ポメラだけで小説は書けるのか?

にゃんにゃんホイホイとポメラ
小説始めました

 毎日、ポメラでブログを書いてる僕だけれど小説となると次元が変わる。問題は文字数である。どれだけ長文でもブログでは二千文字までが自分ルールである。ダラダラと長すぎる記事はよろしくない。それならポメラで十分である。しかし、小説には十万文字ほど必要となる。それは僕の頭のキャパを遙かに越えた文字数であった。

 これまで3作ほどプロットを書いて相棒に原稿を送った。一作目は五千文字程度で三作目になると一万文字ほどのボリュームに膨らんだ。第一案からはじまり第四案で、小説全体の方向が決まる。ひろみくらいゴーである。これからが本番なのだけれど、書き始めると腰が引けた。

――完成品はこの十倍、たぶんそれ以上。

 仮に小説がカタチになったとて避けては通れない道がある。読み返しを繰り返し、加筆修正作業である。エピソードが追加されたり、ごっそりと削ったりもあるだろう。僕にとって、千文字、二千文字でも割と時間を喰う作業なのに、これをポメラでやれるのだろうか?。効率化を考えればパソコンで書くのがセオリーである。実際、短期決戦ならばワードに軍配が上がる。圧勝である。視点を変えれば、手持ちのiPadという選択肢もある。

 けれど、僕の目はそのどちらの画面にも耐えられない。長時間、画面と格闘するだけの目の体力がまるで無い。目の霞みと目の痛みが足を引っ張る。老化である。一度、症状が悪化すれば数日間。長引けば数週間もの目の休養が必要となるのは経験済み。その間、ブログすら書けなくなるだろう。それだけは避けたい。せめてポメラの画面サイズがiPad程度あればとも思う。

――いずれにしても、僕の事情はポメラ以外の選択肢しか許さない。

 だってそうでしょう?、ポメラだったら何時間でも書いていられる。目の疲労度がまるで違うのだ。ブログだろうが、小説だろうか、このガジェット以外の選択肢が僕には無い。だったらポメラをフルに使おう。なんならポメラで一冊本が書けるほどに。

――処女作は僕と一緒にポメラで書こう。

 果たしたくても果たせなかった、遠く離れた友人との約束もある。文字数に圧倒されて弱気にもなったのだけれど、悩んでいるだけ時間の無駄である。僕は解決作を模索した。ついでに原稿用紙の書き方も調べ始めて、今日もサヨリは元気です。

――我思う、自由だな。

 我流でブログを書き殴り、ポメラに移行してからは原稿用紙モードで書いている。兎に角、文字が見やすいからだ。勿論、原稿用紙の書き方などまるで知らない素人である。あらためて原稿用紙のルールを調べてみると、まぁ、自由気ままに書いていたものだ。小学、中学、高校と万年国語の通信簿「2」の実力は伊達じゃない。

――すばらしく身勝手の極みであった。

 それでもブログを書き続けたしつこさだけは、我ながらあっぱれだとも思う。それが僕の武器なのかも知れない。そう言う人がいるかも知れない。けれど、原稿用紙のルールを覚えるのは、嫌でも小説には必要になるだろう。だからこの記事からは、その部分は意識して書こうと思う。意識しながら書いている間に、嫌でも少しくらいはマシになるだろう。

 ブログを書き始めてから何年も経つのだけれど、三千文字以上書いた経験など皆無であった。一度もである。その僕が短期間のうちに一万文字近く書けたのは奇跡に近い経験であった。誤字脱字など一切無視して四時間で書き上げた。勢いというものは恐ろしいものである。

 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。何一つ文句も言わずに、僕の原稿を受け取ってくれた相棒には迷惑を掛けたと思う。もの凄く読み辛かったであろう。次からは、ゆっくり煮詰めてから送ります(汗)。

 その経験から得たものは、ブログ程度の文字数の作文が非常に楽になった事だ。実際、最近の執筆時間は一時間以内で収まっている。それは僕には画期的な体験だった。そう思えば、十万文字だってイケるような気がしてきた。

――そこで思いつく。

 ポメラのスクロールの遅さは致命的である。目的地に到着するまでのタイムラグが続けば続くほど心が折れる。確実にヤル気を無くす未来が見える。それを回避する方法として「検索機能」を使ってみた。文中のワードを打ち込んで、付箋代わりにジャンプする。僕の書いた中で、最も長文であるプロトタイプ四号で試してみる。使い勝手は悪く無い。何かのルールを決めさえすれば、更なる快適さも獲得可能だ。少し光が見えた気がした。

――ポメラが許容する文字数は二十万文字である。

 準備も出来た、腹も括った、じっくりと腰を据えて小説一本、全てポメラで仕上げてみせる。小説に限って、そんなぶらり散歩気分は封印だ。過去記事にも書いたのだけれど、五月からの公開が目標であった。けれど、友人の誕生日が十二月だと知った。その日を特別な日にしていると言う話も知った。だったらサプライズは十二月に決まってる。そもそもが、友人だけの為に相棒と共に始めたミッションなのだから。

 小説が出来上がるまで、相棒には苦労を掛けるのだけれど、それだけの価値は十分にある。何が言いたいのかと言うと、処女作公開の日程を、予定の五月から十二月へ繰り下げます(汗)。

コメント

  1. 12月かぁ~
    春、夏、秋、冬
    全部通るじゃん~(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)
    いろんな風景見て、
    いろんな感情になって
    月日がくるくると流れるのに
    ポメラがよく似合う。
    んなもんは、 
    iPadなんて気取った
    近代的なのは合わないよのぅ。

    • ココさん、こんばんは。
      その節は色々とお世話になりました。小説の始まりから終わりまでは大筋で決まっているので後は書くのみ。文字数が増えるに連れて、何処で区切るかポメラでイケるか、そもそも自分は何処にいるのか?。今はやってみないと分かりません(汗)。とは言え、友人の魂がこもったポメラですから存分に活躍してもらいます(笑)。

  2. ポメラ、実は僕も前の仕事では使っていました。小説家さんや著名人には愛用している事を公言している方々がいて、憧れて使うようになりました。でも、転職してからは全く使う機会がないけれど…。。小説の公開は先送りになっても、記念すべき雉虎さんの処女作です。時間に余裕が出来た事で更により良い作品になるでしょう。ほら、なにしろ初めてだから。焦らず慌てず優しくは基本だから。長い間、惰性の日々を過ごしがちでしたが、そんな僕に楽しみが出来ました。雉虎さんの小説をワクワクしながら待っています(笑)。

    • マコトさん、こんばんは。
      小説を書きましょうと決めてから、あとは書くのみとなりました。右往左往しましたが、ようやく固定概念から抜け出してそれなりのカタチが出来たと思います。僕のポメラは唯一無二の特別な相方ですから他のガジェットに横恋慕したらバチが当たりますよね(汗)。しっかりと執筆作業のお手伝いをしてもらいます。そして、小説の完成を楽しみにしているマコトさんをガッカリさせないようにしないとデス(笑)。

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