。歳を取るとはそう言う事です。食べたいものが無くて、思いつかなくて、別にいっかなぁー、面倒だし。とか頭で思う反面、下腹はグーグー、グーグー、発情期。別の意味で上半身と下半身との意見が合致していない。庶民と政府と同じで、一向に意見が噛み合わない。

諦めにも似た気分でクリクラのお水をコップに注ぐ。お水を胃袋にオミマイした直後、『ドン！』っと事務局のドアが開いた。あまりの勢いに冷房ハウスの中でガサッと音がした。ごめんよ、サヨリさん。この人、バカなんです。開口一番、意味不明な言葉を発して捲まくし立てられた。声がデカい、そして高い。

いきなり何だよ！、キャンディーズかよ、みごろ!たべごろ!笑いごろ!かよ、ミキちゃんかいスーちゃん…じゃ…ないよな。それは、お昼のうどんのお誘いだった。突然のうどんの誘い。それは、讃岐ではよくある話。安いセルフの店など12時に行くものではない。お昼前に行くものだ。今からだと時間が無いのも理解できる。そこは同意する。並ぶくらいならクリクラのお水で飢えを凌ぐ。その方がマシだ。

時計の針は11時15分。ギリ行けるか…ワンチャンありか…。iPad miniを片手に、取り敢えず僕らは事務局を出た。行き先はセルフうどんキリンなのだとか。間髪抜きでキリンに決まっていた。僕の意向など初めから無かった。キリンだったら善よしや…ドライバーへ口を挟む雰囲気でもなかった。何故だか知らない人もメンバーに混ざってる。我が儘わがままは良くない。今回は黙って猫をかぶろう…。

カレーうどんにコロッケを添えて

キリンですかぁ〜、キリンさんですかぁ〜。

入店前にメニューを決める。それは礼儀であり、嗜たしなみであり、マナーである。多人数なら尚更だ。さっさと注文、とっとと帰れ！。セルフうどんはそれで良い。気温と湿度と気分を踏まえて選んだメニューはカレーうどん。夏はカレー、大人のジャワ。そのマインドはブラウン管を通して西城秀樹から教わった。1987年（昭和62年）頃の出来事で大切な教えでもある。

一瞬、メンバーが固まる。何でや？。それぞれが冷たいうどんを注文していた。

分かってないなぁ〜、分かっちゃいない。夏はカレー、大人のジャワだよ。僕は無言で唐辛子をぶっかけた。キリンの唐辛子は辛い。分量によってはCoCo壱の5辛レベルに匹敵する辛さが得られる。僕の目的はそこだった。汗をかいても大丈夫。昔ながらのお手ふきが使えるうどん屋なんてキリンくらいのものだよ。しっかりと汗をかいて午後に備える作戦だ。うん、今日も辛い。

うどんにコロッケは定番で、さつまいもが大きい時は別問題なのだけれど、特別な事情がなければトッピングにはコロッケを選ぶ。高校時代からずっとそうなので、これからもそうなのだろう。こと、カレーうどんの時はコロッケ以外の選択肢を僕は知らない。

麺にカレーを絡ませてうどんを啜すする。真っ先に唐辛子の辛さが舌を刺激し、喉、食道、胃へと刺すような辛さが広がる。その辛さが大人のジャワで「カレー食ってるなぁ〜。唐辛子味の和風カレーじゃん！」そう実感できる。滴したたる汗の発汗作用によるデトックス効果も見逃せない。そこでおしぼりの出番。サウナ上がりの爽快感。だから夏のキリンへ行くのなら、カレーうどんを僕はオススメするのです！。ヒデキ感激！。こいつを味わいたい方は是非どうぞ。

『キジとら』は昭和感満載の雑記ブログです。ノスタルジックな言い回しが多数出現しますが暖かい目で見守って頂ければ幸いです。無駄に記事数だけは多いので暇つぶしには最適ですよ、たぶん…（笑）