今年のクリスマスは貸切り銭湯にちゅーるを添えて

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雑記・覚書き

───今夜は地球規模でクリスマスイブである。

デート、パーティー、プロポーズ。それぞれの想いを胸に数々のドラマが交差する聖夜である。誰もが思い描くクリスマスをよそ目に、僕は全く違うストーリーを考えていた。クリスマス、それは奇跡が起きる日、何でもありです。だから大門未知子の憩いの場、銭湯へ行こう!。イブの夜に湯船に浸かってるなんてどうかしている。だが、それが良い。これこそジジイの特権なのだ。

仕事終わりの帰り道。

───つむじ風追い越して銭湯へ向かう。

ビンゴだった。だってそうでしょう?、イブの夜だもの、ケーキ入刀タイムだもの、貸切り状態に決まってる。真っ先に目に止まるのは少年だった。大浴場をクロールで泳ぐ瀬戸の飛び魚。荒削りだけれど光るものが見えた。あなた、お強くなりますよ。そんな気分にもなる。

バシャバシャと跳ねる湯滴の隣側。電気風呂に腰を沈める。染みるねぇ〜、極楽、極楽。5分ほど腰に電気を浴びた後、バシャバシャが止まらぬ少年を横目にサウナへ向かう。こちらは割と人がいた。少年の父親もこの中にいるのだろうな。大型テレビに映るのは警官と揉める酔っぱらいだった。クリスマスの夜に列島警察捜査網 THE追跡のチョイスにセンスを感じる。

───マスター、グッジョブ!。

今夜のサウナはいつもと違った。誰も口を開かないのだ。黙浴のお手本がそこにはあった。警官と酔っぱらいとの口論に重なる視線だけがそこにはあった。日常とはまた別の、異世界にでも紛れ込んだような静寂の中。少年が泳ぐ波音と隣の浴槽からの甲高い声だけがこだまする。

───女は強いな。

誰かが呟き空気が緩む。銭湯ブームなのか知らないけれど、こんなに静かな銭湯は何年ぶりだろう。全身を温め、全身を伸ばし、命の洗濯を満喫出来た。それは大人へのサンタからのプレゼント。イブの銭湯、言いたきゃ無いけどオススメです。だってそうでしょう?、クリスマスは明日やれば良いのだから。てか、明日だから。

心も体もあっためて、愛猫サヨリの元へ向かう。大きなちゅーるの詰め合わせを持って。いつもは1本だけれど、今日は特別に2本あげよう。ご飯の後にタラバガニと贅沢サーモンを頬張って、今夜もサヨリは元気です。

みなさんも良き夜を、メリークリスマス!。

※ 冒頭のアイキャッチ画像は、キジとら初めてのクリスマスシーズンにこさえた画像を再利用しました。

コメント

  1. サヨリさん、素敵!。本当に、このままポスターになりますね。モデルもいいけど、カメラマンの腕もいいから‥かな。クリスマスに銭湯、良いですねえ。ゆったり、まったり、いい気分♪な感じで。私は、黙々とプラモ製作中です。因みに今取りかかっているのは紫電改。背後から母の「いくつになっても変わらないにも、限度ってものがあるでしょ。あんた、今月、誕生日がきていくつになったと思ってるの?いい人とかいないの?」という冷や水的な小言を浴びながらの作業。あぁ、あったか~い、お湯を浴びたい、つかりたい‥心底そう思いました。

    • ゆったり命の洗濯して来ました。ところでガンキャノン パイロットの名前の元になったと言われる紫電改とはマニアックです(笑)。腰を据えてプラモも手掛けてみたいなー。サヨリゴジラに壊されるのでしょうけれど(汗)。

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