ポメラDM250で範囲指定した文字数を知る方法

小説始めました

 文章を書く。

 昨年、ポメラDM100を購入した。目の不調が原因だった。色は要らない、画像も要らない、文字が見えればそれでいい。少し愛は欲しいかな(笑)。

 そんな単純な理由から、僕のポメラ生活が始まった。ポメラを使い始めると、徐々に目の痛みから解放されて、今日もサヨリは元気です(笑)。目の不調が改善されると、スマホに向かう子どものように、がむしゃらに画面に向かっていられる。何時間でも書き狂えてしまう。僕にとって、ポメラを選んだ最大の恩恵はこれである。漢字変換が些かおバカな事を除けば、DM100は最強のアイテムであった。

 そして、今、僕の愛機はDM250へと移行した。画面が綺麗になり、漢字変換が賢くなった。これは、友人から託されたポメラである。とは言え、こんな高価な機器は受け取れない。だから、友人から受け取るにあたり、僕はひとつの条件を出した。「一緒に小説を書こうよ」と。僕が小説を書くことを最も望んでいたのは、他でも無く友人であった。

 ホントに? 小説、書いてくれるの?

 僕が出した条件を、友人は快諾してくれた。それ以降、このポメラを僕らは「ひまわり」と呼んでいる。敬意と、愛着と、感謝を込めて。そこから僕らのミッションが幕を開けた。僕は、小説の書き方すら知らなかったのだけれど。日本語だって怪しいものだ……。

 小説に必要な文字数は十万文字。ひまわりで使える文字数は二十万文字。小説を書くのに十分である。漠然と最後のシーンを思い浮かべプロットを組み立てる。頭の中で準備を整えたらポメラに向かって物語を描く。僕の場合「書く」よりも「描く」というイメージである。頭の中でシーンを体験し、それをブログの調子で文章にする。この手法は間違いなのだろう。けれど、これっきゃ無いのだから仕方ない。数話描き溜めて指が止まる。

 困ったねぇ、弱ったねぇ。

 ひとつの壁にぶち当たる。文字数である。ひまわりには文字数表示の機能がある。それは、歴代ポメラではじめて搭載された機能であった。打ち込んだ文字数をリアルタイムで確認できる。これが地味に便利なのだ。ブロガーは文字数を意識しながら書くものである。大まかな文字数を決めて書くのが普通である。僕の場合は千文字から二千文字の間を目安としている。

 ところがどっこい、小説になると話が変わる。全体の文字指数が把握できても、一話ごとの文字数が分からない。会話が調子に乗ってしまうと幾らでも文字数が伸びる。僕のキャラはお喋りだから。そんな、処女作はブログで公開するつもり。だから、一話ごとにファイルを分けて書き上げた。輪廻転生をテーマに近未来を描いた『邂逅(かいこう)』という物語である。全十二話(約四万文字)。この方法なら、友人に読ませたい本丸だって描けるだろう。

 同じようにファイルを分割しながら物語を描いてゆく。けれど、四万文字と十万文字とでは勝手が違う。脳の守備範囲が一気に広がる。いちいちファイルを開き直すのも面倒である。開き直しているうちに、きっと大切な何かを忘れるだろう。ひまわりには画面を分割する機能だってある。けれど、それは画面が狭すぎて、僕の目では何だかなぁ~。

 範囲指定で文字数が分からないか?

 これまで幾度も調べたけれど、結論が出なかった問題を再度調べた。旧型に出来て、新型に出来ないなんてどうかしている。そんなの出来るに決まってる。その気持ちが強かった。今回は本気で答えを探し求めた。

 あるじゃん(笑)。

 範囲指定をして「menu」ボタンを押す。「ファイル」の「プロパティ」を開くと文字数が確認できた。せっかく分割して描いた物語だけれど、ひとつのファイルに集約させて、その続きを描こうと思う。だってそうでしょう?、頭の切り替えをしなくて済むもの。ぼかぁ~ねぇ、リズムが途切れると、何をやっていたのか分からなくなるのだ。ジジイの頭脳なんてこんなもの。シングルコアは、勢いを止めちゃダメなのよ。仮覚えの容量がファミコンカセット以下なのだから。昔はねぇ、こんな事なんて無かったのに……。歳は取りたくないものである。何はともあれ問題解決。

 速攻で、F1キーにプロパディを割り当てたのは言うまでも無い(笑)。

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